くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

川上弘美 『古道具 中野商店』

2008年08月08日 00時27分04秒 | 本を読んだり。

アンティークではなく古道具を扱う「中野商店」でバイトするヒトミさん。
いい年して愛人騒動を起こしたりする店主の中野さん。
芸術家気質で恋人もいる中野さんの姉・マサヨさん。
中野商店のバイト仲間で恋人なんだかよく分からないタケオ。
ちょっとおかしな常連さん。中野さんの愛人。などなど・・・。

愛人とか出てくるんですけど、しっとりとかドロドロとかしていないせいでしょうか。
恋愛小説というか、恋愛のある風景を描いているというカンジがします。
それでもちゃんと、ヒトミさんの気持ちに共感してしまうのです。不思議。

恋愛小説、得意じゃないんですけどオススメです。

古道具中野商店 (新潮文庫 か 35-7)
川上 弘美
新潮社

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このあと読んだ同じ川上弘美さんの『センセイの鞄』も素敵でした。
それについては、またいつか。


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コメント
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