くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

雫井脩介 『犯人に告ぐ』

2007年11月21日 23時26分13秒 | 本を読んだり。

ちょっと前に文庫化された、上・下巻に渡る長篇ミステリー小説。
作者の雫井脩介さんは、うちのお店ではそれなりに売れる作家さんでしたが、これまで読んだことはありませんでした。
今回は、映画化に伴うトヨエツの写真付き帯とポスターにやられて購入。(ちなみに、同じ理由で奥田英朗の『サウスバウンド』も購入。笑)
ポスター、使い終わったらもらいたい・・・。
ちなみに、今回のこの本はめちゃめちゃ売れてます。

犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)
雫井 脩介
双葉社

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とにかく、面白い!!
続きが気になって気になって・・・早く先を読みたいって焦ってしまうぐらいでした。

主人公は、幼児誘拐事件でポカをやらかした過去を持つ刑事・巻島。
連続幼児殺害事件の特別捜査官として現場に復帰した巻島は、テレビ局と組んで「劇場型犯罪」ならぬ「劇場型捜査」に挑む。
捜査協力を願う呼び掛けのみに留まらず、見えない犯人との緊迫したやりとりが始まる。
テレビ局による熾烈な視聴率争い、警察内部の様々な思惑、そして他ならぬ巻島の過去も絡み、飽きさせません。

秋の夜長に、うってつけの1冊、如何でしょうか。

余談ですが、トヨエツは巻島にイメージぴったりですた。
映画は未見ですが・・・(^_^)


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コメント (2)
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