ちょっと前に文庫化された、上・下巻に渡る長篇ミステリー小説。
作者の雫井脩介さんは、うちのお店ではそれなりに売れる作家さんでしたが、これまで読んだことはありませんでした。
今回は、映画化に伴うトヨエツの写真付き帯とポスターにやられて購入。(ちなみに、同じ理由で奥田英朗の『サウスバウンド』も購入。笑)
ポスター、使い終わったらもらいたい・・・。
ちなみに、今回のこの本はめちゃめちゃ売れてます。
犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)雫井 脩介双葉社このアイテムの詳細を見る |
とにかく、面白い!!
続きが気になって気になって・・・早く先を読みたいって焦ってしまうぐらいでした。
主人公は、幼児誘拐事件でポカをやらかした過去を持つ刑事・巻島。
連続幼児殺害事件の特別捜査官として現場に復帰した巻島は、テレビ局と組んで「劇場型犯罪」ならぬ「劇場型捜査」に挑む。
捜査協力を願う呼び掛けのみに留まらず、見えない犯人との緊迫したやりとりが始まる。
テレビ局による熾烈な視聴率争い、警察内部の様々な思惑、そして他ならぬ巻島の過去も絡み、飽きさせません。
秋の夜長に、うってつけの1冊、如何でしょうか。
余談ですが、トヨエツは巻島にイメージぴったりですた。
映画は未見ですが・・・(^_^)