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やがて魔剱のアリスベル4巻の感想レビュー(ライトノベル)

2014年05月12日 17時54分49秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『やがて魔剱のアリスベルIV 緋色の挑戦者(チャレンジャー・スカーレット)』(赤松中学先生原作、閏月戈先生イラスト)が発売中です。

表紙は、メインヒロインのアリスベル。
いつもと違う制服姿が新鮮で可愛らしいですのう(*´∀`*)ポワワ

お話的には、過去からなんとか現代へ戻ろうとしていた矢先に“緋色の挑戦者”神崎・H・アリアから急襲を受けた静刃達の前に、思わぬ組織から救いの手が差し伸べられることになって…という緊迫展開です。

なんらかの理由でキンジとのコンビが組めていないアリアですが、おそらくはレキだと思われる凄腕スナイパーのサポートを受けながら単身で静刃、アリスベル、獏の3人を圧倒してしまう超無双ぶりを発揮!
味方にすると頼もしいですが、敵にすると本気で容赦無いアリアさん、マジ最強すぎる((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
アリアシリーズ本編で意味深な伏線を匂わせていた不知火の正体が描かれたりと、複雑に時間軸が絡み合う中、仲間達の待つ元の時代に帰るため新たな戦いへと巻き込まれていく静刃達の焦りや緊張感がヒシヒシと伝わってきて手に汗握りました。

国や大人の事情に流されざるを得ない静刃でしたが、共闘相手として指名された相手が自分と同じ妖刀使いで、しかも美少女だと知った時には流石に驚いたご様子。
プライドの高い“白い妖刀”刹那との邂逅は、始めこそお互いに反発しあっていたものの、共同生活を続ける内にお互いを認め合っていくことに…という流れは王道でしたが、ふたりが急接近していくのを横で見る形になったアリスベルにしてみれば、気が気でないところでしょうね。
当分はライバルのヒロインたちとも離れ離れでラブラブルート一直線かも?と思っていたのですが、そんな甘くはなかったぜ(´・ω・`)

恋愛感情ではなく、友情を食べられてしまう刹那の生き様は不器用で孤独なものでしたが、ほんの少し年上で同年代の異性である静刃と語らう内に歳相応の少女らしさを取り戻して行く様子が瑞々しく描かれ、思春期や初恋といったキーワードが好きな方には堪らない展開だと思います。
代々続く家を継ぎ、国のために命を捧げる覚悟の刹那と、自分達の身を守りぬくことで精一杯の静刃では立ち位置や考えかたに大きな差異があるわけですが、だからこそ互いの無い部分に惹かれ合うことが出来たんでしょうね。
しかも、刹那のほうは完全にオトコに免疫が無いわけですから、意識しだすと止まらなくなるのもしかたないw
静刃のほうも、元々美少女な上に少しずつ態度が柔らかくなった刹那に対して異性を感じることが増えていって…と、なかなかのお似合いっぷりで(・∀・)ニヤニヤ
ただし、アリスベルとの恋愛感情を獏に吸われて宙ぶらりん状態の静刃には、色々な意味で恋心が理解できなくなっている罠。
そんな静刃を見て、刹那やアリスベルがどう想いを募らせていくのかが、今巻の最大の見所だと思います。

多分切ないことになるだろうなぁと思いながら読んでいたのですが、想像以上に窮地&予想外のラストという感じで読後のショックが大きかったですね。
アリスベルシリーズでアリア&キンジがが出て来たように、アリアシリーズでもアリスベル&静刃が出て来ているわけですが、時間跳躍したことで色々と歴史が変わっている部分もありましたし、今まで描かれたのが何周回めの出来事なのか?といった部分も気になってきたり。
ましてや、ビビ達によって静刃達の救出作戦が展開中ということで、色々な意味でタイミングが重要になって来そうですね。
上手く味方陣営に有利な状況をセッティングした上で現代に帰って来てくれるのが理想ですが、むしろ黒星多めですし、アリア達に借りも返して…となると、やるべきことは山積み。
ぶっちゃけ、今巻では色々過去の伏線立て&フラグ回収をしながらラストで帰還(∩´∀`)∩ワーイみたいになるかと思っていただけに、苛酷さが際立ったというか。
公安0課とパンスペルミアの砦が今後の鍵を握ってきそうですが、2シリーズに渡る伏線が多いので色々と複雑に感じられるのが難しい部分かも。
個人的には、傭兵になった静刃視点での対キンジ戦なんかを描きつつ、綺麗に伏線回収&最終的な勝利条件を明確にした上で現代に帰ってきて欲しいですね。


気になった方は是非チェックなさってみて下さいませ。


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