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新約とある魔術の禁書目録5巻の感想レビュー(ライトノベル)

2012年10月11日 16時46分31秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『新約 とある魔術の禁書目録(5)』(鎌池和馬先生原作、はいむらきよたか先生イラスト)が発売中です。
最近は他の新シリーズもバンバン出しまくりな鎌池先生ですが、やはり本命の禁書シリーズが出ると否が応にもテンション上がりますねw
表紙は上条さんと新キャラのトール。
ああ、今回は金髪碧眼の女性がゲストヒロインなのか…と思ったら男性だった罠w
実は女性でした!みたいなオチが後に来たりすると熱いな~とも思うのですが、流石に今のところは深読みしすぎかしら。

お話的には、学園都市総出の物凄い文化祭である『一端覧祭』を舞台に、グレムリンとオッレルスを中心とした陣営がある女性を巡って暗躍し始めて…!?という波乱の展開です。

相変わらず大きな揉め事の渦中へと巻き込まれてしまう上条さんですが、彼自身が誰を信じ、何の為に戦うのかを自分へと問いかけるという掘り下げがメインになっているのが特徴と言えるかと。
そのきっかけを作ったのがグレムリンの一員である表紙の雷神トールだったわけですが、最後には裏切るであろう彼をどこまで信じて良いのか、なかなか一筋縄では行きそうにありませんね。
意外と体育会系で上条さんとも良いコンビな彼ですが、その真意がどこにあるのかはまだ分かりませんし、油断がならない感じかと。

というか、一端覧祭本編ではなく、あくまでその準備期間の出来事なので、まだまだ前哨戦、メインバトルは次巻へ続く!な形です。
『幻想殺し』とは一体何なのか?という物語の核心部分にも大きなメスが入り、結論とまではいわずともかなり信憑性の高そうな推論が語られるのでファンの方は必見かと。
ここまで長い期間引っ張ってきた割には、結構あっさり語られた気もしますが、今までの魔術等の異能を打ち消す便利な力が発動してきた事に対する理由付けがされたのは物語的に大きいですね。
それを明かした上で、グレムリンの“魔神”オティヌスの行動方針や、それを追う“魔神になるはずだった魔術師”オッレルスとの複雑な力関係を、今回のストーリーのメインに絡めてくる辺りが心憎いというかw
レイヴィニアの策に上手くハマッてしまった上条さんとしては、改めて自分自身と、自分が今後歩いて行くべき道について考えるべきところなわけですが…。 

全体的には、接点の無さそうだったキャラ同士が意気投合したり、かつて登場したビッグネームに新たな動きが気配があったり、もう出番ないと思ってたのにマジですか!?という感じのキャラがいたりと、意外な要素が多かった印象ですね。
割と真面目に考えるパートが多い分、キャッキャウフフ成分については少なめな印象でしたが、まさか上条さんが美琴にあんな事を…(・∀・)ニヤニヤというシーンが見られたので満足。
ある意味、美琴は胸を張って良いというか、張った割には色々気付かれてなくて可哀想というかw
でも、出番やイラスト的な意味ではインなんとかさんより優遇されてるので良し♪

嵐の前の静けさというか、どんなに抑えこんでも何かが起こってしまうこと自体は避け得ない上条さん周辺のきな臭さと、そんな事とは露知らず一端覧祭前でやたらと活気付いている学生達の姿が対称的で皮肉ですが、ホームである学園都市の被害を最小限に留めつつ、目的を果たして一皮むける事が出来るのか、次巻が上条さんの正念場となりそうで楽しみです。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。


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