富士見ファンタジア文庫のラノベ、『生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録８』（葵せきな先生原作、狗神煌先生イラスト）が発売中です。
「生徒会の一存」本編シリーズも今巻で８巻目。
アニメ化もされましたし、ご存じの方も多いと思います。
表紙は見返りスタイルの深夏。
あの深夏が横チチを惜しげも無く晒している…だと…！？か、体が勝手に///
というか、表紙だけでなく、本編でもオイシイところをガッツリ持っていった感があるので、彼女のファンの方には文字通り目が離せない１冊となりそうですね。
お話的には、卒業式編にまさかの枯野登場！という波乱含みの冒頭とは対称的に、初期の生徒会シリーズを彷彿とさせる伏字入り実名ネタ多めの日常編が描かれる展開です。
鍵くん、深夏、知弦さん達の胸中にスポットが当たるエピソードをはじめ、生徒会で過ごした日々を通じての彼らの成長や変化、想いの深まりについて描かれる様子が甘酸っぱい青春っぽさを感じさせてくれます。
中でも、セリフと一緒にキャラの内心が書き込まれてしまうことに…というエピソードでは、普段の会話ネタと並行して、実際の場面と噛み合っているようで意外に噛みあっていない内心でのやりとりネタが繰り広げられるという２段重ねの構造が面白く、そのキャラらしさが感じられる部分があったり、予想と全く違う脳内会話が繰り広げられていたりという演出が面白かったです。
というか、知弦さんの本音ダダ漏れが可愛らしすぎて、生きるのが辛いｗ
そこでまず読者をニヤニヤさせたあと、終盤のエピソードで違うアプローチからイラスト付きでわかりやすく重ねて来るのが絶妙でした。
普段のクールなキャラも魅力的な彼女ですが、心の中でどんだけ鍵くんLOVE！！なのかがにじみ出ていてテラカワユスｗ
また、深夏メインのド直球ラブコメ展開が繰り広げられるエピソードでは、鍵くんと深夏それぞれの視点からお互いを見て一喜一憂する様子が描かれ、自分以外の異性と仲良くしている相手に思わず嫉妬してしまうふたりの姿が微笑ましくも切なかったです。
普段から相手をわかったつもりでいたのに、まだまだ自分の知らない側面があることに気付いて戸惑うふたりが、付き合い始めの恋人同士のように多感で初々しく、必見です。
元々、深夏のことを好きだと公言してはばからない鍵くんとは違い、深夏だけが新たに再確認したとある想いと、そこから取った行動とは？オビに○○陥落！！と書かれているのは、やっぱりここの事なのではないかとｗ
卒業式編の鍵くんサイドでは、彼自身がある問いかけに対する答えを得られるかどうか？が大きな見所でした。
個人的には、どちらかと言えば日常編の中のシリアスなエピソードで、コレ系の問いや解答がなされるかと思っていたので意外でしたが、今まで明言していた言葉に、更なる決意的な重みが加わり、いよいよクライマックスが近付いて来たな～と、感慨もひとしおでした。
実際問題としては、仮にヒロインズが鍵くんと同じように自分を中心としたハーレムを作る事を考えた場合、かなり事情が変わってくると思うので、あくまで鍵くん＝ハーレム全員が好き、ヒロインズ＝鍵くんのみが好きじゃないと不都合な点も多いような気がしますが、そこはあえてツッコむのも野暮というものでしょうｗ
なんだか最終巻みたいなコメントになってしまいますが、鍵くんにはヒロインズを幸せにするため、これからも努力を重ねて行って欲しいなと思います。
全体的な感想としては、ラブ要素大盛り＆枯野超良い人ｗな展開で、ほっこりさせて頂きました。
「初期の生徒会シリーズを彷彿とさせる」と、はじめのほうで書きましたが、昔と全く同じではなく、シリーズで積み重ねた諸々がプラスされ、キャラ＆雰囲気の味わいやネタの完成度＆安定感が増していてパワーアップしているのが好印象でした。
気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。
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「生徒会の一存」本編シリーズも今巻で８巻目。
アニメ化もされましたし、ご存じの方も多いと思います。
表紙は見返りスタイルの深夏。
あの深夏が横チチを惜しげも無く晒している…だと…！？か、体が勝手に///
というか、表紙だけでなく、本編でもオイシイところをガッツリ持っていった感があるので、彼女のファンの方には文字通り目が離せない１冊となりそうですね。
お話的には、卒業式編にまさかの枯野登場！という波乱含みの冒頭とは対称的に、初期の生徒会シリーズを彷彿とさせる伏字入り実名ネタ多めの日常編が描かれる展開です。
鍵くん、深夏、知弦さん達の胸中にスポットが当たるエピソードをはじめ、生徒会で過ごした日々を通じての彼らの成長や変化、想いの深まりについて描かれる様子が甘酸っぱい青春っぽさを感じさせてくれます。
中でも、セリフと一緒にキャラの内心が書き込まれてしまうことに…というエピソードでは、普段の会話ネタと並行して、実際の場面と噛み合っているようで意外に噛みあっていない内心でのやりとりネタが繰り広げられるという２段重ねの構造が面白く、そのキャラらしさが感じられる部分があったり、予想と全く違う脳内会話が繰り広げられていたりという演出が面白かったです。
というか、知弦さんの本音ダダ漏れが可愛らしすぎて、生きるのが辛いｗ
そこでまず読者をニヤニヤさせたあと、終盤のエピソードで違うアプローチからイラスト付きでわかりやすく重ねて来るのが絶妙でした。
普段のクールなキャラも魅力的な彼女ですが、心の中でどんだけ鍵くんLOVE！！なのかがにじみ出ていてテラカワユスｗ
また、深夏メインのド直球ラブコメ展開が繰り広げられるエピソードでは、鍵くんと深夏それぞれの視点からお互いを見て一喜一憂する様子が描かれ、自分以外の異性と仲良くしている相手に思わず嫉妬してしまうふたりの姿が微笑ましくも切なかったです。
普段から相手をわかったつもりでいたのに、まだまだ自分の知らない側面があることに気付いて戸惑うふたりが、付き合い始めの恋人同士のように多感で初々しく、必見です。
元々、深夏のことを好きだと公言してはばからない鍵くんとは違い、深夏だけが新たに再確認したとある想いと、そこから取った行動とは？オビに○○陥落！！と書かれているのは、やっぱりここの事なのではないかとｗ
卒業式編の鍵くんサイドでは、彼自身がある問いかけに対する答えを得られるかどうか？が大きな見所でした。
個人的には、どちらかと言えば日常編の中のシリアスなエピソードで、コレ系の問いや解答がなされるかと思っていたので意外でしたが、今まで明言していた言葉に、更なる決意的な重みが加わり、いよいよクライマックスが近付いて来たな～と、感慨もひとしおでした。
実際問題としては、仮にヒロインズが鍵くんと同じように自分を中心としたハーレムを作る事を考えた場合、かなり事情が変わってくると思うので、あくまで鍵くん＝ハーレム全員が好き、ヒロインズ＝鍵くんのみが好きじゃないと不都合な点も多いような気がしますが、そこはあえてツッコむのも野暮というものでしょうｗ
なんだか最終巻みたいなコメントになってしまいますが、鍵くんにはヒロインズを幸せにするため、これからも努力を重ねて行って欲しいなと思います。
全体的な感想としては、ラブ要素大盛り＆枯野超良い人ｗな展開で、ほっこりさせて頂きました。
「初期の生徒会シリーズを彷彿とさせる」と、はじめのほうで書きましたが、昔と全く同じではなく、シリーズで積み重ねた諸々がプラスされ、キャラ＆雰囲気の味わいやネタの完成度＆安定感が増していてパワーアップしているのが好印象でした。
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