gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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CANAAN第9話『過去花』の感想レビュー

2009年08月30日 20時06分51秒 | 今まで見てきたアニメ
実験の行われた村で、今まで断片的に語られてきたウーア・ウイルスと被験者達についての情報が統合され、クライマックスに向けた整理が行われるお話でした。

結構頭の中でごっちゃになっていた設定も多かったので、その意味では助かった気がします。
ウーア・ウイルスの真実を求めるミノさんにとっては特に価値のある回だったかと。

サンタナが元CIA職員だったのには驚かされましたが、そんな経歴があれば、今までの知識や行動があったことにも説明がつきますし、アメリカの存在が大きめに描かれてきた事にもある種の関連性が感じられるかなという気がしました。
現場に出る人員が上層部の真の意向を知らされず、取り返しのつかない事をしてしまって生き方にも影響が…というのは典型的なヒーロー像を感じさせますし、意外に美味しい役所だなぁと思いましたが、彼の後悔は深く、ハッコーからも許されてはいないというセリフには苦悩がありありと刻まれていた気がします。
今までハッコーがサンタナと共に行動してきた事を考えれば、多少傷の舐め合いとなる部分もあったでしょうが、そこまで恨みに思う気持ちでいっぱいという感覚ではない様に見えますが、彼自身が納得できるような答えを見つけないと意味がないのかもしれませんね。

村自体は既に廃墟と化しており、研究施設的なものは次の移動場所ではじめて出て来るような感じでしたね。
ハッコーやユンユンにとっては当然忘れられない地だと思いますが、とりわけユンユンは薬が無くなることで確実に死に近付いている状況の中、あえて村を訪れる事を決意した訳ですから、かなり覚悟を決めている部分もありそうで切なかったです。
そう頭では理解しつつも、本当は死にたくないと心情を吐露する姿が真に迫っていてグッと来てしまいました。
(T_T)
出来ることなら、何らかの救済手段が見つかって欲しいところですが…。

救済といえば、カミングズの決死の行動でリャンの命が救われたのも良かったですね。
モデルガンの弾ネタは洒落が利き過ぎな気もしましたが、これは良い忠犬ぶり!と、ニヤニヤしてしまいました。
本音を言えば、リャンはもっとバリバリの武闘派なところを見せてくれさえすれば、生死に関わらず場が盛り上がったかな~と思うのですが、それは今後に期待という所ですね。
ぶっちゃけ、共感覚が普段通りなら、ヘリごと撃たれてハイ消えた~┐(´ー`)┌という展開もあったかも知れませんし、もっと華々しいシチュエーションでの活躍に期待したいところかと。

共感覚といえば、薄れゆく意識の中でカナンがアルファルドの色を薄い茶色だと呟くシーンがありましたが、力は戻りつつあるのでしょうか?
シャムと同じ色ということは、単純に命を奪いたいとか殺しあいが望みという考えでは無い気がしますが、ここまで来てもその全容が明らかにならないアルファルドの思惑は気掛かりですね。

次回、第10話、『想執』

どう見ても波瀾万丈っぽい予告がドキドキですね。
そろそろメンバーの誰かが犠牲になってしまいそうな予感もありそうで気になります。



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