gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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ソードアート・オンライン8巻の感想レビュー(ライトノベル)

2011年08月11日 20時25分24秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『ソードアート・オンライン8 アーリー・アンド・レイト』(川原礫先生原作、abec先生イラスト)が発売中です。
表紙はキリトさんとまさかのヒースクリフ団長。
最強のユニークスキル保持者ふたりが並び立つシチュエーションは、本編ではもう見ることが出来ない分、レア度高くてテンション上がりますね!
あと、表紙をめくったところのALOキャラ揃い踏みなカラー扉絵が最高に格好良い件。
ゲームのパッケージライクな豪華さが(・∀・)ニヤニヤですね。
MMORPG…はさすがに大変だと思うので、どなたか格ゲー仕様で同人ゲームとか作ってくれないかしらw

お話的には、アーリー・アンド・レイトというサブタイトル通り、SAO世界での過去のエピソード2編と、ALO世界での最近のエピソード1編をまとめた短篇集構成です。
短篇集といっても、描きおろしの1編以外はボリュームが多めなので、むしろ中編集といった感じかと。

SAOがデスゲームと化した直後、β版経験者としてソロプレイの道を歩みだしたキリトの冒険を描く『はじまりの日』、まだそれほど仲良くなっていなかった時期にアスナと謎の殺人事件解決に挑む『圏外事件』、ALO世界に於ける伝説の聖剣「エクスキャリバー」を求めて、SAO&ALO&GGOで知り合った仲間達と団結してクエストに挑む『キャリバー』と、それぞれ違う切り口のエピソードになっているので、最後まで興味深く読むことが出来るのが好印象でした。

自分は『キャリバー』については既にWeb上で読ませて頂いていましたが、やはりabec先生のイラストが付いたことでヒロインズの華やかさ&キリト(及びクラインw)のかっこ良さが上乗せされていたのが嬉しかったですね。
というか、ますます「シノンさん、まじかっけぇーー!&かわえぇーーー!!」でしたw
本妻がアスナという事は明らかですし、他のヒロインズも一歩引いたところから見守りつつ…という形を取りつつもラブラブなところがテラウラヤマシス。
ゲームの中でもハーレムパーティでリア充になれるキリトさん、マジパネェっす&勝ち組w

ハードな展開が続きがちな本シリーズですが、これぞオンラインRPGの醍醐味!!的な気心の知れた仲間達との連携プレイが描かれる展開に、とてもワクワクさせられました。
高めの目標を掲げつつも、効率や作業を優先せずに、冒険そのものを楽しみながらプレイするスタイルがとても爽やかで、自分も一緒にパーティを組んでもらいたいな~!と自然に考えてしまいますねw

単純な数値とは別の、プレイヤー自身の経験やセンスが如実に反映される世界観だからこそのドラマチック展開も、クエスト達成のカタルシス感とあいまって胸熱でした。
なので、個人的には今巻のエピソードではこれが一番オススメ。

電撃文庫MAGAZINE vol.20の書き下ろし短編である『ソードアート・オンライン SS キャリバーSS(すこししっぱい)編』と読み比べてみるのも良いかもですね。
(既にvol.21が出ているので今から手に入れるのは少し大変かもですが。)

逆に、『はじまりの日』の方は、キリトさんが孤高のソロプレイヤーとなるきっかけ的なエピソードで読後感がほろ苦かったですね。
起承転結はシンプルで、話の展開についてはある程度予想がつく方も多かったのではないかと思いますが、ある種の悟りを開くというか、SAOというゲームの本質を知りはじめる契機となったエピソードゆえに、キリトさんの心の中では今も忘れえない記憶となっているんじゃないかな~?と思うと感慨深いものがありました。

また、それとは反対に予想外の展開にハラハラさせられたの『圏外事件』のエピソードですね。
RPGベースのお話で推理ものをやろう!という発想自体が斬新でしたが、巧みな伏線が予め語られていたことが後で判明して、「おお~!」となる場面がたくさんあったので良かったと思います。

厳密には、あからさまなミスリードとなる部分が多かったり、後から新事実が判明するパターンもあるのでミステリー的にアンフェアだと指摘される向きもいらっしゃるかもしれませんが、個人の利益ではなくSAO世界全体を危険から守りたいという義心から行動を共にするうちに、それぞれの意外な一面を知っていくキリトさんとアスナの心の交流が丁寧に描かれていたのが好印象でした。

結婚に関してのやり取りは、後のふたりのエピソードにも繋がってくるところですし、団長の本音がポロッと出てしまっているあたりも人間味があって良かったなと。
カップルになってからの優しいアスナも良いんですが、付き合いだす前のちょっとお転婆な姿にも久しぶりにグッと来るものがありましたしw

今後も過去のエピソードが語られる展開があるかもとのことですし、本編ともども期待ですね。
アクセル・ワールド9巻は10月、ソードアート・オンライン9巻(第4部アリシゼーション編)は2012年春頃発売との事で楽しみ。


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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