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この恋と、その未来。 ―二年目 春夏―の感想レビュー(ライトノベル4巻)

2015年11月06日 22時51分37秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『この恋と、その未来。 ―二年目 春夏―』(森橋ビンゴ先生原作、Nardack先生イラスト)が発売中です。
表紙は、ヒロインの未来。
本人の希望とは裏腹でしょうが、濡れ透け効果で美少女度爆上げ(゜∀゜)キタコレ!!
これは四郎でなくても思わず前かがみですわ(土下座)

お話的には、未来への募りすぎた想いを断ち切るべく、共に過ごした部屋を出た四郎。
しばらく疎遠気味になり、三好さんとの交際も問題なく進行していることから、ようやく一息つけたかと思え始めたある日、未来から山城に自分の体のヒミツを打ち明ける予定だと聞かされてしまい……という、かさぶたが塞がる前にめくっちゃう((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル展開です。
控えめに言っても、神シナリオ(゜∀゜)キタコレ!!な関係暴露&ドロドロ展開で、期待していた人、好きな人にはたまらないかと。

ぶっちゃけると、個人的に前巻の四郎の三好さんへの態度があまりにもクズすぎてドン引きしてしまっていたので、自業自得的に四郎が大変な状況になってしまってもむしろメシウマに感じてしまう私が通りますよっと。
豪放磊落でフリーダム過ぎる父親を引き合いに出してまで自分のクズを半ば正当化してしまったり、三好さんを案じている体を装いつつも、基本的には未来と自分との関係を第一に考えて、三好さん本人の気持ちを中心に考えることを放棄していたりと、びっくりするくらい自分も周りも見えていない振る舞いっぷりだったので共感どころか嫌悪しか湧かなかったというか。
未来第一主義ゆえに盲目になってしまっているとか、想いが純粋過ぎて逆に歪になってしまっているとか、良い方向に解釈する方法もあるとは思いますし、経験不足の男子高校生にそこまで求めるのは酷だとも思うのですが、ラブコメ好きの自分としては、なるべく主人公に共感したり感情移入しながらお話を楽しみたいわけで。
しかし、彼の場合は未来への感情を持て余しているとは言いつつも既に心の中で本命として確定済み、女性として愛するのではなく、何よりも未来の気持ちを優先してそれに沿う形で側に居ると決めているので、既に答えが出てしまっている罠。
未来ばっかり依怙贔屓しないで、三好さんのことも構ってあげてよ!と思う場面が多くて切なかったですね。
もちろん、三好さんの立ち位置的に、四郎とハッピーエンドにはなりにくそうだなぁとか、こういう風に悶々とさせられている事自体が演出として計算済みなんだろうなぁとか、作品の見せ方自体は王道でとても素晴らしかったので、単純なキャラ設定に対する好みの問題ということでオナシャス(´・ω・`)

で、そんな良くも悪くも小利口にまとまっていた四郎が、いよいよ未来との関係を喪ってしまう!という時になってようやく重い腰を上げるどころか、今までにないフットワークで奔走したり、体裁とか関係なく自分の感情の中心に向き合ったりする場面が今巻では多く、とても主人公らしい感じがして良かったです。
色々後戻り出来なくなってからのスロースターターぶりではありましたが、和田ちゃんとの会話で改めて自己省察してみたり、広美さんからの衝撃告白を聞かされて色々腑に落ちたり、といったことで流石に目も覚めたでしょうし、次巻はいよいよ正念場でしょうね。
覆水盆に帰らずと言いますが、今がこれより下がないドン底ですから、元通りは無理でも新しい関係を作りなおすことは出来るはず。
個人的には、エロ可愛さ的な意味でも、心の裡をさらけ出した的な意味でも魅力爆上げな広美さんルートをグッドエンド狙いで攻略して欲しいところですが、まずは未来との関係をすっきりさせないことにはどこにも進めないでしょうね。
未来にしても、三好さんにしても、キャラ個人というより役柄的な意味で立ち位置の大部分が決まっていると思うので、なかなか普通のラブコメの三角関係的な盛り上げ方はさせにくそうですが、物語的には既に大詰めですし、未来自身がどういう結末を受け入れることになるのかしっかりと見守っていきたいです。
あと、山城さんがかなり常識人というか、むしろ騙されていた上に糾弾されるとかよく我慢できたな……と、不憫にすら思えてしまいましたが、今回の結論が全てなのか、更に続きがあるのかも気になるところ。
イラストの見た目がめっちゃ好みなのでもうちょっと出番があると良いなぁとも思うのですが、果たして?
もう一人のメインキャラであるボンちゃんについては、三好さんにライバル出現か?と思ったらいつの間にか自然消滅したっぽいような流れに感じられましたが、ここで終わりなのか、実は虎視眈々と四郎を狙っているのか、私、気になります!



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