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CLANNAD~AFTER STORY~第4話『あの日と同じ笑顔で』の感想レビュー

2008年10月24日 16時30分34秒 | CLANNAD~AFTER STORY~
『お前なら良い、って思ったんだよ!!!』
春原ルート最終回です。
一生の友と呼べるような人間を何人見つけることが出来るかで、その人の人生の価値が決まるのかもしれません。
春原は芽衣や朋也の気持ちに応えることが出来るのでしょうか?

芽衣は春原を「カッコいいお兄ちゃん」に戻すべく、サッカー部の部長に復帰をお願いしに行きますが、過去の乱闘事件の事を許せない部員達は取り付くしまも無し。
というか、旧態依然とした上下関係に我慢がならなくなった春原の気持ちは、察して余りありますね。
サッカーのおかげで輝くはずだった高校生活が、それを行なっている部活の先輩によってめちゃくちゃにされた訳ですから、春原は居場所と目的を同時に失うことになり、問題児の道を歩まざるを得なかった、という訳ですね。
肩の事情でバスケを続けられなくなった朋也と同じく、生活の中心だったものを無くす辛さには共通するものも多いですね。

『良い所もたくさんあるのに、それを上手に自分の中から引き出せないだけ。・・・私も、春原さんにはステキなところがたくさんあると思っています。サッカーじゃなくても、何かきっかけがあれば、きっと芽衣ちゃんの大好きなお兄さんに戻ってくれますよ。』

一度は引き返したものの、相談に乗ってくれた有紀寧の過去話に出てきた彼女とその兄との関係を聞くうちに、もう一度頼んでみようと決意。
今は兄と上手くいっているのか?という芽衣の質問に対し、有紀寧は自分と兄は仲良しだという答えを返す訳ですが、これは原作で有紀寧ルートをプレイされた方にだけグッとくる演出でした。
今後語られることがあるか気になりますね。
また、危険だから渚を連れて行きたがらない朋也に対し、自分もついて行くという渚の信念の固さも相変わらずですね。

しつこく食い下がる芽衣と朋也の様子にうんざりした部員達は、球拾いを指示するものの、それはまともなものではなく、わざとボールを遠くに蹴り上げたり、直接芽衣を狙ってボールを蹴り付けたりと、散々にいたぶりまくります。
サッカー部の連中の卑しさと醜さは、アニメになってさらにグレードアップした印象ですね。
というか、朋也たちに感情移入している分、本気でムカムカしてしまいました。
ものすごくテンプレートないじめ描写ですが、丁寧に描かれているからこそここまでの嫌悪感を感じさせられたのだと思います。

それでも文句を言わず、春原のために頑張る芽衣ですが、当の部員達には元から春原を復帰させるつもりなどなく、ただの余興に過ぎませんでした。
というか、朋也にはともかく、いくら春原の妹だとは言え、中学生の女の子にここまでやるとかありえませんよ・・・orz
上級生に歯向かった春原ですから、当時の相手はもう卒業してるはずですが、春原が起こした騒ぎのとばっちりで今の同学年生達にもキツイいじめがあったりしたのかもしれませんね。
1人ぐらいかばってあげる人がいても良いような気もしますが。

言葉の暴力で傷付けられる芽衣と朋也。
その横暴さはエスカレートしていき、ついには芽衣への直接的な暴力へと発展しそうになって大ピンチ。
芽衣、そして春原のため、自制をし続けた朋也でしたが、遂に堪忍袋の緒が切れて殴りかかろうとしたまさにその時!部室の外から部屋に乱入してきたのは、やはり春原でした。

『芽衣を泣かせるんじゃねーーーー!芽衣を泣かせるやつは、僕が許さないからな!』

来るぞ来るぞとわかっていても、ここの春原は本当に「カッコいいお兄ちゃん」で鳥肌ですね。
BGMのタイミングがまた最高です!

芽衣と渚を逃がし、部員達と殴りあう朋也と春原。
結局は多勢に無勢、グラウンドで叩きのめされる結果となりましたが、芽衣たちを守ることが出来たのと同時、芽衣に対する気持ちも失われていなかったことがわかりました。
返り討ちにはしたものの、2人の気迫に押されたサッカー部はある意味勝負に負けたといって良いでしょうね。

しかし、春原が芽衣に心配をかけなければ、ここまで大きな事件にならなかっただろうと朋也は春原に殴りかかります。
男同士の友情ケンカフラグキタコレ!

自分のような男に芽衣がたぶらかされているのを見て、なぜ心配せず、黙っていた?と問いかけた朋也に、春原は、心配したが『お前なら良い、って思ったんだよ!!!』と答え、殴り返します。
朋也の嘘を信じ込んでいた春原は、単純に芽衣に対する関心が無くなったのではなく、芽衣と朋也を大事に思っていたからこそ、1人感情を持て余していたという訳ですね。
その様子を見ていた芽衣が泣きながら春原に駆け寄り、何度も謝る様子を見て、また、渚が朋也を支える様子を見てようやく事実を理解した春原は、そっと芽衣を抱きしめるのでした。

翌日、腫れ上がった顔で登校した2人は、お互いの顔を見て互いに吹きだしてしまいます。
文字通り、雨降って地固まるの言葉通り、最近のわだかまりも解消され、元通り、もしくはそれ以上の結びつきを持った感じですね。
後日、芽衣からの手紙には、朋也と春原のようなステキな友達を見つけたいという言葉が書かれていました。
春原との出会いを思い出す朋也。
荒れていた新入生時代、たまたま職員室の前で出会った2人。
その時も2人の顔は傷だらけ同士でした。
やはり互いに吹きだすことになった朋也は、その時、入学して初めて心のそこから笑うことが出来ました。

『こいつと一緒に馬鹿をやってみよう。』

その日の笑顔をスタート地点に、2人の友情は続いているという訳ですね。
というか、朋也も春原も最高―――!!!ですね。
今後も2人の友情は一生モノになっていくことは間違いなさそうです。
今回の一件で、春原もまじめに進路を考えたりするようになれば良いですが。
早苗さんとも別れることになりましたしww
芽衣のためにも、自分自身のためにも頑張って欲しいですね。

次回、第5回、『君のいた季節』も楽しみです。

美佐枝さんルート突入!という訳で、今は寮母となった美佐枝さんの若かりし頃の姿にときめきますねww
あの智代が尊敬の念を抱くという、美佐枝さんの現役時代がどんなものだったのか?その一端が明らかにされそうです。






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