渚を失い、汐と向き合う事が出来なくなった朋也が、父親との過去の記憶をきっかけにその想いに触れ、汐と共に歩み始めることを決意する=渚の死をようやく受け入れることが出来るようになるというお話だったと思います。
特にラスト、汐に渚の思い出を語って聞かせるシーンは、自分も隣で話を聞いている気分になってしまい、朋也には遠く及ばないものの、シリーズ何回目かの大号泣祭に突入してしまいました。
単純に切ない、悲しいで泣かされる話も嫌いではないですが、やはり心が震えるような感動系のエピソードに巡り会えた時の涙は格別ですね。
(T_T)
個人的にはもう少し鬱展開で引っ張るのかと思っていましたが、早めに立ち直ってくれて良かったです。
辛そうな朋也を見ているとこちらも辛くなってしまう…というのは、それだけ感情移入してしまっているというわけで、作品の凄さを再確認させられてしまいます。
列車の中で朋也が怒鳴るシーンにしても、母親に甘える子供を見て渚の事を意識せずにはいられなかったと解釈すれば気持ちはわからなくないですし、涙を見せないためにトイレに駆け込む汐のけなげさもいじらしかったです。
最後に朋也の胸で泣くのもベタながら最高でした。
朋也自身も、渚の事で泣いていいのは汐の胸の中だけかもしれませんね。
細かいところまで設定されているというか、キャラクター一人一人の存在感がやっぱりスゴいですね。
旅の最中はいませんでしたが、早苗さんの汐へ接するスタンスにも驚きを通り越して畏敬の念を抱かざるを得ません。
汐だけじゃなくて朋也の事も見守っていた訳ですし、旅行を手配したのも全て2人の事を考えたうえでの判断だったと。
裏を返せば、朋也が過去を思い出し、きっと立ち直ってくれることを信じていたからこそ、今回の計画を実行出来たとも言えるのではないでしょうか。
それは単純に汐を引き取って育てるだけという事よりも、はるかに難しい事のような気がします。
…で、ここまでで綺麗にまとめて終わった方が良いような気もするのですが、個人的にはやっぱり祖母が今まで朋也達に関わって来なかった事が残念かなと思います。
朋也と朋也の父親、朋也の父親と祖母と、二重に疎遠になっていたこともあり、それも仕方ないのかとも思いますが、それでも父親が逮捕された時に連絡が無かった訳では無いでしょうし、孫の朋也に関わる機会が絶無ということも無いのではないかと。
祖母の言葉が朋也の父親にとっての救いになることも理解できますが、物語上、旅行した朋也が風景を見て父親の気持ちを理解し、立ち直るという流れでも良かったような気がします。
単なる想像より、確かに父親を知る人物が、その過去を語って聞かせた方が説得力は高いのでしょうが、ある意味、息子と孫を放置してきた祖母が今更言葉を綴るというのはどうかなと思う次第です。
・・・おそらくは少数意見っぽいですけれども。
(^_^;)
次回、第19回、『家路』
物語の起伏が激しいですが、次を乗り越えればいよいよ突っ走るのみという感じでしょうか。
特にラスト、汐に渚の思い出を語って聞かせるシーンは、自分も隣で話を聞いている気分になってしまい、朋也には遠く及ばないものの、シリーズ何回目かの大号泣祭に突入してしまいました。
単純に切ない、悲しいで泣かされる話も嫌いではないですが、やはり心が震えるような感動系のエピソードに巡り会えた時の涙は格別ですね。
(T_T)
個人的にはもう少し鬱展開で引っ張るのかと思っていましたが、早めに立ち直ってくれて良かったです。
辛そうな朋也を見ているとこちらも辛くなってしまう…というのは、それだけ感情移入してしまっているというわけで、作品の凄さを再確認させられてしまいます。
列車の中で朋也が怒鳴るシーンにしても、母親に甘える子供を見て渚の事を意識せずにはいられなかったと解釈すれば気持ちはわからなくないですし、涙を見せないためにトイレに駆け込む汐のけなげさもいじらしかったです。
最後に朋也の胸で泣くのもベタながら最高でした。
朋也自身も、渚の事で泣いていいのは汐の胸の中だけかもしれませんね。
細かいところまで設定されているというか、キャラクター一人一人の存在感がやっぱりスゴいですね。
旅の最中はいませんでしたが、早苗さんの汐へ接するスタンスにも驚きを通り越して畏敬の念を抱かざるを得ません。
汐だけじゃなくて朋也の事も見守っていた訳ですし、旅行を手配したのも全て2人の事を考えたうえでの判断だったと。
裏を返せば、朋也が過去を思い出し、きっと立ち直ってくれることを信じていたからこそ、今回の計画を実行出来たとも言えるのではないでしょうか。
それは単純に汐を引き取って育てるだけという事よりも、はるかに難しい事のような気がします。
…で、ここまでで綺麗にまとめて終わった方が良いような気もするのですが、個人的にはやっぱり祖母が今まで朋也達に関わって来なかった事が残念かなと思います。
朋也と朋也の父親、朋也の父親と祖母と、二重に疎遠になっていたこともあり、それも仕方ないのかとも思いますが、それでも父親が逮捕された時に連絡が無かった訳では無いでしょうし、孫の朋也に関わる機会が絶無ということも無いのではないかと。
祖母の言葉が朋也の父親にとっての救いになることも理解できますが、物語上、旅行した朋也が風景を見て父親の気持ちを理解し、立ち直るという流れでも良かったような気がします。
単なる想像より、確かに父親を知る人物が、その過去を語って聞かせた方が説得力は高いのでしょうが、ある意味、息子と孫を放置してきた祖母が今更言葉を綴るというのはどうかなと思う次第です。
・・・おそらくは少数意見っぽいですけれども。
(^_^;)
次回、第19回、『家路』
物語の起伏が激しいですが、次を乗り越えればいよいよ突っ走るのみという感じでしょうか。