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黙示録アリス2巻の感想レビュー(ライトノベル)

2014年03月23日 19時23分32秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『黙示録アリス』(鏡貴也先生原作、加藤勇樹先生イラスト)2巻が発売中です。
コミカライズも開始ということで、このままアニメ化まで突っ走って欲しいところですね。

表紙は、主人公の真之介とスタイル抜群でセクシーなキリ。
まさかのお姫様抱っこで既に正妻の貫禄とか、これは群青さん涙目すぎるw
カラー口絵一枚目のはにかんだ表情も(・∀・)イイネ!!

お話的には、1巻の事件を解決したことで「英雄チーム」と賞賛されることになった真之介たち。
なんだかんだと文句を言いながらも、一緒にカラオケに行くくらい穏やかな日々が続き、仲間という言葉を意識し始めるようになった真之介ですが、それをあざ笑うかのように残酷な運命が襲いかかってきて…という緊迫展開です。

当分は、巻数をかけて仲間になるorならないで揉めながらも着々と少女迷宮を攻略していくのかと予想していたのですが、事態はそんな呑気なものでは無かった罠。
このタイミングでこのキャラが発症者になってしまうというのは完全に予想外でしたね。
いきなりクライマックスかよ!?ぐらいのインパクトでしたが、「そんなまさか!?」な展開は一度で終わらず、立て続け状態だったのがポイント。
あれ、ひょっとして死亡フラグ?みたいな演出もチラホラと挟まれていたので、いつ被害者が出るのかハラハラさせられましたし、予想以上の大惨事になったまま次巻へ続くという展開で心臓に悪すぎるw
一縷の望みを胸に絶望的な戦いを強いられてきた真之介たちでしたが、ここから大逆転するにはそれこそ奇跡でも起こさないと無理!というところまで追い込まれてしまった感じですね。
冒頭の和気あいあいとした雰囲気とのギャップがものすごかったというか、ここまで満身創痍になってしまうとは流石に予測できませんでした。
まさに、一瞬♪刹那♪刹那の時間♪だよ!(´;ω;`)ブワッ

妹を助けるために孤独を貫く覚悟だった真之介ですが、己一人では攻略不可能な状況を前に、どういう選択をするのか?というのが大きな見所。
すべてを受け止め、直球勝負で仲間に引き入れる気満々の白と、それを全力でサポートする陽見&洋介の絆を見せられて心が揺らぎそうになってしまうのは自然な流れでしょうね。
単なる言葉だけでなく、死線を共にした戦友であるからこそ信じられる部分もあると思いますし、根が優しい真之介にとっては、お互いをかばいあって犠牲者を出さずに済むのは理想的でもあると。
シビアな現実を理解しているからこそ、過酷な戦いの中でも強固な信頼関係を築いている白たちを眩しく感じる部分は大きかったでしょうし、そんな白に仲間として認められるのは、実際悪い気分では無かったのではないかと思います。
つれない素振りで返していましたが、群青やキリに好意を寄せられていたのにも、異性云々というのはさておき、純粋に心に安らぎを覚えていた可能性が高いでしょうね。
単純に甘いと切って捨てるには忍びないものがあるかと。

ただ、すぐに答えを出さず、中途半端な態度を続けてしまったことが更なる悲劇を呼んでしまうという皮肉。
誰の批難でもなく、自責の念を抱えての出撃に、いつになく焦りやプレッシャーを感じてしまうのは仕方ないところかと。
しかし、そんなマイナス要素を見逃してくれるほど、少女迷宮という現実は優しくないわけで。
ゴールは遠く、逃げ場もない…だからこそ、仲間だけを頼りに突破を試みようとする行ないが尊く、格好良く感じられましたね。
「勇者チーム」とのタイムアタックバトル要素もスリリングでしたし、数々の欺瞞を見破りながら命懸けで最終目的地へと辿り着く!という王道展開にテンション上がりました(;゜∀゜)=3ムッハー

さて、各キャラに掘り下げが入ってより人間味が増したわけですが、中でも陽見に全身イラストが付いた&真之介と直接絡むイベントまであったのは嬉しかったですね。
なんだかんだで迷宮内で一番の功労者だったのは彼女な気がしますし、今後もチームの癒やし担当として頑張って欲しいところです。
ラブコメ的にはキリの内面が描かれて(・∀・)ニヤニヤだったのですが、どこまでが本音なのか確信が持てないのでヤキモキさせられますね。
逆に感情まるわかりなのが初々しい群青ですが、今回はむしろ真之介に冷たくされて悲痛な表情を浮かべているイラストにゾクゾク来た私が通りますよっとw
三者三様なヒロインたちが、今後どう真之介と絡んでくるのかに期待したいですが、そのためにはまず命の危険を排除するのが先決ですし、聖剣を持った英雄よろしく、真之介にはきっちりとナイト役をつとめて頂きたいところです。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

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