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IS〈インフィニット・ストラトス〉の感想レビュー(ライトノベル)

2009年05月28日 20時31分58秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『IS〈インフィニット・ストラトス〉』(弓弦イズル先生原作、okiura先生イラスト)が発売中です。

表紙はメインヒロインである篠ノ之箒(しののの・ほうき)。
ツンデレ系の凛々しい幼なじみという設定に加え、ポニーテールで刀と来れば、それだけで読んでみようかな?と思われる方も多そうな気がします。
(=^▽^=)

『IS(インフィニット・ストラトス)』と呼ばれる飛行パワードスーツを身に纏い、華麗な空中戦を戦い抜く美少女達。
特に、カラー扉絵のセシリアが駆る専用IS『ブルー・ティアーズ』のイラストを見てグッと来た方には、是非読んでみて頂きたい作品です。

メカモノ×美少女モノというコンセプトである以上、どちらが転けても中途半端になってしまうところですが、okiura先生が描かれるイラストは、その両方で高いクオリティを実現しているので申し分ないかと。

お話的には、女性にしか動かす事が出来ないISを、なぜか動かせてしまった主人公の一夏(いちか)が、世界で唯一の男子IS操縦者としてISの使い方を教える専門校に入学させられて…といった展開です。

当然、自分以外の学生は全員女子!
兵器としての側面を持つISの価値の上昇とともに、女尊男卑の傾向が見受けられるようになった作中の世界で、一夏はまさに異端者である訳ですが、幼なじみである箒との再会や、IS操縦者として名高い姉からの期待や思いやりを受け、気負いすぎずに、前向きに学校生活を楽しむことに…と、明るいテンポでお話が進むのが楽しいです。

プライドの高いエリートお嬢様こと、第2ヒロインセシリアとのハイスピードバトルが早々に描かれる事で、物語の肝となるバトルアクションの方向性も理解しやすくなっていて良かったと思います。
いわゆるファンネルタイプの自立機動兵器をかいくぐって、直接刀での近接戦に持ち込んで…といったプロセスは、ロボット好きなら間違い無くテンションが上がって来る所だと思います。
多少、オーバーテクノロジーで万能過ぎる部分もありますが、それも醍醐味だと考えれば、ゲーム的感覚でより楽しめる気もします。
イラストが無いシーンでも、文章を追っていれば自然と3次元的に感じられる部分も多く、手に汗握りました。
o(^▽^)o

ラブコメ的な部分では、表面的な態度はツンツンながら内心では意識しまくりな箒。
初めは目の敵にしていたものの、試合を通じて一目惚れに近い状態のセシリア。
箒と入れ違いに一夏と過ごすようになり、とある約束を交わした事から好意を隠さない、もうひとりの幼なじみ鈴音(リンイン)。
…という3人の美少女が、一夏を巡って互いを牽制しあう状態でドタバタと進みます。

鈍いというよりは、ワザと外してるんじゃないかと思うくらい鈍感な、一夏の態度がじれったいですが、それもギャグ的な演出かと思えばニヤニヤかと。
女性陣も読者も各キャラ毎の恋心が見え見えな中、1人一夏だけが気付いていないのは流石に罪作りな気がしますが、そんな朴念仁な一夏を前にしてモジモジごにょごにょと恥じらうヒロイン達の様子を眺めるのが、本作品の楽しみ方かもしれませんね。
これはこれで、意外とツボに入るかも。
(//▽//)

IS自体の謎をはじめ、大規模な組織の暗躍など、今後の展開の伏線となる部分もあり、話を膨らませる余地はまだまだありそうです。
このまま校内でヒロインを増やして、行事的なラブラブイベントを重ねるも良し、世界を巻き込む大戦的なシリアス展開に変化していくも良し、と、2巻以降にも期待したいです。
ただ、ツンデレという設定ではセシリアと、幼なじみという設定では鈴音と、それぞれ箒のキャラクターが被ってしまっているので、箒のキャラをメインヒロインとして立てていく為には、もう少し差別化を図った方が良さそうな気はしました。
バトル面では、一夏の技量の向上と共に、個人戦からチーム戦といった具合にステップアップしていってくれれば、問題無く楽しんでいけそうですね。

今巻のお話のオチも、ある意味ベタな部分もありながら王道的でしたし、最後の引きでの次巻への繋ぎも良かったと思います。

総じて、既存のアニメやゲーム作品で、メカ×美少女の組み合わせにハマった事のある男性なら、すんなりと受け入れられる作品だと思います。
気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。
(*^-^)b



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