ひなたぼっこ

「まだ見ぬ素晴らしい景色」を求めて自転車で。

紅葉狩り

2011-11-29 | Diary







そ っ 啄 園(そったくえん)



四日間だけ限定で公開される庭園。

石材を巧に構成し裏山を借景とした庭園で3年の歳月を費やして昭和53年に完成しました。
現代の作庭家として有名な久保篤三(昭和3年~平成18年)の代表作の一つで、
鳥取市における昭和の名庭として後世に残る庭園でしょう。長らく公開されていませんでしたが、
所有者のご協力を頂き(財)鳥取市文化財団が鳥取市と共催して特別公開することとなりました。


この時期に四日間だけ公開するってのは当然紅葉の時が一番見事で美しいから。
でも今年はやっぱり例年より遅いんです。


色あざやか〜ってわけではありませんでしたが、とても見事な庭園で素晴らしかったですよ






本来ならこの山紅葉も真っ赤で綺麗だったんだろうな〜 残念




太陽を浴びる苔がキラキラしてすごく綺麗でしてね


この日も沢山の人が見に来てて、人が来れば苔なんか特に痛む
もっと長い期間公開してくれれば一番いい時期に見えるのに…と思うけど
公共物ではないので四日間だけってのもしょうがないですね

次回はいつ公開してくれるんでしょうか
来年も見えるといいですけどね


ご機嫌なようですw





NEW ホイール

2011-11-25 | Bicycle Parts&Maintenance


手組みホイール

ようやく念願のホイール購入が出来ました。

当初完組ホイールで色々探して悩んでいたのですが、なかなか納得のいくのが無く…
というか、いつまで経っても選べなかった

目的に合ったのを探すというよりどうしても見た目で選んでしまいそうになるんですよね。
まあ、それ自体は間違いってわけではないと思うのですが、
そんなに高級なのは買えないとしてもけして安い買い物ではないわけで、
どうせなら自分の目的にあったものを選びたいと思ってたのです。


そこで手組ホイールという選択肢が出てきました。

なんか手組みっていう響きがオーダーメイドって感じで魅力的だったしw
あと、手組の方が乗り心地がいいらしい

というわけでガソリンアレイさんにお願いして作っていただきました。



メールと電話で相談し、
・自分の体重
・乗っている自転車と仕様
・主にどういう用途に使うのか
・どういう性能を求めるのか
・そしてもちろん予算
の以上を伝えて部材を選んでもらいました。

仕様はこんな感じ

まずはハブ

HUB:TNI EVOLUTION SHIMANO 32H F&R

最初「赤いハブでお願いします」と伝えたんですが、
赤いハブはあることはあるけど、ハブだけで8万円オーバー…orz
そんなの当然無理です
赤以外では黒色しかありえないと思ったので、105かこのTNIしか選択肢(予算内でね)はありませんでした。
TNIの方が軽量とのことだったので最終的にこちらを選びました。


RIM:DT RR415 BLK 32H F&R
SPOKE:DT REVOLUTION BLK 2.0/1.5
NIPPLE:SAPIM ALMINIUM RED


リムとスポークはガソリンアレイさんに選んでもらいました。
正直よく分からなかったのでw
ニップルは赤にしてアクセントに。
こういうのも自由に選択できるのが手組の利点ですね。

乗り心地がいいと言われるチューブレスにしようか相当悩みまして、一度はチューブレスでオーダーしたんですが、
やっぱりコストと手軽さ(他にチューブの在庫を活かす為)で今回はクリンチャーにしました。
チューブレスはCASATIで試したいと思います。


開封して持った印象は とにかく軽い!
ちゃんとした秤が手元に無かったので正確な重量はわかりませんが、
仕上がり予想重量は1470gとのことでした。(実際は1500ちょっと超えたかな?)

今のタイヤが2000kmを超えてサイドにヒビが出てきたのでついでにタイヤも新調。
出たばかりのMICHELIN Pro4 Service Courseに、
チューブは乗り心地がいいと評判で使ってみたかったR'Airにしました。


で、サクサクっとタイヤを組み付けてみたんですが、
今ついてる純正のボンドレガーとのあまりの重さの違いに笑っちゃいましたよw
後輪のスプロケを新しいホイールに付け替えたんですが、
手組ホイールにスプロケ付けても、ボンドレガーのスプロケ無しより遥かに軽い。
スプロケって結構重くて200g以上あるんですよね。
なんでボンドレガーはおそらく2kg以上あると思われます。
(ググッてみたら2100~2200gらしい。そりゃ重いはずだ…)

ついてでカラーコーディネートもかねてクイックも新調しました

HUB QR:MORTOP ROAD QR SET RED

このクイックめちゃくちゃ軽いです(カタログ値は前後で43g)
先端が流線型になってて締めるのがとても楽でした。

ちなみに純正のボンドレガーのクイックは文鎮かと思うくらい重かった…
だいたい120gちょい。



で、今回の変更によってどのくらい軽くなったかを計算してみました。(あくまでカタログ値です)

・ホイール(前後)   2100g → 1470g   -630g
・タイヤ(前後)     450g → 400g     -50g
・クイック(前後)    120g → 43g     -77g

合計 757g!!

karmaの完成車重量は9.4kgなので、実に8%の軽量化です。
体重60kgの人が4.8kg痩せて55.2kgになったってことですね!
特に今回はホイールとタイヤのみでこれだけ軽くなってます。
慣性モーメントでいうとホイールの外周部を計量化するのが一番効果を体感出来るらしいです。
その意味でも今回のはとても効果的なチューンアップだと言えますね。


試しに家の周りを少しだけ乗ってみました




これはヤバイ!!



明らかに走りが別物!

ギアが一段軽くなるとかって表現をしますが、自分的には1.5段くらい軽くなった気がする。


初めてクロスバイクに乗った時の感動に近いです。



ホイールを変えるのが一番効果が高いと言いますが、まさにそのとおりだと思います。


これで坂道もずいぶんと楽になるはず。
でも坂道は嫌いです。
しんどいから。





でも・・・やっぱり・・・行くんだろうな~

しんどいのに・・・

片鉄ロマン街道

2011-11-14 | Bicycle ride


なんとも素敵な名前がついた自転車道である。

正式名称は 岡山県道703号備前柵原自転車道線
岡山県備前市から岡山県久米郡美咲町に至る自転車・歩行者専用の一般県道である。
元同和鉱業片上鉄道の廃線跡であり、その名前から通称「片鉄ロマン街道(かたてつろまんかいどう)」といわれる。
2003年(平成15年)11月24日に開通した。
陸上距離 : 34.2km


柵原町(現在は町村合併により美咲町に変更)にはその昔 柵原鉱山 ってのがあって、
そこで採れた鉱石を備前市の片上港まで運ぶ為に 片上鉄道 ってのが作られたわけです。
で、鉱山の閉鎖により片上鉄道もその役目を終え幕を閉じたんですが、
そこを線路をどけて整備して自転車道に作り替えたって訳です。
当時の駅舎や信号、距離標なんかを残して、自転車で走りながらロマンを感じて下さいって事ですね。

ほんとの起点は備前市の片上なんですが、反対の美咲町の方が自分の家から近いので
今回はそこから往復し、時間の余裕があれば他にも寄り道したいと思います。


この日も天気がいい


暑いくらいだったけど、この道は日陰が多くて快適です


途中なんと桜が咲いてました!

ほんとに小さくてかわゆい奴です(でも数はけっこう咲いてた)

桜並木の中でこれ一本だけ咲いてました。
おそらくソメイヨシノの狂い咲き。
今年は各地で桜の異常が発見されてるらしいです。
経済活動という名の元、多くの物を壊し、創り、そして変えてきました。
それがいいか悪いかは別として、環境に多大なる影響を与えてきたのは事実です。
この桜がその影響ではなく、ただのおっちょこちょいであってくれるといいですけどね。

でも思いもよらぬ桜が見えてテンションあがりましたよ



確かにここには線路があったと感じさせる

トンネル嫌いの自分ですがここは大丈夫でしたw

鉱山があった頃には活気があったことでしょう





こんなとこは CASATIの方が似合いますね
早く乗りたい!


全ての駅跡には当時の写真が飾ってあります


信号機もこのとおり残ってる


ロマンですよロマンw



峠清水トンネル


この道一番の坂を登ったとこにあります
でも列車が走るくらいだから傾斜も大したことありません
中はとても涼しかったですよ


片上湾

ここまでを片上鉄道で運んで、ここから船に積んで鉱石を運んでたわけですね。

これでロマン街道の片道を走ったことになります。
もう海に出たのか?と思ってたけどここは内陸に入り組んでる 湾 なんですね
でも地図で確認するとここから瀬戸内海まではほんの数キロしかない。
最近自転車だと50キロくらいはすぐ近くに思えるようになりました。
車で50キロ運転するのはめんどくさいのに不思議なもんです。


備前市サイクリングターミナル

ほとんどの人はここからスタートするみたいです
駐車場があるのと、レンタサイクルが少しあるだけで食事などはできないみたいでした。

少しだけ備前市をうろついた後、時間もないので美咲町を目指して復路を走ります。

しかしこの道はほんとに直線が多い


自転車道はサイクリストだけでなくいろんな人が利用します。
ついついかっ飛ばしたくなりますが、飛ばし過ぎは禁物ですよ。


最近めっきりと日が落ちるのが早くなりましたね
ゴールまで15キロ程を残してこの暗さですよ

ここから一気に暗くなる

国宝の旧閑谷学校に行きたかったんだけどな〜
知らないとこで夜間走行はちょっと危険なのでこの日は断念…


目的地を決めてスマホの地図と看板を頼りに迷いながら目指すのは楽しいです。
でも、それだとやっぱり時間のロスも多いし、最近夕方はすぐ暗くなる。
自転車道だと基本道沿いに走ればいいからそういう意味では楽ですね。
峠越えもないからのんびり走れるし。
何より車を気にしなくて走れるってのはストレスフリーです。

何人ものサイクリストとすれ違ってみんな挨拶してくれるし、片上駅でジュース買ってた時に駅員のおじさんが
「ロマン街道行ってきたの?」と笑顔で話しかけてきてくれてしばし話込んだり。
なんかまったり〜な時間を過ごせた気がします。


また来たいな


紅葉チェキ

2011-11-14 | Bicycle ride
実りの秋ですね!


秋といえば紅葉です
自宅近辺はまだ色づいてないので、なるべく山奥を目指して行ってみましょう
山奥って言えば智頭町の芦津渓谷
ネットの紅葉情報では見頃となってましたので期待できます

途中で昼食をとりつつ、キコキコべダルを漕いで智頭町までやってきました


むむむ… 緑ばっかりじゃん!


そうか!あれは杉の木だから紅葉しないんだ
と思って視線を横の山に向けてみると…


ん〜  色づいてるとは言えませんねぇorz


まあ芦津渓谷はまだ奥だしとりあえず目指してみましょう

373号線から横に折れて芦津渓谷を目指します

この辺も紅葉はしてない

どんどん先へ進んでく。  これは色づきしてるのか?

お世辞にもきれいとは言い難い

試しにpopモードで撮ってみた


おお!それっぽい!
しょうがないから今日はこれでヨシとするか…

いやいやいや、全然良くないし!

ほんとに紅葉してるのかなあ…(遠い目)

遠い目で向こうを見ると…

向こう側の山は紅葉してるっぽい!
一縷の望みを持って進んでみます。

智頭町ってのは「杉の町」っていうくらい昔から林業が盛んな場所で、
いたるところに製材所や材木屋さんがあるのです。
こんなの見ると撮りたくなるよね、そりゃ


橋のオブジェも杉の町を意識したものがついてました

この辺まで来ると大分色づいてますが… 鮮やか!ってのとは程遠いっすね


それもそのはず。 
目的地周辺まで来ましたがまだ時期が早いようですorz


綺麗な赤色だったのはここくらい



ネットの紅葉情報はアテにならない!って事がよ〜くわかりました…
そういえば去年もそれを見て行ったら見頃を過ぎてたのを思い出したw


時期が早かったってのもあるんだけど、今年は全体的に色づきがよろしくないみたいですね。
まず、例年よりも暖かい事。
昼と夜の寒暖差によって葉はどんどんと色づいていくらしい。
そして、台風によって葉が落ちてしまってるのも大きな原因の一つらしいです。


昔は紅葉っていうともっと赤!黄!緑!なんて原色のラスタカラーを楽しめたような気がしますが、
最近その中に明らかに 茶色 が多く入ってますね…

これも環境の変化によるものなのでしょうか


ま、なんにせよ紅葉の見頃はこれからなので、楽しみはもう少し先みたいです。



保養の旅 高知

2011-11-11 | Travel
少し前まで仕事がものすごく忙しくて、特に9・10月はほとんど休めませんでした。
おまけに毎日遅くまで残業で帰宅してご飯とお風呂終われば既にてっぺん越え・・・

きつかったな〜

肉体的にも勿論つらいんですが、精神的の方が非常にきつかったです。
夏の暑さが一段落したこの時期は出かけるのに絶好の季節。
天気もいいし。
自転車のりにとって良い季節です。
労働基準法なんてのが存在しないような仕事をしてるもんだから
オフの時に好きな事をしてリフレッシュして今を維持してるようなもんです。

それが出来なくて仕事だけってのはやっぱりつらいよな〜

まあ、お陰様で仕事も一段落しまして、ちょっと旅館でも行ってゆっくりしたいと考えてたのです。
それに選んだ場所が高知ってわけ。



瀬戸大橋


昭和63年4月開通だから、自分はちょうどピカピカの中学生になったばかりだ。
世間で瀬戸大橋の事が話題になって、もうすぐ開通!ってテレビとかでばんばんやってた時はまだ小学生だったんだな。

確か中学三年の修学旅行かなんかで通ったのが初めてで、
橋脚のあまりのでかさに本気で感動したもんだけど、今回見てそんなに大きいと思わなかったな〜

あれから20年か… 早いねぇ


瀬戸大橋を渡ったら香川県です。
香川県といえば さぬきうどん!
全然下調べせずに「どこに入っても美味しいだろう」と適当に走って適当にあった店にin

田舎うどん 源  肉ぶっかけ 写真ぶれぶれw


すごいコシ! 美味しいです。
けして少ないわけではないのに、一人前がぺロっと食べれる。
地元の人はいいですね。こんな美味しいうどんをそこら中で気軽に食べることができて。
いつか讃岐うどん巡りなんぞやってみたいもんです。








豊稔池堰堤(ほうねんいけえんてい)

山道を進んで行くと突然その姿を現す
まるで中世ヨーロッパの城壁というか要塞のようなその姿
上部には鎧を身に付け弓矢を構えた兵士達がこちらを睨んでいてもおかしくない。
大正15年着工、昭和4年完成。今から80年前である。
当時水害と干ばつ被害に苦しんでいた地元農民が部分請負という形で約4年の歳月をかけ無事故で完成させた。
日本初のマルチプルアーム式ダム。
多連式アーチダムとしては、宮城県仙台市の大倉ダム(二連式)を含め全国に二つしかない。

これは遺産ではなく、現在もその機能を有しこの地区の治水を行なってます。
土木屋として一番の喜びは 造った(関わった)ものが使い続けられること。
約90年経った今でも活躍する豊稔池堰堤は、その意味でもとても価値ある素晴らしいものだと思います。

彼も何かを感じたかな?w
 



宿泊は 高知 城西館



とてもいい旅館でした。
愛想もサービスも設備も対応も何も不満はありません。
当たり前のようでこれってなかなかないこと。
料理も美味しく食べきれないくらいの量でした。
部屋で食べれるのはやっぱり落ち着くし、地元の食材が多くてちゃんと説明してくれるのも良かった。
特に旬の「戻り鰹」は美味しかったな〜
もっと食べたかったくらい

写真を載せたかったんですが、美味しかったのに美味しそうに撮れたのが無かったので省略します…
しかし料理の写真は全然上達しないなorz



翌日はアンパンマンミュージアムへ
彼が最も行きたかった場所


子供向けのアンパンマンだからとばかにすれなかれ
これはアンパンマンのアートです




    





大好きな だだんだん♪


大人が見ても十分楽しめる場所です。


アンパンマン好きは勿論、そうじゃない人も楽しめますよ。撮影も自由だし。
素敵な絵がいっぱい飾ってありました。


さて、旅も終盤です。
ランチはここで。「温泉カフェ 湖畔遊」


センスがいいお店でした


天気は良かったけど風が少し冷たかったので店内で食べましたが、テラス席がおそらくメイン
辺りは大自然に囲まれ(何もないという表現はここでは適切でないと思う)
出てくる料理は全てオーガニックで手作り。
名前の通り温泉施設を併設。
今回は入らなかったけど、またいつか機会があれば利用してみたいです。

山間のとこにひっそりとこんな素敵な場所があったなんてびっくり&嬉しかったです。
最後のこういうのもニクイっす



旅の締めとして僕自身がどうしても行きたかった四国自動車博物館に行ったんですが
無情にも定休日orz
2000GT見たかったよ…  無念…


高知を後にする時に見た雲


雲がアルプスのような山に見える
これは積乱雲なんでしょうか?
おそらく初めて見たと思うんですが、ここら辺ではよくあることなのかな?
すごいすごい言ってたのは自分だけでした…



今回は、アンパンマンミュージアムに行く事&ゆっくり休んでリフレッシュする事の二つが大きなテーマだったんですが、
その両方を十分満たしてくれた楽しい旅でした。
ほんとはもっと長い間いたかったんですけどね。
でも何事も腹八分目くらいで止めておくのがいいのかもしれません。

今回は行かなかったけど、高知は坂本龍馬関連で見どころもたくさんあるし、足摺岬の方もある。
そして周りには香川、愛媛、徳島と魅力的な場所がたくさんある。
いつか…四国をゆっくり廻ってみたいもんですね。

お疲れ様でした♪