ひなたぼっこ

「まだ見ぬ素晴らしい景色」を求めて自転車で。

深緑の真庭周回

2015-05-22 | Bicycle ride
ロードバイクで遊び出して早くも4年目に突入。
そんなに乗ってない方だと思いますが、それなりにあちこち出掛けてきたし、走った場所もそれなりにあります。
「まだ見ぬ絶景」を求めて走ってるので、できるだけ新しいとこを走るようにしてますけど、
そうは言っても近場ではだんだんと新しいルートや場所を見つけるのが難しくなってきました。
でも今までの中には「また走りたい」と思えた場所も幾つかあるので、少しづつそういうのもやり始めてる感じ。
言うなれば”二週目に入った”ってとこでしょうか。

そんな中の一つにこの真庭周回ルートがあります。
4人でワイワイと走ったのは去年かと思いきや、もう一昨年だったんですね。
月日が経つのは早いの~。そりゃ歳もとりますわ。


発着地は今回も真庭市役所です。高速下りてすぐだから便利。



実はこれ5月2日の事。
連休は忙しかったし、小豆島のを書いたりしてたのですっかり後回しにしてたんですが、
お蔵入りさせてしまうのはちょっと勿体ないので、遅ればせながらアップ。


ここは道中に幾つの桜名所を有する「桜満喫のルート」なんですが、当然ながらそんな時期は終わってます。
しかしながら、深緑の濃さというか、鮮やかさというか、まあそういうのの心地いいこと。












桜がないのを差し引いてもこの時期の方がいいんじゃないだろうか・・なんて桜好きを自負する自分が思ったくらい。
そして、桜がないけども季節の花はいくらでも咲いております。

代表的なのは藤。



あちこちで花の香りがプンプンしておりました。


そして桃の花。



「もうちょっと前だったらもっと綺麗だったのになー」って教えてくれた地元のばっちゃ。

と一緒にやってきて身体をすり付けまくるニャンコ。

       

       もふもふの刑に処す。




そしてそして、新庄村にやってくれば芝桜も咲いて、




鯉のぼりの群れが泳ぐ。







凱旋桜は深緑の時期でもなかなか雰囲気あったし、この時期は人がいないのがいい。
桜の時期は見事だけど、人が入らない写真を撮るのまず無理ですから。



新庄村からはK58号にて、蒜山方面を目指して北上。
野土路トンネルまでの山岳区間はきつくて長かった印象あったけど、こんなに短かったかなと思うくらいあっけなかった。



2年前に比べたら多少は登れるようになってるって事なんでしょう。
ほとんど疲れた感じもしないけど、疲れないのはいいことだ。
さっさと次の行程に進もう。
全長2kmのこの長いトンネル抜けたら豪快な下りが待ってる。

トンネルを通れば直線でたったの2kmほど。


でもこっちの旧道が気になります。



バリケードで一応は封鎖してありますが「徐行」って看板もあるし・・・行けそうじゃない?
駄目なら引き返せばいいんだし、直線距離で2kmの峠道なんて歩いてもたかがしれてるでしょう。

という訳で特攻。
そういえばCASATIに乗り出した頃はこんな林道や旧道を進むのが楽しかったんだ。




まあ、道は荒れてますが別に走れます。
一応固そうな枝とかだけはなるべく避ける感じで進む。


九十九折の道をしばらく登っていくと、どうやらピークらしいところがあった。



だけど長らく人の手が全くと言っていいほど入らない道はガードレールの外側まで荒れ果て、
石碑にはめ込まれた図のような展望とは程遠い眺めでした。

そして視線を右に移せばこれである。



どうやらここで終わりのようだ。
さて、引き返す・・・・・のは面白くない。
峠道の残すは半分だけ。

ってわけで特攻。







してはみたけど、予想以上に荒れてて乗車できる区間は皆無であった。
結局3km以上担いで歩く羽目になってしまい、この日の自転車が軽いライスピでほんとに良かったw

乗れなかったので道選びは失敗。
でも道中が険しければ険しいほど、辿り着いた時の達成感は増幅されるからその意味では正解。



すんなりとトンネル抜けてきても同じ光景が見えます。
でもそれじゃあ、この時に感じた達成感は感じれないすよ。


ズッバーン!!と下ってやったらお昼の時間です。
この日は蒜山焼きそばって決めてました。
でも世間では既にGWなので人気店はどこも混んでて待ち時間あり。
ならばと空いてた店に入ったら・・・ちょっと失敗だったようです。
ってわけで写真は割愛。


せっかくだからと食後は蒜山方面に駆け上がってみてましたら、






登り坂を進んでいくうちに徐々に姿を現す蒜山三座とか、かすかに残雪の残る大山南壁の景色が素晴らしかったです。

そんな中を走る蒜山高原自転車道ってのはやっぱいいとこなんだよな~。






天気も快晴だったのでソフトクリームが尚美味い!
でも盛り付けヘタクソかw



蒜山からは前回と同じく湯原湖沿いのルートで。



藤の花咲く深緑の中の変化ある道で、交通量が皆無とまた走りたくなる条件が揃っている。
この辺りもやっぱ良かったな~。


で、この時にライスピ号の新たな特徴みたいなのに気付いたので備忘録的にメモ。

クロモリのCASATIと比較して、乗り味の方向性みたいなのはけっこう似てますが、
ライスピの方が軽さを感じるから、登りでも1枚、場合によっては2枚くらい重いギアで踏んでいけるし、それが面白いです。
でも重いギアを踏んでいくという代償は後半に如実に現れるw
考えてみると、ライスピに乗ってる方が後半にヘバッてる事が多いですわ。

それともう一つ。
チタンでよく言われる”しなり”は感じるけど、クロモリとは「しなる→進む」ってタイミングがちょっと違う。
これはそれぞれに合った踏み方というか力の入れ方をマスターしないといけない。
現在はまだちょっとごっちゃになってる感じですから。





湯原ダムまでやってきて、これまた前回と同じく砂湯のとこでコーラ休憩。
良い休憩場所があるのも良いコースの条件。




湯原温泉からのR313は今年は平和に(笑)



とか言いながら結構いいペースで走ったので、そうしたくなる道なのかもしれません。
暴走してた人の気持ちも多少は理解できたかもw


勝山で一休みして、





旧遷喬尋常小学校校舎を眺めたらこの日のライドは終了。

終始気持ちのいい一日でした。
ここは必ずまた走りに来る。そう確信しました。



あ、今週末はいよいよツール・ド・大山当日ですが、仕事になったので残念ながらDNSとなります。
けっこう前から嫌な予感はしてましたが、やっぱりかという感じです。
晴れ男(!?)の自分が出ないので天気が心配されましたが、なんとか大丈夫そう?
参加される方は安全に楽苦しんできて下さい!


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ダイエット走

2015-05-12 | Bicycle ride


先日の小豆島ツアーで参加者のブログを見てるとですね、
いつも鏡で見てる姿よりもずっとファットボディな自分の姿に危機感を持ちました。

今更ながらw


というわけで、今週はダイエットメニューとすることにしました!

使用するバイクはより運動効果を高める為に重たいクロモリを選んで、
とにかく「上げない & 無酸素運動状態にならない」を意識して、100kmくらいを走ってみよう。


津ノ井~岡益~花原峠経由って久しぶり。
花原峠ってこんなにきつかったっけ?
っていうかクロモリってめっちゃ重いなw

それでも無酸素状態にならないように意識して、なるべく淡々と。



坂ってオッスオッスするからきついんであって、ゆっくり登ればそんなに疲れもしないよね。
寒霞渓とかはただ登るだけで死ねるけどw

裏街道で若桜方面へ。






淡々と・・淡々と・・・

と意識しながら走ってたら、若桜に到着まで撮った写真がこの三枚だけと自分にしては奇跡的な少なさw


若桜駅ではSLが動いてました。






距離にして50mくらい?とわずかな距離を行ったり来たりするだけが面白いのかは別として、
シュッシュッポッポって蒸気の音や、汽笛の音なんかは雰囲気あっていいなぁ。


ジュースだけ飲んでさらに奥へと。
淡々と走りたいので氷ノ山ではなく戸倉峠を目指す。

そして戸倉峠に取り付いても淡々と登ってく。



淡々と走ると意外とAveが高いのに気付くけど、盛り上がりが少ないから退屈だw
ピークのトンネルも淡々と抜けて、兵庫県に入って淡々と下る。

音水湖、よく考えたら自転車でこの辺りを走るのは初めてです。



気持ちいい場所ですよね。
なんで今まで走ってなかったのか不思議でもある。
車に”自転車を積んで”通る事はよくあるんですがw




むむ・・・どっかのブログで見た事ある構図だ。



お腹が減ってきたので、とりあえず補給できるとこを探して下ったら「道の駅はが」まで来ました。



お、この赤いのはどっかのブログの人のニューマシンと同じフレームでは?


「はが味噌ラーメン」



正直期待してなかったけど、スープを一口すするとけっこう美味しい!
でもおばちゃん・・・絶対に麺が茹で過ぎだと思うんだw


出発してからここまでの距離は71kmとなってましたんで、ここで引き返すことにしましょう。
最短距離で帰っても130kmオーバーは確実なので、もう十分だから。


とか言いながら、せっかくなのでちょっと寄り道してみる。









原不動滝への入場には200円必要だったので入りませんでした。
200円が惜しかったわけじゃないんです。
「夫婦円満の滝」ってキャッチコピーついてるとこに一人で行きたくなかっただけw



戸倉峠にあるこの滝でお茶を濁しておこう・・・


勾配は緩いけど、とにかく長い戸倉峠を淡々と登り切って、トンネルにて我が鳥取県に戻ってくる。
朝からなんとなく寒いと思ってたけど、トンネル内の寒さはハンパなくて・・・
寒さで震えて歯がガタガタ鳴ってましたし、ハーフグローブから出てる指は痺れてくるしで本当に辛かった。


トンネル抜けてのダウンヒルもやっぱり寒い。
そして向かい風強いですね・・・まあ予想してましたけど。

遠回りするつもりはなかったけど、向かい風から逃げる為に山志谷越えを選ぶ。



まあ往路と同じ道を通っても面白みが少ないですし・・・
でもここから何かがおかしくなった。

もう今日は十分登ったし、それなりに疲れてるぞ。だから最短コースで帰ろう。
そうすれば、基本自由落下で家まで帰れるじゃん。


うん、そうしよう。


なのに・・・


くっそ!



なぜ三代寺のコブコブを走ってるんだ。
訳が分からない。

もう登りはたくさんです。
脚がパンパンなのでまっすぐ帰ります。


のつもりだったんだけど・・・



くっそ!くっそ!



なぜ広岡にいるんだ。
訳が分からない。


もう帰りたいんだ!
でも帰れないんだよ!
だってもうちょっと足りないから!




くっそ!くっそ!くっそ!



絶対に行くまいと決めてた裏風車になぜいるんだ。
訳が分からない。

ここの分岐を右に登ってみたらコンクリの道が終わった。
その先は獣道のようなシングルトラックなので、引き返して分岐を左側に。



こちらは公園で行き止まり?
風車まで抜けるにはさっきの道だったみたいだけど、もう一回登るのマンドクセw


だって目的は既に果たせたから。



山志谷越えた時に1,700mくらいだったので、せっかくなら大台まで登ろうと。
登れない身体だけど、せめてTd大山に向けて登る間隔を出来るだけ取戻しておきたいから。

先日の小豆島と合わせてけっこう登ったから、おそらく大山を”完走できる”レベルには戻ったと思う。
もう今年はこれでいいやw


疲れたから今度こそ最短で帰ろうと思ったけど、今度は距離の方がもう少しでキリがいい数値に・・・

ブキミーと農道を周って距離調整したら160km=100マイル達成。



100マイル走るなんていつ以来だろう?
四国カルストの時?
選んだコースが良かったからなのか、前に走った時よりも余裕があった気がします。

そして久しぶりにロングを乗ってみたCASATIは、やっぱり素晴らしいバイク。
重さを感じる場面は多いし、登りはライスピと比べると非常にモッサリでしんどい。
でも乗り心地の良さとか、下りでの安定感とかはこっちの方が全然いいわー。
あとBROOKSカンビウムがめちゃくちゃ良くて、この日はパッド付インナーとか履いてなかったけど全く痛くなかった。
この距離走っても痛くないってのは相当お尻に合ってるんだなと。

いいとこをいっぱい挙げたけど、これほどの距離&高度をクロモリで走るのはもういいやw
これしか無かった頃は仕方がないけど、よくやってたもんだと我ながら感心します。


ガッツリ走ったのでさぞダイエット効果があっただろう。
当日は参考にならないだろうと、翌日にもう一度計ってみると・・・0.5kg増えてた!


な・・・何故だ??汗
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ゴールデン小豆島

2015-05-08 | Bicycle ride
5月5日。
重装備者プレゼンツの小豆島ツアーに参加してまいりました。

昨年9月に一人で行った時は岡山港から船に乗ったけど、この日は日生港から。
こちらの方が鳥取からの距離も近いし、乗船時間も短いしでいいかもしれませんね。
ただし、一本乗り逃がすと次の便は3時間後となり、必然的に島巡りは諦める事になりますけど。



船旅から始まるサイクリングは否応なくテンションあがりますが、特にS君のあがりっぷりが凄いw
いきなりお菓子とアイス買ってきてハイテンションではしゃぎまくり・・・



でも30分ほどしたら「もう飽きた」って・・・子供か!w

写真撮ったりヘルメットの試着したり、闇取引?が行われたりしながらの船旅がめちゃくちゃ楽しい!
だが、楽しんでられるのも今だけだ。
我々がこれから上陸するのは「修羅の島」なのだから。

戦場に赴く戦士達。



ガンダムとかでこんな光景あった気がします。




ハッチが開いていくこんな光景もあった気がします。


さあ、降り立ったここはもう戦場だ。
一時たりとも気を抜けない時間の始まり。
ぼけぼけしてるとあっという間に命を落とすぜ・・・


・・・ぜ??



イヤッホーーーー!!♪



のっけからテンション上がりまくりである。
修羅の国に抵抗の多いオフ車でやってきた人は脳みそが壊れてますから・・・




さらに抵抗の大きなファットバイクを持ち込んだもっと壊れてる人(しかも風邪気味)が続き、
さらに前日220km走った挙句、「回復走しに小豆島に来た」という、いろいろと間違えすぎて残念な人が続く。




この日はロード3台、オフ車3台でしたが、オフ車の3人がとにかく元気でした。
後ろから見てたらわんぱく全開で、童心に還ってるのが伝わってきます。
まあこの面子でこの天気、そして青い海に囲まれた島が舞台ってなればそれも仕方ない。


「土渕海峡は世界一狭い海峡なんやで~」

「へ~、そうなんだ~」



「ところで海峡って何?」

「・・・・狭い・・・海・・・かな」

「狭い海の中でさらに狭さを競うなんて・・・スケールがとことんまで小さいですね」

「・・・・土渕さんに謝れ」



エンジェルロードにやってきました。



なんかジェットスキーの軍団がやってきました。
頭の悪そうな人が乗ってるビッグスクーターみたいなスピーカーが付いててガンガン音楽鳴らしてました。
ここは島だからビーチは他にいくらでもあるのに、わざわざ有数の観光名所に乗りつけるところが馬鹿っぽかったです。
多分本人達は「イケテル俺達」って気分だったんでしょうが、全然イケテない・・・どころかすんげく見苦しいですよ。
しかもそんなに若くはなかったよね?馬鹿じゃね?


ってセリフを隊長の重さんが言ってました。
僕は何も言ってませんよ。


ビーチで馬鹿になりたいなら、こういう風に誰もいないとこでなりなさい。



ここで乗らせて貰ったけど、めちゃくちゃオモロイ!!
砂浜でも走れるけど、トラクションを上手くかけないと空転して進まない。
そしてめっちゃエライwww


テンションあがりまくり~♪






どこでも、いつでも、常に誰かが笑ってた。
この日はそんな日でした。




迷路の町は本物の迷路だったぜ・・・


大盛の素麺をペロリとやっつけて、



「どや~、ファットなバイクって珍しいやろ~」と女子をナンパしてティンコに刺激を送ったら、次に目指すはティンコ半島です。


ここは最高ですね。





















変化に富んで、景色がめちゃくちゃ良くて、ヒーコラ喘ぐ激坂あって、そしてほとんど車が通らない。
小豆島の魅力の半分はこの半島に詰め込まれてるような、そんな道。
前回来た時にここが凄く気に入りましたけど、たぶんこの日走った皆も好きになったと思います。



オリーブ園でソフトクリーム&オリジナルドリンクで一息ついて、



止めてもええんやで・・・と言ってあげたのに、やっぱり向かうのねヒルクライムルート。
一段ガツンと登って、ちょっと下ったら中山千枚田



井上真央ちゃんの「八日目の蝉」って映画がありましてねー。
年々脆くなっていってるおっさんの涙腺を刺激しまくった映画だったんですが、
終盤でのこの千枚田の映像がけっこう印象的だったんです。






棚田巡りまたしたくなりますな。


ちなみにビューポイントを捜して登っていく時に、脇道に入ったらどえらい道でした。



なんとo-tukaさんはここを脚付なしで登っていきました。パネェ・・・



棚田の上へと登っていった道を更に進めば抜けれそうだったのでそこからまたヒルクライム開始。



10%前後くらいの坂、そして案外長い。
でもこういう道は好きな道だ。



道は次第に狭くなり、それに比例するように雰囲気が良くなってくる。
素晴らしい。

素晴らしすぎて舗装路が終わった。



ファット似合いすぎ。
ロードの三人も果敢に乗ったまま突入!楽しい♪

そして程なく視界が開けた。


そこにあったのは秘境であった。



ただの溜め池なんだけど、開放感あって綺麗で静かでと、秘境的な良さがありました。

ここからかなり荒れた舗装路を下っていくと、お猿の銚子茶屋に抜けるのでした。
中山からかなりのアドベンチャー要素満載で、もう既にお腹いっぱいって気もするんですが・・・

ここから小豆島スカイラインにのって寒霞渓を目指す激坂悶絶区間が待っています。
止めてもええん(ry



我慢の時間 



キコキコ・・・ キコキコ・・・

誰もがインナーローで、静かに、地味に、クランクを廻すだけ。
終わりのない坂なんてない。
でもこの道は「ま・・まだ?」と言いたくなるくらい登っても登っても、カーブを曲がっても曲がっても続く光景にやられそうになる。
ほんとにキツイ。
H原さん曰く、「ダルガ峰よりもキツイ」と言わしめるところだ。
ああ、ほんとにしんどい・・・。

でもなんとか登れてる。
前回は何を思ったかローギア39×25で来てしまったが、今回はリアに27Tが入れてある。
クロモリ→チタンと軽量になったのもあると思うが、ローギアの2Tは偉大だった。
お陰でなんとかノー脚付を達成。



ファットはマジでしんどそうだったなぁ・・・
これで登ろうとする姿勢にリスペクトです。



ご褒美



やったどーー!!って叫んでしまう。

改めて小豆島って凄いとこだと思います。



ファットバイクで登った門くん、とても頑張りました。
ファットボディになった俺はダイエット頑張れ。
ていうか早くダイエットを始めろ。


でもご当地バーガーとかって食べとかないといけないじゃん。



オリーブ牛って書いてあったし。

オリーブ牛・・・オリーブ食べてる牛・・・欧米か!



寒霞渓からK31号にて北側の大部港へと。



こちらも登ればかなりの悶絶コースですね。
看板に14%ってあるしw

途中で一回ヒヤッとする場面があった。
ダウンヒルは得意なのに、ライスピ号では上手く下れない・・というか、上手く曲がれない。
このままだとTd大山では不安なので、もっと感覚を掴んでおく必要があります。


復路のフェリーは大混雑だったけど、臨時便が出てたので無事帰れました。
備前で皆で夕飯をガッツリ食べて、地元に帰れば22時。
朝4時に出て実に18時間。

くったくたになるまで遊び倒した一日、超ウルトラスーパーめっちゃ楽しかったですね♪
参加された皆さんお疲れさまでした!
次は秋くらいに今回行かなかった右側&お猿に会いに行きましょう!

あ、寒霞渓は止めてもええんやで。



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中部・北陸の旅 その6 氷見・雨晴~金沢

2015-05-04 | Bicycle ride
4月12日
旅はとうとう5日目に入る。
さすがにこれで最終日。
そして中部・北陸の旅シリーズも最終回。


6時に朝食前の朝ポタに出掛けて、
日の出間もない氷見海岸から富山市方面を望む。



予報どおり、青空が広がってきました。
この方角に立山連峰が見えるはずですが・・・この時点ではまだ全く見えない。
まあ前日まで雲が厚かったし、空気もえらい霞んでましたからね。
青空が覗いてるので幾分期待はできそうですが、天気がいいからくっきりと見えるってわけでもないらしい。
こればっかりはもう自分ではどうしようもないから、立山の神様が微笑んでくれるのを祈るしかないのです。


早朝の桜を愛でる。






地元の桜は今年はあっという間に散ってしまって残念でしたが、北陸では見頃のいい時期でした。
昨年の九州もちょうど見頃の時期だったし、縦に長い日本のお陰でこうやっていろんなとこで桜を楽しむ事が出来てます。

朝食を済ませてすっくり目にホテルを発つ。
富山湾沿いに南下していくと、何人ものサイクリストとスライドした。
この辺りはサイクリングやトレーニングのコースとして人気なんだろう。
名古屋を出発してからというもの、繁華街だってそれなりに通ってきたのにロードに乗ったサイクリストとほとんど出会わなかったのにね。



能登半島を望むとこんなに綺麗に見える。



だが肝心の富山方面は・・・



どうやら逆光になるようで、能登半島の方向と比べて景色が見えにくい。
だが浮かび上がる立山連峰のシルエット、念願の光景を目にして感動である。


・・・えっ??

見えない??


立山連峰が見えませんか??


ああ、忘れてました。
この時間帯の立山は心の綺麗な人にしか見えないようです。
これはちょっと普通の人には難しいレベルでしたね。

見えない人は残念でした。
でも安心して下さい。
少しくらい汚れてる人でも見える時間もありました。






ローカル氷見線とセットで。
電車じゃなくて”汽車”っすよ。鳥取と同じっすよ。
富山湾と立山連峰をセットで見える絶景路線で、てっちゃんには有名なとこ。
確かに素晴らしいロケーションですね!


・・・えっ?

なんだかよく見えないって??


申し上げにくいのですが、心が・・・


でも安心して下さい!
まあまあ心が汚れてる人でも見える写真をお見せします!






これならおそらく死んだ後で地獄に行かれる事になる方でも見えるかと・・・
ちなみにわたしのような人間にはくっきり見えすぎて目が痛いです。

この写真でいくと右の白い一帯が立山、真ん中より少し右の黒っぽいとこが剣岳、そして真ん中左の白い一帯が毛勝三山、左端の白いのが白馬山ってとこでしょうか。
”日本の屋根”である北アルプスです。
これはまさしく感動の光景であります!!


・・・えっ?

もうちょっとよく見えるのを出せって?


仕方がないですね~


では、とっておきのをお見せしましょう!



すいません!
これが精一杯でした!


二時間以上、時間にして11時を過ぎるくらいまでこの雨晴海岸で粘ってみました。
空気が霞んでてクリアに見えないというのはあるんだけど、予定外だったのは逆光になってしまったこと。
朝の方が空気が乾いて視界がクリアな事が多いんだけど、逆光だと遠景は見えにくい。
順光になる午後だと山に光は当たるが、湿った空気が上昇してきて霞ませる・・・

これはよほど条件のいい時でないときれいに見る事はできないのかもしれない。

更にどうやら晴れは晴れでも、スカッとした青空の晴れじゃなく、白っぽい空の晴れってのがこの日の空だ。
その傾向は時間を経る毎にどんどん強くなってきてる。
その後の行程もあるので流石にこれ以上粘れませんが、たぶんさらに粘っててもいい結果は得られなかったんじゃないかな。
写真に残すのが難しかっただけで、肉眼ではもっと見えてました。
「立山連峰を見れないうちは帰れない」と思ってたけど、とりあえずはそれを果たせたかな。

常に100点満点であるとは限らないし、またそうある必要もない。
満点狙ってまた来たくなりますからね。


高岡市からはR8をメインに西進して金沢を目指す。




道中には絶えず雪山が見えてました。

地元でも冬は雪山に囲まれます。
だけどやっぱ立山連峰はレベル違います。その見え方がどこからでも圧巻です。
天気良ければいつでも絶景。しかも県内のほとんどの場所で。
富山の人は「玄関開けたら2秒で絶景」という羨ましすぎる環境に住んでる事、もっと誇っていいと思います。



至るところで桜が満開、






なんかはっきりしない空ではあったけど、花見客も大勢でどこも賑わってました。



源平の戦いの舞台「倶利伽羅峠」の手前、小矢部という町にきたらお昼の時間。
新しくて大きな道の駅があったけど、レストランにはあまり惹かれるものがなくて・・・駅周辺を散策。

旅の最後の食事だしと普段は食べない物を食べることに。



鰻ってあまり食べません。
だって高いから。

んでもって、安い弁当の鰻ってもっと食べない。
だって美味しくないから。

だから普段ほんとに鰻を食べる機会がないんですよね。
でも久しぶりにちゃんとした(?)お店で食べたらめっちゃ美味かったです。

でも高いからこれからもあまり行かないと思います。



クロスランド小矢部



田園中心のだだっ広いエリアに突然現れる唐突感ありました。
東西に走る北陸自動車道のほぼ中心、北側に延びる能越自動車道、南に走る東海北陸自動車道と、
高速道路が小矢部でクロスするからクロスランドなんだってさ。
道の駅のポスターみて寄ってみたくなりました。

上の展望台の高さ100mだっていうから、最後にこの辺りを俯瞰しておくのもいいんじゃないかなと。

それと、高いところに登ったら立山連峰がくっきり見えるんじゃ・・・



という淡い期待は裏切られましたけど。
今回痛感しましたけど、山を撮るにはズームが全く足りませんでした。
今まであまり望遠レンズなくて困った事なかったですが、こちらでは最低でもフルサイズ換算で150mmくらいは持っておくべきだと思います。



まあ山はあれでしたが、散居村の雰囲気はよく分かりますね。
五箇山から下りてきた時は霞んで見えなかった分こちらで取り返せました。


R359にのって内山峠を越え石川県へ。






ついに4県目かぁ・・・(遠い目

名古屋を出発してから、走った距離がもう少しで500kmとなる。
5日間で走ってきたので、一日平均は100kmとそうたいした距離ではない。
でも500kmかあ・・・、そりゃ4県ぐらい跨いじゃうよなと妙に納得。

その500kmをノートラブルで走れるとは有難い事です!

ってな事を考えるとパンクしました。



何気に旅でパンクするの初めてでちょっと面白かったりw
急いでるわけでもないし、誰かを待たせてるわけでもないので全く焦ることもない。

ばらしてすぐにチューブの穴を発見したので、イージパッチ貼りました。
即効でタイヤ嵌めてインフレーターで即効空気入れて即効直りました!

でも何故か空気が抜けていきました。

補修箇所を見ると、一つだと思ってた穴の近くにもう一つ穴が開いてました。
スネークバイトってやつでした。
結局チューブ変えました。ボンベ1本無駄にしました。




金沢市街に入ると交通量も歩く人もグンと増えます。

東茶屋町に寄ってみました。



人大杉わろちw






甘味でも喰らってやろうと思ってましたが、人口密集度高く自転車押して歩くのもちょっと憚られる。

流石北陸新幹線の開通に沸く、おそらく日本で今一番ホットな場所金沢。
ここだけじゃなくどこも凄い人でした。





1時間半くらい余裕を持って駅に到着。



この門? 超絶かっちょいいぜ!!


切符を買った後、列車の時間まで兼六園でも行くか~なんて考えてましたが・・・金沢を舐めてました。
駅の中は凄い混雑で、切符買うのに1時間近く掛かった。
ギリギリに到着してたら切符買えてなかったかも。

お土産とビールを買い込んで、程なく車中の人。
これにて中部・北陸の旅シリーズ、完結也。

いや~、長かったですね、ブログw

今回の旅は点数をつけると85点くらい。
でも大概「あそこはこうすれば良かった」って思う事が幾つかあるんだけど、今回はほんとそういうのが無い。
運任せの天候は仕方がないから置いておいても、準備や行動的にほんとに思い通りにスムーズだった。
幾つかの予定変更する必要があったけど、その決断もその後の行動も実にスムーズでした。
あえて不満を上げれば、いまいちイケてなかった食事が何度かあった程度。

準備が上手くいったのもありますけど、無理しないで走れる行程にしたのが良かったのかなと。
200km目指して走るとか、3,000m登るとかを目指すのもたまには悪くないですし、
見たい物を見る為に必要ならやりましょうとも。
でも自分の走力とか色々寄り道したい性分とか考えると、100km/日くらいで計画するのがちょうどいいなと。
そしたら余裕を持って予定をこなしていけますし、その方が自分に合ってる。

残念な空の日もあったけど、不安定な天気の中ほとんど濡れる事がなかったのはある意味奇跡的。
そう考えれば天気はかなり味方してくれたんだとも思います。

自転車に乗る毎に速くなったり上手く走れるようになってきます。
旅も重ねる毎に上手くいくようになってきました。
もっともっと上手くなってやろうと思います。

じゃないと、まだまだあるテンコ盛りの絶景を上手に巡っていく事できませんから。


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中部・北陸の旅 その5 八尾~高岡~氷見

2015-05-01 | Bicycle ride
4月11日。
旅も四日目に突入。

雨は朝方にはあがったが、道路がまだ濡れてたのでゆっくりホテルを出る。
走りだした頃には道路もほぼ乾いて、なんと青空も見えてきた。



でも青空はこの一瞬だけで、残念ながらこの日は一日を通してどんよりとした曇り空で、さらにとても寒かった。



越中八尾



「おわら風の盆」

聞いたことあるでしょうか。
富山を代表する祭りなんですが、ある小説をきっかけに「おわらブーム」ってのが起こった時があって、演劇やドラマや演歌等いろんなのができた。
自分が知ったきっかけは内田康夫の小説でしたけど。
その舞台がこの八尾(やつお)なんですよね。

で、この石垣凄くないですか?

飛騨の山々から流れる幾筋もの川が集まる特有の地形のため、古くから一帯は度重なる水害に悩まされていた。
江戸時代、川の氾濫から逃れようと、街の人々が高台に町を開いたのが石垣の起源なのだと。
眼下を流れる井田川からの高さは約30メートルにもなる。






殿様が権力を誇示するために造らせた城跡でもない。
史跡とか、重文とか、特にそういうのに指定されてるわけでもない。
それなのにこの立派さ。
「そういう権威とか名誉みたいなのには興味ないんだよね」とでも言わんばかりに。

そんなとこが尚更素敵でした。
橋のベンチに座ってしばらく眺めてましたが、そうやってしたくなる場所。
こういうのゾックゾクしますわ。


おわら風の盆、曳山祭りと富山を代表する祭りが行われてるとこなんで、町並みもいい雰囲気です。






祭りの時の写真では道の両側に灯篭が並んで、さらによい雰囲気に。
たかだか2万人くらいの小さな町に祭りの時には30万人以上がやってくるってんだから凄い事です。
日本の道百選らしいですよ。


裏手にあった城ヶ山公園ってとこに登ってみました。






桜の木がいっぱいあって、散り始めのいい時期でしたが、この曇り空じゃねぇ・・・


再び富山市街へと戻ってきました。




桜を求めて・・・じゃなくて、富山市街を一望できる「呉羽山公園」へ。






桜に囲まれて眺めもいいし、今ホットな北陸新幹線も見えた。
でもこれじゃダメなんです。
決定的なものが足りないんです。

実は天気がいい時は、ここから市街の向こう側に壁のようにそびえる立山連峰が見える。
桜と白い立山のセットで写せる絶好の時期なのに残念です。
まあ、天気ばっかりはどうしようもないですし、前日の予報の時点でほぼ諦めてました。

前日は雨(結局濡れずに済みましたが)よりもマシだったとは言え、この日は降水確率は低くとも曇りの予報。
もしかしたら一瞬でも・・・なんて期待もしてましたが、この日の雲はかなり厚く、結局一日を通して空を覆ったままでした。
そしてやたら風が冷たくて、この旅で最も寒い日でしたね。
雪に囲まれた山岳区間よりも富山の平地の方がずっと寒いとは予想外でした。


R8号を西に向かって進む。



この時から約一週間後、この国道8号で大型トレーラーとサイクリストの接触事故がありました。
富山から西側はそんなに危ないと思わなかったけど、東側の新潟方面へは自転車的にかなり難所的なルート。
富山から新潟に向かう海側の道は基本的にこれのみなので、旅のサイクリストを悩ます区間のようです。
事故にあったサイクリストは自分と同じような旅行者だったようですし、意識不明の重体だと報じられてましたがその後どうなったんでしょうか・・・



高岡市へ。





八丁道



高岡市は加賀藩主前田利長が築いた高岡城の城下町として発展した都市である。
その前田利長の墓から菩提寺を結ぶ参道の長さが八丁(約870m)だから八丁道。



そして菩提寺の名は「高岡山瑞龍寺」。国宝です。

入館料を入って、まずは重要文化財の「総門」をくぐると目に入るのはこの光景。



国宝の「山門」までの一直線の道。
そして両側には玉砂利が敷かれ、枯山水のようにきれいな帚目で整えられている。
夜間はライトアップされた姿も荘厳です。






入母屋造りの杮(こけら)葺きの二重門。
二重門とは二階建てで層と下層の境にも軒の出をつくるもの。
普通は下の屋根の方が大きくなってるんですけど、ここは落雪を考慮して同じくらいの大きさになってるらしい。


その山門を借景として望むのが「仏殿」、これも国宝。



そしてその後ろにも一つ国宝の「法堂」が控えるという国宝三段構え。
で、写真を見てもらうと分かるんですが、ここは芝生がひいてあり、
てことは、最初の総門~山門エリアは玉砂利、山門より内側は芝生と、ガラリと雰囲気というか世界観が変えてあります。


で、その山門エリアを囲むのが、この美しい回廊。



回廊ってだいたいは屋根と柱だけっていう造りが多くて壁がある事自体が珍しいんですけど、
壁があるどころかこんな立派なのは特に珍しい。
腰までの障子と白壁、そして並んだ障子から入る柔らかい日差し。
天気良ければもっと綺麗に見えたんじゃないかと思います。
でもこの時でもとってもビューティホーでした。

国宝とか重要文化財とか出来るだけ見るようにしてますけど、それって当然ながら古い物になるじゃないですか。
歴史的価値とかそういうのもまあ見所ではあるんですけど、古い物の何が魅力かって「コスト度外視」ってとこなんですよ。
お金とか納期とかそういうのより、とにかくいい物を、いい仕事を目指して作られたもの。

無駄なとこにもトコトンまで拘る = 究極の技を披露できる

宮大工にそんな許可出したら、どえらいことしはります。
それが感じられるのが国宝の瑞龍寺でした。


高岡に来たらこれも見て帰らなきゃ。



高岡大仏。
日本三大仏の一つと凄いんですよ!

あくまで自称ですけどw 
奈良・鎌倉と差がありすぎて一般的には認められてませんw
ちなみに三大仏の一つを自称してるとこが他にも幾つかありますw



でもこの大仏さん、与謝野晶子が「鎌倉大仏より一段と美男」と詠んだと伝えられるというイケメン大仏。
そう言われると地元の買いっぷりがイケメンな某パイセンに似てなくもない・・・



高岡市からR160で北上して、富山湾の西にある氷見市が今晩の宿です。



氷見は魚介が美味しくて知られるとこ。
富山湾であがる魚は鳥取とほぼ同じで、旬もほぼ同じ。
でも白えびだけは鳥取で獲れないんですよね。
小さなかごに入ってるのが白えびです。
白えびの刺身丼を機会があれば食べたいと思ってたけど、今回はタイミング合いませんでした。
まあ、次回の楽しみを残しておくのも悪くない。


当初の計画では、今回の旅は三泊四日の行程でした。
この氷見には昨晩泊まってる予定でしたから。

始めの二日間はいい天気に恵まれて、嬉しい光景にたくさん出会えて良かった。
でもそれから二日は曇りが続いて、少し残念な思いもした。
上がって下がった状態の、今ここで帰ったらなんか負けっぽくて面白くないなぁ・・・

翌日の予報は晴れ(と曇り)でした。
そりゃ帰れるわけないでしょ。



さあ、次はいよいよ最終日。
はたして立山連峰を見る事はできたのでしょうか???


読んでくれてありがとう
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