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ひなたぼっこ

「まだ見ぬ素晴らしい景色」を求めて自転車で。

Sunrise Express

2016-04-08 | Travel
寝台特急 サンライズ出雲



前から一度乗ってみたかったし、これを利用した旅が出来ないかなって考えてました。


旅の移動手段を考える時に、”効率”ってやっぱ無視できません。
効率ってのは料金と時間のバランスの事。
誰だって出来るだけ安く行きたいし、目的地に早く着けるにこした事はない。
でも現実で考えてみると、鳥取から関東への区間では

料金の場合   バス<<<<<鉄道(新幹線)<<飛行機
かかる時間   飛行機<<<<鉄道(新幹線)<<<<<バス

ってのが一般的。
でも飛行機は早割料金を利用すれば鉄道よりも安くなるし、
さらに鉄道も寝台列車になると値段がぐんとアップする。
単純に効率で考えたら早割の飛行機が優秀です。
そして最も効率が悪いのが鉄道(とくに寝台列車)と言える。

でも自転車の旅って考えるとちょっと違ってくる。
「輪行」って要素が入ってくるから。
高速バスは基本的に輪行不可なので除外されるし、鉄道での輪行が最も手軽。
飛行機輪行は屋久島で実際にやってみて思ってたよりはずっと簡単だったけど、
でも飛行機は早割前提ですからね。
絶対の晴れ男って自信がある人は別ですが、やっぱある程度ギリギリまで天気予報見て走る日を選びたいし。
その意味でも直前に取っても値段が変わらない鉄道ってのは利用しやすいです。
確かに飛行機に比べると時間は何倍も掛かりますけどね、でも夜に出て翌朝目的地に着くって事は、
平日の仕事が終わってから出発して、翌日の朝から自転車で走れるってのは結構効率がいいんじゃね?と言える。

まあ効率の事を長々書きましたけど、そもそも効率云々いうなら自転車ってのがまず間違いですし、
単純な効率よりも、旅情だとか、醍醐味だとか、またあえてそれを選ぶって部分だとか、けっこう大事なとこだと思う。

そんなこんなでサンライズ出雲って選択肢はアリだなと。




寝台列車と言えば今は亡きブルートレインを思い出します。

高速バスよりちょっと高いくらいだと思ってチケット買いに行ったら、バスのほぼ倍、飛行機の通常料金に迫るくらいの金額を言われてびっくりしました。
しかも二等寝台って二段ベッドの安いやつで。
みどりの窓口で「なんでこんなに高いの?」って聞いたら、
「そりゃ高いですよ。ホテル付いてるのと同じですから!」ってムスッとした顔で言われましてね・・・

ホテルって・・・ドヤ宿みたいな寝床のくせによくそんな事言えるな・・・と若かった自分は腹を立てた思い出が(笑)


だけどサンライズ出雲の車内は腹を立てるような事はございません。



ミサワホームと共同制作した内装は木材がふんだんに使われ、1998年のグッドデザイン金賞を受賞。
このレベルなら「ホテル付」と言っても文句などありませんよ、JRさんw


輪行袋を持ち込むならシングル以上の部屋が必要になりますが、現実的なとこでシングル一択かなと。



シングル客車は二階建てになってまして、予約の時は絶対に「二階指定で」と伝えましょう。
上側まで窓がラウンドしてて眺めがいいですし、輪行袋の持ち込みにも断然二階席の方がやりやすいです。
部屋はけして広くはないけど、ベッド脇に輪行袋がちょうど置けたし、リュック等は足元に置けて、
ベッド部分を全く侵害しないで快適に眠れました。
必要な装備は揃ってるし、ちょっとした食事やアルコールの置き場にも困りませんw




サンライズ出雲の中でサンライズ出雲の殺意を読むw
ある意味たいそう贅沢な時間。

うーん、旅情を感じさせられますな~


さ、2016年の春旅が始まりました。


Thanks for reading

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世界遺産 屋久島

2015-10-28 | Travel
大阪伊丹空港からバビュンと。



飛行機ちいさっ!!
しかもプロペラ機じゃん。
バビュンってよりもブルルンと飛んでく感じですな。

後で聞いたら屋久島空港の滑走路が短いのでジェット機は飛べないんだとか。
久しぶりに乗ったプロペラ機はうるさいし乗り心地も悪かったです。


九州最南端の佐多岬半島からさらに南へ60km、ここは南国です。



宿の敷地には島バナナの木が茂り、食べごろの身をつけている。
(勝手にもいで食べた犯人は僕達です。ごめんなさい)
ちょっと酸味があって普通のバナナよりも断然フルーティ。美味い!
追い熟じゃなくて完熟だから尚の事。




沖縄とここらの島でしか作られていないタンカン。それのジュースとかスイーツが超美味い。
あとパッションフルーツも美味かったぞ。



海鮮グルメの代表的なのはトビウオでして、でも今の時期に捕れるのは小型のやつで、所謂アゴ。



だから素揚げとかよりもアゴ出汁として食べる方がいいみたい。
地元でもアゴ出汁はメジャーですけどね、こちらのほうがよりさっぱりしてる感じ。





翌日への準備の買い物したり、ついでにちょっとドライブしてみたり。
旅の初日はのんびりと過ぎていく。



ところで、この屋久島ってとこはほんとに凄いとこです。



屋久島はほぼ真ん円の外周約130kmの島。
淡路島よりも少し小さくて、自分の住む鳥取市の2/3くらいの面積のそんなに大きいわけでもない島。
だが驚くことに、その中に標高1,000m以上の名前がついてる山だけでなんと46座もあり、しかもそのうちの20座は1,500mオーバー、
そして最高峰の宮之浦岳は1,936mもあって、これは九州で最も高く、西日本でも愛媛の石鎚山、徳島の剣山に次ぐ第三の高峰である。
鳥取市の2/3の広さの中にそれだけの山があるって想像できますか?
しかも島なんで外周は全て海に面した海抜0mで。

小豆島も「海に浮かぶ山」って感じがするけど、この屋久島に比べれば子供・・・いや、赤子のようだ。
屋久島は「洋上のアルプス」と呼ばれ、実際に現地で見てみるとまさにその通り。
どこからでも目にする山々はとても迫力があって、厳ついというか、少し恐怖感すら覚えた。
この島は南国なので亜熱帯気候なんだけど、宮之浦山頂付近の平均気温は札幌よりも低くて亜寒帯気候。
一つの島で日本の北から南の気候を体験できるのはたぶんここだけしかない。

さらに黒潮にのって運ばれてきた湿った空気がこの山々にぶつかり、雲となって季節を問わず豊富な雨を降らせる。
屋久島では「月に35日雨が降る」と言われるほどで、旅行に来て雨に降られずに帰れる事はまずないと思っていい。
この日も晴れ予報だったのに、程なくして雨が落ちてきた。



先ほどのバナナの葉っぱの下で雨宿り。
ある集落では晴天なのに隣の集落では土砂降りなんてのも珍しくなく、昔から「屋久島の天気予報は何言ってもいい」って言われる程。
そんな豊富な雨のお陰で、この島を流れる川の数は140を超える。
それによって豊かで雄大な自然環境と、豊かな生態系が見られる。



ちょっと集落を外れればヤクザルにも普通に出会えます。
日光とかの、凶暴で怖いとか、観光客の食べ物を狙ったりとかってのはまずなくて、とてもおとなしい。


~~~~~~~~~~~~~


こうやってざっと書いただけでも特異な地形と環境。
植物も、生物も、ここだけにしか見られないものが多い。
普通じゃない環境には普通じゃない世界が広がるのだ。

今回初めての飛行機輪行で自転車を持ってきたので、もちろん走るし、それはとても楽しみ。
でもこの島の雄大な自然を目一杯全身で感じ取る為には、自転車だけでは到底足りない。

だって、もののけ姫の舞台にも行かなきゃいけないですし、縄文杉を始めとする大木も見ないといけませんし、
一番高い宮之浦岳にも登らないといけません。
その為には自らの二本脚で山の奥深くに入っていく必要がある = 登山だ!
それで前の週は大山に登ってトレーニングしてたってわけ。


めちゃめちゃハードな行程だけど、

雄大な自然を感じる事 = 自然の厳しさに触れること

時間とお金使ってまで、やりたい事やる為に来てるんだから、ボロボロになるまで頑張ったらええんです。
そうやって辿り着いた先で得れる経験は絶対に素晴らしいと知ってるから。


屋久島シリーズ編、またぼちぼち書いていこうと思います。


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Deep & Real Bangkok

2015-10-09 | Travel
レンタサイクル付きのサイクリングツアーに参加した。




幾つかのコースがあったけど、今回同行したのは普段自転車に全く乗らない人ばかりなので一番短い3時間のコース。
それでも「え~、3時間もチャリ乗るなんて無理や~」ってのを無理やり引っ張ってったw

自転車を趣味として遊んでる人には距離や速度はちょっと物足りないと思うけど、
なんてったって道中のコースがけっこう面白い。



ヤワラートっていうチャイナタウン。

存在は知ってたけど、タイに来てまでチャイナタウンって・・・って感じで来た事はなかった。
ふーんチャイナタウンか~なんて思ってたのもつかの間、



先頭のガイドはチャイナタウンの路地を奥へ奥へとどんどん特攻していく。

この時点でもけっこうDeepでした。
鉄屑とかを生業にしている人が多いんでしょうか、道路脇には車の部品が種類毎にズガガンと積まれてる。
エンジンの山、ギアボックスの山、ドライブシャフト、バッテリー etc・・
鉄の臭いがする地区みたいな・・・

今まで見てる観光客が集まる華やかな一面とは真反対の、人々の生活がある、いや生活しかない光景。




いや、生活との距離近すぎでしょw
普通にご飯の準備とかしてるし。



人がやっとすれ違えるくらいの路地に普通に入ってく。


    

     ここなんて人が通るのがやっとです。ていうかMTBのハンドルけっこう斜めにしないと通らないw
     木のあるとこに普通に長屋建ててんですね。


ローカルな市場の中も通る。



海鮮系が山盛りで売られてたけど、けっこう新鮮で嫌な臭いとかもあまりしなかった。

押してばっかりなんで、もはやサイクリングとは言えないような・・・w
でも自転車だからこそできた経験。

車が通れないからタクシーでは無理だし、歩いてここにやってくるってのもまず考えられないからなあ。



















50年以上の歴史ある花市場を通って、チャオプラヤー川を船で渡る。
なかなか粋なコース設定。


そして川を渡ったことが冒頭の写真のお寺。
「Wat Kalayanamitr」ワット・カラヤナーミット?



お坊さんの学校でもあるのか、授業中みたいな感じでした。
タイでお坊さんってとても敬われる存在みたいで、飛行機の搭乗手続きやイミグレでも必ず一番前に誘導されます。




めっちゃ大きくて、座った大仏ではバンコクで一番でかいって言ってた。
ここでおみくじ引いたら自分だけ全然いい事が書いてなくて・・・w
油を流して清めるお払いみたいなのをして貰った。それで悪いのは全部ここに流したから問題ないよって事らしい。











おやつでくれたオレンジのスナックがめっちゃ美味くて、後でスーパーででっかい袋の買ってきた。
どのレストランにも置いてあるスパイスソースに付けて食べると止められない止まらない。



途中の市場でガイドが買ってみんなに配ってくれたマンゴスチン。
これも美味くて6個食べた。
あとランブータンも5個くらい食べたけど、なにか?


また狭い路地を幾つも抜けて、またボートで川を渡って少し走ればあっという間の3時間。
気温は日本の真夏だからめっちゃ熱かったけど、まあそんなに疲れたって程でもないので初心者にもおススメ。

普通に旅行に来たのではまず見れない世界。
絶景とかってのはないけど、その地の人の生活や、ありのままを知る事には意味があると思う。
日本だってそうだけど、どうしても目立つのは表舞台や華やかな世界の人だけど、それを支える何倍もの数の人がいて生活がある。
そしてそういうのこそDeepでRealで面白くて、その国をモロに現してるとも思うんですよね。

国が違って文化が違えば、生きてきた背景や環境が違って常識も違うし、いい事とそうでない事の境界線も違う。
どうしても日本と比べてどうだって思ってしまうけど、そんなの向こうからしたら大きなお世話だ。
狭いところがやたら多かったから、路地で家事の邪魔にもなったと思うし、市場の人の仕事の邪魔になったかもしれない。
でも嫌な顔をされた印象もなかったし、笑顔で挨拶してくれた人も多かった。
日本の路地や市場へこんな風に外国人が入っていったら同じように接してくれますかね?
もしそうじゃないなら、日本は恵まれてるけど豊かではないのかもしれない。

DeepでRealなバンコクサイクリング、今回の旅で一番印象に残った出来事。



そして夜はまた全く違うバンコク。






47階のルーフトップバーで夜景を見ながら晩飯。
こういうの人気みたいで何件かあります。

これもまたRealなバンコク。


タイはこの10年で右肩上がりに成長してきた。
高層ビルはバンバン建設中だし、所得も1.5倍になってもう後進国ではなく中進国だ。
皆の給料が10年で1.5倍になるって考えたら、そら消費は進むし外貨だってバンバン入ってくるでしょう。
自分に当てはめて考えてみると、そら景気のええ話やっちゅうもんです。
社会人になった時にはバブルが弾けた後で、就職氷河期も経験したし、それ以降も特に良かった時代を全く経験してない世代の自分にとって、
成長し続けてるエネルギーを持った国で目にする物や過す時間はとても刺激的でした。



自由に使える時間とお金は限られててけして多くはないから、その中で旅をするなら今はまず「自転車で」ってのが前提になって
必然的に国内になるし、また正直ここんとこそれ以外には興味がなかった。
まだまだ日本の中で絶対に自分の脚で行ってみたい場所が目白押しですしねー。
だからこれからのターゲットはまたそれになるし、その為に頑張って働かないといけない。

ちょうど10年ぶり、しかも前回30歳で今回40歳という節目、その他多くのきっかけでいく事になった今回のタイ旅行、
あのホイールが買えたなとか、欲しかったカメラも余裕で買えたなとか、チタンフレームもう一本買えたじゃんって思ったりもするけど、
物では得られない思い出。

「行って良かった」

旅をした後は必ずそう思います。



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'10 Felt in Bangkok

2015-10-07 | Travel


ちょうど10年振りに訪れたタイ・バンコク。
「10年ひと昔」なんて言葉があるように、10年も経つと色々変わってます。
と同時に10年経っても変わってない事も多数。


10年前には建設中だったスワナンプーム空港が今やすっかりメイン空港となってますが、
SWの航空券高杉の為、初LCC利用で10年前と同じドンムアン空港に降り立ちました。

そう言えば10年前はLCCもまだまだ普及してなかったし、日本-バンコクへの路線も無かった。
10年前と変わってた事


今や古くて手狭な空港だけど、少し薄暗い通路を抜けて外に出た瞬間「暑い!」ってなるのがよりタイに来たって実感する。




初めてのLCC、狭くてもバンコクまでの6時間弱なら余裕だろと思ってましたが、予想以上にきつかった。
でもスッチーの制服が色っぽくて良かったからまた使います。

うーん、こういう思考回路は10年前と変わってない



スーツケースとゴルフクラブ×4と大荷物なので空港からはハイエースの大型タクシー。
そのハイエースの内装がやたらカスタムされてたのが多かったです。



我々が手配したのも御多分に漏れず・・・
10年前と変わってた事

こんな照明見ると「とりあえずビール」って言ってしまいそうになる。この時まだ朝の5時だけどw



空港から直行で朝一からゴルフ。



ゴルフの腕前は全く進歩なし。






ハーフ終わった時にビール飲み始めたら止まらなくなって、後ろの組に「お先にどうぞ」ってどんどん抜かさせる。
そして飲み過ぎ+寝不足+南国の灼熱の天気とで残りのラウンドがめちゃめちゃしんどくなる。

・・・前回も全く同じ事した記憶がある。
ゴルフに関しては10年前から相も変わらず








「微笑みの国」なんて言われるくらい色んな人が笑顔で接してくれたり、
買い物した後なんかで必ずワイ(手を合わせて拝むポーズ)してくれたりとか、なんかほっこりした気分になれるのはやっぱり変わらず
道路脇の屋台から美味しそうな匂いがしてるのも変わらず
夜の繁華街のギラギラなパワーも相変わらずだし、ご飯が安くて美味くて食べ過ぎるのも変わらず

でも思い返してみると、10年前はまだまだ色んな事に無知で不安だって、屋台飯とか衛生的に怖くてとても食べれなかった。
それどころか「海外の水は危ない」ってのを真に受けてて、水を飲むのは勿論、氷も使わない、歯磨きもミネラルウォーター使ってとかしてたなぁ。

それが今回では氷もバリバリ噛み砕いてやったし、歯磨きも普通にしたし、屋台飯もたくさん食べた。(流石に真水は飲まなかったけど)
勿論、それでお腹の調子が悪くなったなんてのは皆無。
これも10年前とは変わった事なのかもしれない。




昼間は暑いから嫌だけど、夜の移動にはトゥクトゥクが便利。



タクシーに比べて値段吹っかけてくるのも多いけど、でもいい奴だって普通にいる。
2台に乗り分けて「先に着いた方にチップだ!」って言うと俄然張り切ってぶっ飛ばしてくれて、
信号で引っかかる度にシグナルグランプリ状態でめっちゃ盛り上がったわw







バンコクはこの10年で物価が1.5倍になったらしい。
言われてみると30THBぐらいで食べれた物が40とか50THBに上がっとる。
最低賃金も1.5倍に引き上げられたようなので、タイ人の所得も上がり生活も豊かになってると言ってた。
それに現在の円安も併せると、以前よりはジャパンマネーの強みが薄れてお得感も減ってる。

でもそうは言ってもまだまだ日本より物価は安く感じる事が多くて、日本ではしないような事も日本より格安で出来る。







100円くらいで美味しいご飯が食べれたり、こうやってプチセレブみたいな気分を味わったりと両方できるのがバンコクのいいとこ。

多種多様な人が楽しんでて、バンコクが観光立国だというのがよく分かる。




日本ではもう見ないような後ろがVカットの人のバックにそびえるのは、三島由紀夫の「暁の寺」の舞台ワット・アルン。
現在は修復中で足場に覆われてるけど、そんなのお構いなしに夜にはしっかりライトアップ。





アナザースカイってテレビ番組ありますが、もし自分のアナザースカイを聞かれたらこのバンコクをあげます。
色んな思い出や思い入れがあるけど、なんと言っても海外旅行の面白さを気付かせてくれたのがこの街だから。
それまでの海外って言葉なんかに不安ありまくりで、添乗員付きのパックツアーとかで行ってただけだったけど、
初めて航空券とホテルだけ手配して、後は完全フリーで現地に着いてから考えようって旅をしたのがこのバンコク。
タイ語なんて全く分からないし、英語も通じない事多いしで当時は色々と苦労したなぁ。
でもそれで色んな事を教えてもらえたし、とにかく行けばなんとかなるって事に気付かせてくれた。
自転車でも同じだけど、苦労すればするほど得られる果実は大きい。


10年も経つと色んな事が変わってます。
色々便利になってて、特にこちらでもみんながスマホ持ってて、それでより便利になってました。
昔は苦労した言葉も今はスマホの翻訳アプリ使えばそんなに苦労しないし、地図やガイドブック片手に歩き回ってたのも全部スマホで事足りる。

でもいくら時間がたち、色んな事が変化しても、この街が刺激的で魅力的だってのは全然変わってませんでした。

そして何よりも変わってなかったのは、平均睡眠4時間くらいで早朝から夜遅くまで連日ずっと全力で遊び倒せる自分の気力というか行動力。

風邪ひいたら治るのが遅いとか、怪我した跡が消えないとか、髪はもちろん髭にも白いのがやたら増えたとかあるけど・・・俺もまだまだいける。


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保養の旅 高知

2011-11-11 | Travel
少し前まで仕事がものすごく忙しくて、特に9・10月はほとんど休めませんでした。
おまけに毎日遅くまで残業で帰宅してご飯とお風呂終われば既にてっぺん越え・・・

きつかったな〜

肉体的にも勿論つらいんですが、精神的の方が非常にきつかったです。
夏の暑さが一段落したこの時期は出かけるのに絶好の季節。
天気もいいし。
自転車のりにとって良い季節です。
労働基準法なんてのが存在しないような仕事をしてるもんだから
オフの時に好きな事をしてリフレッシュして今を維持してるようなもんです。

それが出来なくて仕事だけってのはやっぱりつらいよな〜

まあ、お陰様で仕事も一段落しまして、ちょっと旅館でも行ってゆっくりしたいと考えてたのです。
それに選んだ場所が高知ってわけ。



瀬戸大橋


昭和63年4月開通だから、自分はちょうどピカピカの中学生になったばかりだ。
世間で瀬戸大橋の事が話題になって、もうすぐ開通!ってテレビとかでばんばんやってた時はまだ小学生だったんだな。

確か中学三年の修学旅行かなんかで通ったのが初めてで、
橋脚のあまりのでかさに本気で感動したもんだけど、今回見てそんなに大きいと思わなかったな〜

あれから20年か… 早いねぇ


瀬戸大橋を渡ったら香川県です。
香川県といえば さぬきうどん!
全然下調べせずに「どこに入っても美味しいだろう」と適当に走って適当にあった店にin

田舎うどん 源  肉ぶっかけ 写真ぶれぶれw


すごいコシ! 美味しいです。
けして少ないわけではないのに、一人前がぺロっと食べれる。
地元の人はいいですね。こんな美味しいうどんをそこら中で気軽に食べることができて。
いつか讃岐うどん巡りなんぞやってみたいもんです。








豊稔池堰堤(ほうねんいけえんてい)

山道を進んで行くと突然その姿を現す
まるで中世ヨーロッパの城壁というか要塞のようなその姿
上部には鎧を身に付け弓矢を構えた兵士達がこちらを睨んでいてもおかしくない。
大正15年着工、昭和4年完成。今から80年前である。
当時水害と干ばつ被害に苦しんでいた地元農民が部分請負という形で約4年の歳月をかけ無事故で完成させた。
日本初のマルチプルアーム式ダム。
多連式アーチダムとしては、宮城県仙台市の大倉ダム(二連式)を含め全国に二つしかない。

これは遺産ではなく、現在もその機能を有しこの地区の治水を行なってます。
土木屋として一番の喜びは 造った(関わった)ものが使い続けられること。
約90年経った今でも活躍する豊稔池堰堤は、その意味でもとても価値ある素晴らしいものだと思います。

彼も何かを感じたかな?w
 



宿泊は 高知 城西館



とてもいい旅館でした。
愛想もサービスも設備も対応も何も不満はありません。
当たり前のようでこれってなかなかないこと。
料理も美味しく食べきれないくらいの量でした。
部屋で食べれるのはやっぱり落ち着くし、地元の食材が多くてちゃんと説明してくれるのも良かった。
特に旬の「戻り鰹」は美味しかったな〜
もっと食べたかったくらい

写真を載せたかったんですが、美味しかったのに美味しそうに撮れたのが無かったので省略します…
しかし料理の写真は全然上達しないなorz



翌日はアンパンマンミュージアムへ
彼が最も行きたかった場所


子供向けのアンパンマンだからとばかにすれなかれ
これはアンパンマンのアートです




    





大好きな だだんだん♪


大人が見ても十分楽しめる場所です。


アンパンマン好きは勿論、そうじゃない人も楽しめますよ。撮影も自由だし。
素敵な絵がいっぱい飾ってありました。


さて、旅も終盤です。
ランチはここで。「温泉カフェ 湖畔遊」


センスがいいお店でした


天気は良かったけど風が少し冷たかったので店内で食べましたが、テラス席がおそらくメイン
辺りは大自然に囲まれ(何もないという表現はここでは適切でないと思う)
出てくる料理は全てオーガニックで手作り。
名前の通り温泉施設を併設。
今回は入らなかったけど、またいつか機会があれば利用してみたいです。

山間のとこにひっそりとこんな素敵な場所があったなんてびっくり&嬉しかったです。
最後のこういうのもニクイっす



旅の締めとして僕自身がどうしても行きたかった四国自動車博物館に行ったんですが
無情にも定休日orz
2000GT見たかったよ…  無念…


高知を後にする時に見た雲


雲がアルプスのような山に見える
これは積乱雲なんでしょうか?
おそらく初めて見たと思うんですが、ここら辺ではよくあることなのかな?
すごいすごい言ってたのは自分だけでした…



今回は、アンパンマンミュージアムに行く事&ゆっくり休んでリフレッシュする事の二つが大きなテーマだったんですが、
その両方を十分満たしてくれた楽しい旅でした。
ほんとはもっと長い間いたかったんですけどね。
でも何事も腹八分目くらいで止めておくのがいいのかもしれません。

今回は行かなかったけど、高知は坂本龍馬関連で見どころもたくさんあるし、足摺岬の方もある。
そして周りには香川、愛媛、徳島と魅力的な場所がたくさんある。
いつか…四国をゆっくり廻ってみたいもんですね。

お疲れ様でした♪