ひなたぼっこ

「まだ見ぬ素晴らしい景色」を求めて自転車で。

自転車増殖中(つづき)

2011-11-09 | Bicycle ride
さて、前回の続きです。

MTBを手に入れまして(まだ走れる状態ではないけど)これで基本的に自転車で走れない道は無くなりました。
舗装路や遠出は基本karmaで、オフロードやちょい乗りはMTBと使い分ければ楽しそうですし
自分の目的としてはこの2台で十分カバーしてくれる事でしょう。


でも・・・



もう一つ足りない事があります。


自分で自由に走り廻る分には何の問題もないんですが、「大会」みたいなものだと少し勝手が違う。
とは言っても、レースには全然興味ないしこれから先もそれを目指す事はないでしょう。
だってそんなに自分を追い込んで乗るの嫌だもん・・・

でもロングライドイベントには出てみたい
特に「石垣島アースライド」
これは大会の趣旨も運営もめちゃくちゃ共感できます。
今年参加したかったんだけど・・・来年以降に持ち越しです。

んで、こういうイベントって基本どんな自転車でもいいんだけど、多少は規制があります。
レギュレーションってやつですね。
前後ブレーキが付いてなきゃダメとか、ダウンヒルバーはダメなんてあるんですが、
その中に「ブルホーンバーはダメ」ってのが結構(てかほとんど)あるんですよね
要は今のkarmaじゃ参加出来ないってわけです。

フラットバーに戻せばOKなんだけど、正直めんどくさいしフラットバーで長距離はキツイ

てな訳でイベントに参加しようとするとロードバイクが必要になるわけです。
でも前回も書いたようにあまり本気のスタイルになるのは好みじゃないんです。
本格ロードバイクでレーパン&ジャージ姿はちょっと・・・
イベントの時だけなら我慢出来なくもないですが、せっかく買ったロードをその時だけ乗るのじゃ勿体ない。
なので求めるのは「普段着で乗っても違和感のないロードバイク」尚且つ「走行性能も高い」です

そんなのあるのか?w


では、ロードバイクについて少し考えてみたいと思います。

ロードバイクっていうか、自転車のフレームは大きく分けて以下の3種類。
 1.カーボン
  現在のレース等で主流。とにかく軽くできて強度も十分。F1マシンなどにも使われている高級品。当然最も高価
  型に流しこんで形を作るのが一般的。
  パイプの形状も空力等を考慮したエアロ形状だったりで太い。

 2.アルミ
  現在最も多く使われている。強度が強いというか硬い。カーボンほどではないが軽い
  安く加工できるので広く普及。karmaもアルミです。
  パイプを溶接などで繋いで作るのが一般的だが、強度を確保する為にパイプ経を太くする必要がある。

 3.スチール(鉄)
  昔の自転車はこれだった。鉄といってもクロームモリブデン鋼などが代表の合金。
  加工が容易なので街工場レベルで制作可能。ハンドメイドといえばこれ。
  重量的には断然重い。でもアルミに比べると柔らかくしなるのでパイプを細くできる。
  アルミ同様基本はパイプを溶接などで繋げて作る。

とまあだいたいこんな感じだと思います。
同じカーボンでも高級とそうでのがあるように、アルミとスチールにも同じように高級とそうでないのがあって
一概に上のは当てはまりませんが、基本的にはこんな感じです。

で、カーボンやアルミはエアロ形状とかのレーシングマシン風。最先端の自転車って感じ。
それに比べてスチールは昔ながらの細いパイプでクラシックな雰囲気。
こんな感じで

  De Rosa NEO PRIMATO NUOVO CLASSICO

かっこいいですね〜

細いチューブのホリゾンタルフレーム、やっぱ目指すのはこれですね!
これにスレッドステムとメッキファークなどのメッキパーツが付けば最高。
こういうのなら普段着で乗っても良く似合うと思う。

そして安物のスチールではなくて、しっかりと作られたスチールのバイクは驚くほどよく走る!
正に自分が求めていた自転車です。



これが欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい





で・・・







買っちゃいました(笑)


イタリアの名門 CASATI のフレームです。
昔から今なお家族経営のハンドメイド。
おまけにフォークと後ろ三角はメッキ加工がしてあります。
ラグがメッキなら完璧だったんですが、十分かっこいいのでヨシとしましょう。安かったしw

ちょっとチェックしてみましょう

CASATIの刻印もきちんと入ってます




パイプはコロンバスSLX


ワイヤーのフレーム通しなんかのお得意の特殊加工もちゃんとしてあります


フレーム自体には塗装のハゲや錆びの出てる箇所がありますが、フォークなんかのメッキ部分は綺麗なもんです





今すぐ乗りたくてしょうがないんですが、なんせ先立つ物が・・・
なんでじっくりと時間をかけてレストアしたいと思います。
パーツは妥協したくないけど、なるべく安くあげる為にとりあえず出来る事は自分でやります。
なんとかなるでしょう。

とりあえず磨けるものはトコトン磨く!
組み付けはなるべく自分で!
それも絶対楽しいはずです。


一人で3台も持ってどうするんだ?と他人が見れば呆れるでしょう。
でもしょうがないんです、必要なんだから。
それに車やオートバイを持つ事に比べたら断然お金かからないし。


みんなこうやって自転車って増えていくんだろうな〜(笑)



こいつの制作記もこれから記録していきたいと思います。

自転車増殖中

2011-11-01 | Bicycle ride
現在の愛車 KLEIN karma 


ちょっとこいつについて語ってみます。

クロスバイクという位置付けで売られています。
でもそこはKLEIN、普通のクロスバイクではなく、「上級モデル」というコンセプトで造ってくれてると自分は解釈してます。
フレームは一般的なアルミよりも30%強度が上で更に30%軽いZR9000
フォーク、シートステイ、シートポストをカーボンにし、ロードコンポ、キャリパーブレーキを装備して
「フラットバーロード」と呼べる自転車となってます。
フラットバーロードというジャンルも曖昧で、しっかりした境界ってのはなかなか難しいと思いますが
普通のクロスバイクに28Cのタイヤ履かせたくらいでフラットバーロードと名乗ってしまうのはどうか
と思います。
個人的にはロードのジオメトリを持ったロードコンポのフラットバーが付いた自転車がフラットバーロードだと思いますけどね。

んで、karmaは上記の意味でもクロスバイクなんですよ。
独自設計のフレームでジオメトリをアップライドなクロスバイク風に、でもコンポ等はロードの割といいやつ付けましたって感じで。

クロスバイク上級モデルですよ
ターゲットの層のイメージは、「ニッチな方達が街乗り・サイクリングに気軽に快適に乗ってる自転車」だと思います。
そういう、走りは別に本気じゃない、でも人と一緒は嫌
そう、例えるならクラウンじゃなくてレスサスやBMWなんかを買っちゃうような人達

僕はニッチの方達とは遠い生活をしてますが、そういうkarmaのコンセプト(自己解釈ですがw)が
めちゃくちゃ気にいりましてものすごく欲しいと思ってたんですが、今こうやってオーナーになれてほんと良かったです。

僕の自転車の楽しみ方ってか魅力を感じてる部分はやっぱり遠出でして
今まで車じゃないと行けなかった場所に自転車で行けるってのがすごく楽しいんです。
もちろんフルカーボンロードとかになれば軽くてもっと早く目的地に辿りつけるでしょうが
そんな全力で漕いでいく必要はないし、景色をみながらゆっくり行くには不向きです。
ピュアスポーツカーはのんびりドライブには向いてないって事ですね。

あと、レーパンと派手なジャージのスタイルも目指すとこではない。
カーボンロードとかだとそういうスタイルで乗るのが自然です。
でも行った先でぶらついたりお店に入りたいから、できるだけカジュアルなファッションで乗りたい。

そういう意味で僕の用途にkarmaはなかなかストライクなとこを付いてくれてるわけです。
今現在買えるクロスバイク(フラットバーロードも含む)でkarmaより性能が上のモデルはたくさんありますが
karmaより欲しいと思えるものはありません。

とまぁ、こんな感じでとても気に入ってるわけですが、それに答えてkarmaも大活躍してくれてるのです。
ブログにはほとんど書いてませんが、何気に色んなとこにこいつで出掛けてます。
累計走行距離も2000kmになりました。
ブルホーンに変えたおかげで100kmオーバーもへっちゃらになりましたし今のとこ満足してます。


でも・・・


これからもこれ1台だけでいいのかと言われればけしてそうではない。

まず、karmaでは走れない道がある。
そうオフロードです。

舗装されてない道の先に魅力的な場所が案外あるんです。
手前に止めて歩けばいい話なんですが、盗難とかイタズラの事もあるのでなるべく自転車は近くに置きたい。
それに、土手なんかを走っている時に、草の斜面を降りれたらもっと楽しいと思う。

遠出はロードの方がいいけど、近くだとMTBが楽しそうだし欲しいな~と思ってたんですが・・・




貰っちゃいましたw

小さい頃からお世話になってたオジサンが持ってたもので、残念ながら先日亡くなられたのでいわば形見です。
「糖尿病のために運動するつもりで買ってそんなに乗ってない」って話だったので、ルック車かな?と思ってたんですが、
意外にしっかりしたMTBでした。
コンポは全てシマノSTX。ブレーキはカンチ。フルリジッド。

Brigestone WC3200とフレームに書いてありますが、ググっても分からなかったので2ちゃんで聞いてみました。
やっぱり分かる人がいた。さすがにちゃんねる。

分かった事は
・ミヤタ製のリッジランナーのOEM
・1990年代前半~中盤のモデル
・フレームの前三角はカーボンでアルミのラグで繋いだもの、後ろ三角はおそらくアルミ
・新車価格で11万くらい
でした。

ミヤタのリッジランナーといえば今でもファンが多い名車です。
雨を完全に避けれる場所に保管ではなかったようで、腐食やダメージも多いですがなんとか再生させてみたいと思います。

最初はコンポも全部とっかえようと思ってましたが、今はもう売ってないSTXなんでこれも磨いて再生してみます。
色が黒とシルバーで地味なのでタイヤやグリップにカラーパーツを使うのもいいかも。

ともかくこれが完成すると自転車ライフにまた新たな楽しさが追加されるでしょう。
走れる道が増えるのは絶対に楽しいはず。


そして・・・


実は・・・




(次回につづく)