ひなたぼっこ

「まだ見ぬ素晴らしい景色」を求めて自転車で。

Sunrise Express

2016-04-08 | Travel
寝台特急 サンライズ出雲



前から一度乗ってみたかったし、これを利用した旅が出来ないかなって考えてました。


旅の移動手段を考える時に、”効率”ってやっぱ無視できません。
効率ってのは料金と時間のバランスの事。
誰だって出来るだけ安く行きたいし、目的地に早く着けるにこした事はない。
でも現実で考えてみると、鳥取から関東への区間では

料金の場合   バス<<<<<鉄道(新幹線)<<飛行機
かかる時間   飛行機<<<<鉄道(新幹線)<<<<<バス

ってのが一般的。
でも飛行機は早割料金を利用すれば鉄道よりも安くなるし、
さらに鉄道も寝台列車になると値段がぐんとアップする。
単純に効率で考えたら早割の飛行機が優秀です。
そして最も効率が悪いのが鉄道(とくに寝台列車)と言える。

でも自転車の旅って考えるとちょっと違ってくる。
「輪行」って要素が入ってくるから。
高速バスは基本的に輪行不可なので除外されるし、鉄道での輪行が最も手軽。
飛行機輪行は屋久島で実際にやってみて思ってたよりはずっと簡単だったけど、
でも飛行機は早割前提ですからね。
絶対の晴れ男って自信がある人は別ですが、やっぱある程度ギリギリまで天気予報見て走る日を選びたいし。
その意味でも直前に取っても値段が変わらない鉄道ってのは利用しやすいです。
確かに飛行機に比べると時間は何倍も掛かりますけどね、でも夜に出て翌朝目的地に着くって事は、
平日の仕事が終わってから出発して、翌日の朝から自転車で走れるってのは結構効率がいいんじゃね?と言える。

まあ効率の事を長々書きましたけど、そもそも効率云々いうなら自転車ってのがまず間違いですし、
単純な効率よりも、旅情だとか、醍醐味だとか、またあえてそれを選ぶって部分だとか、けっこう大事なとこだと思う。

そんなこんなでサンライズ出雲って選択肢はアリだなと。




寝台列車と言えば今は亡きブルートレインを思い出します。

高速バスよりちょっと高いくらいだと思ってチケット買いに行ったら、バスのほぼ倍、飛行機の通常料金に迫るくらいの金額を言われてびっくりしました。
しかも二等寝台って二段ベッドの安いやつで。
みどりの窓口で「なんでこんなに高いの?」って聞いたら、
「そりゃ高いですよ。ホテル付いてるのと同じですから!」ってムスッとした顔で言われましてね・・・

ホテルって・・・ドヤ宿みたいな寝床のくせによくそんな事言えるな・・・と若かった自分は腹を立てた思い出が(笑)


だけどサンライズ出雲の車内は腹を立てるような事はございません。



ミサワホームと共同制作した内装は木材がふんだんに使われ、1998年のグッドデザイン金賞を受賞。
このレベルなら「ホテル付」と言っても文句などありませんよ、JRさんw


輪行袋を持ち込むならシングル以上の部屋が必要になりますが、現実的なとこでシングル一択かなと。



シングル客車は二階建てになってまして、予約の時は絶対に「二階指定で」と伝えましょう。
上側まで窓がラウンドしてて眺めがいいですし、輪行袋の持ち込みにも断然二階席の方がやりやすいです。
部屋はけして広くはないけど、ベッド脇に輪行袋がちょうど置けたし、リュック等は足元に置けて、
ベッド部分を全く侵害しないで快適に眠れました。
必要な装備は揃ってるし、ちょっとした食事やアルコールの置き場にも困りませんw




サンライズ出雲の中でサンライズ出雲の殺意を読むw
ある意味たいそう贅沢な時間。

うーん、旅情を感じさせられますな~


さ、2016年の春旅が始まりました。


Thanks for reading

にほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿