棚田 ~ rice terraces~
農業生産の場だけでなく、雨水の調整、土砂流出の防止等国土の保全の役割を持つ大事なものです。
何より、「耕して天に至る」と言われる美しい風景。
大好きです。
でね、これ知ってました?
お隣の岡山県って、棚田の面積が新潟県に次いで全国で二番目に広いんですって!
棚田百選に選ばれてるとこが4箇所。
そこを全部巡るのは距離的にはそうでもないけど、位置的にはちょっと遠い。
でも百選以外にもあちこちに棚田があるみたいなんですよ。
ちょっと巡ってみることにしました。
今回の発着地は湯郷温泉。
まずは吉井川沿いを南下していきます。
旧英田町役場のとこからK414号に移って雲海温泉方面へ。
山の中へ向かっていくって感じですな~。おらワクワクすっぞ!
K90号に入ってから雲海温泉までの道は、OCK雲海コースの最初の激下り?を登っていく。
"激"下りってくらいですから、登っていけばそらしんどいわけで・・・w
この日は朝っぱらから暑かったのもあって、早くも息が上がりまくりんぐ。
まずは最初の棚田を見つけました。
場所的に、「奥塩田の棚田」・・かと思ったけど、どうやら谷一つ違うっぽい。
百選に選定されてる以外の棚田はちょっと分かりにくいとこが多いです。
上山千枚田
これも百選外の棚田。
神社のとこに案内板によると、過去には八千三百もの棚田が広がってたんだとか。
冒頭の「耕して天に至る」という言葉が残っているとこです。
現在では休耕田が多くてちょっと寂しい光景ですが、数年前にNPO法人を立ち上げて保存活動に取り組んでるようです。
棚田ってのは急斜面に造られるもの。
だからそこを走る道も当然急勾配になるわけね・・・
10%連発でしんどいっすわ。
大芦高原 雲海で一休み。
しかし暑いな・・・
登りはひと段落して、ここからは和気方面に下っていく。
下り坂ヒャッハー!
ちょっとした林を抜けると、次の棚田が見えました。
田土棚田
ここも百選外なんですけど、なかなかどうして、立派な光景です!
下から見てもご立派!
これでも百選でないって、どういう基準で決められるんでしょうかね?
吉井川に降りてきて、片鉄ロマン街道をしばらく北上します。
「つちのこ発見現場」の看板の交差点から、K265号で久米南町を目指しましょう。
ちょいと山越え。おらワクワクすっぞ!
この日は日曜だから問題なかったけど、砕石場があったので平日はダンプカーが多くてお勧めできないかも。
そしてここから・・・思ったよりもガチでしたw
鳥取もだけど、岡山の北部ってそんなに高い山はないんだけど、山ばっかり。
そして坂もやたらキツイとこが多いですね。
こんなに10%のオンパレードってちょっと予想外でした。
でも道の雰囲気はとっても良いですよ、うん。
R53号線に合流してちょっと北上して、御飯にしましょう♪
今日のお昼は「COFFEE HOUSE VILLAGE」さんで。
デカ盛り!w
じつは「ご飯少なめ」と頼んでこれですw
しかもフライもドカドカッ!と巨大、そしてキャベツの千切りもええかってくらい盛ってありますw
ご飯の量は「少なめ・普通・がっつり」の三段階。
少なめでこれって、がっつり頼んだらいったいどんなん出てくるんだw
これでも完食するのかなりえらかったんで、がっつりはベンさんクラスじゃないととても迎え撃てないと思われるw
ちょっと食べすぎ感強いですが・・・出発しましょう。
やばい・・・やっぱ食べすぎでえらいw
R53号を南下して、K375号に合流したら右折。
今度は百選の棚田を目指しましょう。
・・・やっぱここからもガチな坂の連続でした(´Д`)
ぐんぐんと標高を稼いでいく。きついけど、登ってる感が得られる眺めはやっぱいいですよ。
そして道はどんどん険しくなっていく・・・
・・・ルートあってんのか?w
そうこうしてたら、ちらほらと棚田らしき風景や、集落も見えてきました。
ていうか、凄いとこに家あるな~w
ひたすら続く10%オーバーの道に悶絶しながら、ようやく辿り着きました。
上籾棚田
棚田百選の一つです。
ここには1,000枚の棚田があるようですが、ここから見た限りではとてもそんな風には見えない。
実は上籾棚田は範囲がとても広くて、一つの谷に集まってるんじゃなくて幾つにも分散している。
だからこんな眺めの場所が周囲に沢山あるんですね。
写真に納めるには一箇所にまとまってくれてる方が都合いいんだけど・・・
少し戻って、再びK375号を進みます。
この近くに百選の棚田がもう一箇所あるので、そちらへ。
北庄棚田
枚数2,700枚、棚田面積88haは日本一の面積だそうです。
でも、こちらも見た限りではとてもそんな風には見えない。
ここも広範囲に渡って広がる棚田なんですね。
そういえばすぐ手前にはこんな場所もありました。
棚田は実際に現地に行ってみないと、枚数だけでは分かりませんね。
結果だけ見れば、今回巡った中では、百選外の上山が最も良かったです。
あと、ここらはちょっと判り難いです。
看板も小さいし、少ないし。
初めて訪れる人はかなり苦労すると思われ。
自分は自転車だから頻繁に止まってスマホで確認できるけど、車で来る人はそんなのも出来ないからもっと苦労するんじゃないかな。
保存活動が一番大事なのは間違いないんだけど、やっぱ一人でも多くに見に来て貰う事も大事じゃん。
それでお金を落としてってくれる事が活気になり、それが保存へと繋がっていく。
その為にはもっと看板等を増やすとか、ここぞというビューポイントを示すとかをした方がいいと思うんだよね。
と思いましたとさ。
農村の中の道をバビューンと駆け下りて、誕生寺のとこに降りてくる。
ここは国の重要文化財、登録有形文化財、県指定文化財などなど、重文の宝庫です。
こちらではあまり見かけなくなった彩色された彫刻とか見てるとワクワクするわ~。
あと、住職さんに教えて貰ったけど、鐘つきが無人のオートメーションとハイテクでしたw
復路はR53を横切って、広域農道→K52号線へ。
激坂のオンパレード、真夏日の暑さ、そして最後のアップダウンの連続にもうへろへろになりました(´Д`)
距離120km、上昇1,780mの棚田巡り、めっちゃしんどかったけど楽しかった!
ぐりぐり道が多いのもポイント高いです。
次は残り二つの百選棚田を巡るコースを考えなければ!
読んでくれてありがとう。
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しっかし、あの暑さの中で激しいコースをw
OCK雲海コースの最初の激下り=最後の激登り、あの坂がしょっぱなに来るとは・・・
想像しただけで酸っぱい物がこみ上げてきますw
次回も楽しみにしとりますので
岡山の棚田を制覇したらツール・ド・棚田in鳥取もお願いしますね!
棚田巡り…いいですね。
水を張って稲が育つ前の今の時期の棚田が自分的にも結構好みです。
やはり上から見下ろすためには頑張って登るのも、それ程苦にはなりませんよね。下りは気持ちイイですし。
しかし見事な棚田が多いですね。
次回も楽しみにしております。(^_^)
岡山が全国で2番目に…なんて初耳でした。近場にそんな素敵なところがあるなど…。日本は狭いようで広いですねぇw
最初に登った今回も大概でしたが、OCK雲海ステージで最後に登るのも大概ですよねw
そして雨の中あれを下るのってマジで勘弁(´Д`)
鳥取棚田巡りもいいですね。
でも広島にも多いみたいなんでいつかはそっちも巡ってみたいです。
あ、何気にまだ広島って自転車で走った事ないや!
絶対上から見たいので、まあ登るんですが・・・
坂がきつくてほんとに大変ですよ(´Д`)
しかも今回は判り難いとこが多くウロウロしましたんで余計疲れました。めっちゃ暑かったし。
山にある棚田もいいんですが、海沿いにある棚田も素晴らしいですよね。
棚田ツアーを計画したら楽しそうです。
里山ってのは「人の手が入った自然」です。
手が入りすぎると自然じゃなくなっちゃうし、この絶妙なとこがどうにも琴線に触れるんですよね。
岡山が全国二番目ってのは自分も最近しりました。
棚田って急傾斜地の多い西日本に多く見られるんですってね。
東北とかの方がたくさんあると思ってたんで意外でした。
今回も入念な事前のコース設計に感心しました。
私も行ったことがない棚田が多くて、しかも岡山が全国で2番目だったとは…いろりろ勉強になりました。
棚田巡りって、獲得標高が増えるので、結構ハードになりますね。
それに、これだけ道が細くなると、私だとかなり不安になって引き返しちゃいそうです。
適当にルートラボで線引くだけですからw
岡山の北部は標高はそうでもないけど山深いですよね。
急斜面が多いので実際に行ってみて棚田が多いのも納得しました。
坂がきついとこが多いんで、次はカフェでゆっくりするような余裕ある行程で臨みたいと思いますw
僕の場合は一車線道路になるとテンション上がるという特異体質ですので・・・w
しかし本当に棚田百選ってどういう基準なんでしょう?
上山千枚田のすべての苗代が満ちたら圧巻じゃないかって思うんですが。
スマホ持ちじゃない私の場合、このコースは道に迷うこと必至ですので、「COFFEE HOUSE VILLAGE」を目的地に近くの棚田を巡ってみたいなと。目標はライスがっつり完食で!
ぐりおさんのブログにしてはCASATIwith率が低気がしますね!