「景風流」とはこれいかに。

歯が痛いです。こんにちは、たぬちです。
この世から虫歯が消えてなくなると、人はもっと幸せに生きていけると思う。

さて、先日お伺いしてきたのは伊香保のお宿。
『景風流の宿かのうや』さん。
この、お名前に付いている景風流とはいったい何を指すでしょう。

読んで字のごとくとお思いでしょう。
しかーし、それだけではございません。

景風流、読み方は、「ケーブル」。
これのことなんでござんすね。



ケーブルカー。

なぜこのようなものがお宿にあるんだとお思いか。
実は、かのうやさんは伊香保のちょうど尾根になる場所に建っておりまして。
有名な伊香保石段街が伊香保の北尾根、かのうやさんの駐車場から本館までは西尾根になっているんだそうです。
だもんで、かなり急な斜面、というより完全な段になっており、昔は駐車場からは送迎が出て本館まで荷物とお客様を運んでいたんだそうな。
それをどうにかできないものかと考えて、自家用ケーブルカーを設置し、今の形になったんだとか。



これがまたステキな輸送法でして、私も乗せてもらったのですが景色はいいわ楽しいわで、年甲斐もなくキャッキャしてしまいました。

さらに、景風流のもう一つの意味。
こっちこそが読んで字のごとく、宿から見える景色のすばらしさをさしておるわけです。

かのうやさんには、通常客室のほかに「そらの庭」という露天風呂付き（！？）客室がございまして、取材終わりに拝見させてもらったのですが、もう……！！
天高い秋とは申しますがその高さになんだか近くなった心持ち。
視線が空と山のちょうど境辺りにあって、気持ちいいったらないです。
湯元通りに面した客室からは、紅葉も見えるので、こりゃ本格的な紅葉シーズンにはすっごい贅沢な光景になるんでしょうなぁ…。

ちなみに、湯元通りの出入り口からも出られますので、石段やら河鹿橋やらを散策したい方はそちらからどうぞー。

かのうや - ぐんラボ！