くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シパダン 2017(2)2017/11/3(金)前編 KK→タワウ→センポルナ→マブール

2018-01-16 22:47:02 |  ダイビング
06:20 KKIA(Kota Kinabalu International Airport)へ
午前6時15分、快適なヒルトンのお部屋と早くもお別れ。
きのうのエアポートタクシーのおっちゃんが、6時20分にピックアップに来てくれることなっている。
車内でのありがちな会話、「どこから来た」「どこへ行く」的なやりとりの中で、「シパダンに行く」と言ったら、「タワウに朝の便で飛ぶのに送迎あるの? 自分も早朝から空港に行っていたいから、なんならきょうと同じ30リンギットでどう?」ともちかけられた。
もっぱら空港発のみで、町からはお客を乗せないはずのエアポートタクシーだから、おっちゃんの小遣い稼ぎやな。
でも、早朝ふつうの「てくし」を使えば40リンギットはとられるから、軽くwin-winと思い、お願いした。

チェックアウトの際、マレーシア人以外の観光客には新たにツーリズムタックスが課されるようになったということで、1泊10リンギットを徴収された。
近年GSTは導入されるわ、Toursm Taxもできるわ、ったく。

空港に着き、チェックインをすませたら、恒例の、キナバル山を拝むひととき。


駐車場やビルが入らないようズーム。

このギザギザ頭に会いたかった。

キナバル山をひととおり眺めたら、腹ごしらえ。
楽天プレミアムカードでプライオリティパスをGETした今、プラザプレミアムラウンジへ。


KKのMASゴールデンラウンジよりはマシだけれど、朝一はサービス薄めで、ミースープはまだと言われた。
トースト気分ではなく、ブブール(お粥)にパクチとチリ入れて。


カフェラテは、オーダーすると作ってくれる。


冷蔵庫の中の、缶ジュースのヴァリエーションもあまりないが、自由に食べられるマギーのラサ・カリ(カレー味)のカップ麺が置いてあったりする。

さあ、いよいよタワウへ!


11/3 MH2121 コタキナバル07:40 タワウ08:30


離陸して、ふたたびキナバル山。
何十回見ても、見飽きないので、いつも座席は窓側Aで、ウィングに邪魔されないよう最前列か最後列を狙う。



またはり(太陽)はなく、タワウ着陸前になると、下界は雲でおおわれてしまった。


タワウ空港🚙センポルナ🚢マブール
タワウに着いて、微妙に緊張。
タワウからセンポルナへの路、マブールへの航路は、「サバ州東海岸とその島嶼部」にもろにあたり、外務省の危険情報では、いまもってレベル3。
まずないこととわかってはいても、一抹の不安と、猜疑心。
さらに、滞在先も初のシーベンチャーで、おまけに送迎車には私ひとり。
万万が一にも武装勢力が来たら、人数少ないほど不利ぢゃないの。
その一方、ここで他に誰もいないのはラッキー、シパダンパーミットがたくさん取れればいのに、と思ってみたり。

車に乗り込むとまず、ダイビングの免責書に記入するように言われ、ドライバーはひとしきりスマホで何か会話したあと、黙々とセンポルナへの1時間強のドライブ開始。
きょうは空はグレー、道沿いのパームツリーは、皆、葉が茶色くなっていて、かなりの本数が抜かれたあとで、南国らしくない色彩に、気持ちは上がらない。
やがて雨が降りだし、本降りになった。
車のスピードが落ちて、民家や商店が見え始めると、ここまで安全にたどり着けたとほっと一息。
ドライバーは、サバ州の何かのオフィスに書類を出しに寄ったあと、シーベンチャーのオフィスで止まった。
車を降りるとそれまで押し黙っていたドライバーが、タバコをすすめてくれたが、ノーサンキュー。
私にもらいタバコしそうに見えるのかな? まあ、飲むとそうなんだけど…

10分ほどでシーフェスト前のJETTYに着くと、再び緊張。
このあたりの島嶼部の民族は、サザンフィリピノの過激ムスリムと同じ民族だから、一般ピープルに見える人が、誰と通じているかわからないだとか、一般ピープルを装って過激ムスリムがまぎれていてもわからないだとかも言われている。

まあ、現実は、そこは、ちょっと匂う、ゴミだらけの、見慣れたセンポルナの海。
ガチャガチャしてるが、行きかう船にも、緊張感は感じられない。
それに、雨で濡れたシートを一生懸命ふきふきして、こっちの方が景色が見えるからとおすすめしてくれるスキッパ―を見ていると、どうみても過激のにおいはしない。
まあ、さまざまな猜疑心をよそに、シーベンチャーのボートは、セレベス・エクスプローラのそれとは違って、途中で止まることもなく、さっさとマブール沖の、シーベンチャー下に着いた。

さあ、シーベンチャーにいよいよ上陸ならぬ「上リグ」である。

ヒルトン・コタキナバル

2018-01-16 21:40:34 | コタキナバル
アジアシティの先にできたヒルトン・コタキナバル。


Room 802。
ドアのほうから見たルームの様子。


窓の方からは…。

シャワーブースから洗面がつつぬけである。(シェードがかけられる。)



窓側には、らくなソファ。




薄型テレビ。

部屋は広々としていて、シンプルだけど、快適。

ソファの後ろにカニカニとまわってカーテン開けると…
ビューは残念。
マリアナコートのコンド群とセンターポイントの間に、海がうっすら見えるが、アジアシティの屋根が、さえぎる、さえぎる。






トイレとシャワーブースが独立型なのがうれしい。






シャワーオンリーなのは、このクラスのホテルにしては、えっ!?と思った。

ハイアットにも、メリディアンにも、シャングリラにもバスタブはあるのに。

湯量・湯温には文句ない。

でも、器材洗いしにくいな。

洗面も、洗練されたデザイン。






ミニバースペースは、ミネラルウォーターがコンプリメンタリーで2本あるだけで素っ気ない。


引き出しの1段目をあけると、お茶セット。


2段目、ケトル。


3段目、ランドリーバッグ。


引き出し横の扉をあけると、冷蔵庫。


からっぽ~。


セイフティボックスにバティーク。


バスローブ。アイロン台あり。


廊下からドア。


客室階のエレベーターホール。


誰もいなかったから、リフトの中。


ロビーのパブリックスペース。


ロビーのエレベーターホール。


2階(マレーシアでは1階)に続く階段。


レセプションのスタッフは、男女問わず、全員プロフェッショナルかつフレンドリー。
さすがヒルトン。
間違いなく、KKのベスト5に入る。
なによりも、部屋が広々と感じられるのが良い。
ファイブスターという割には、料金もお手頃。
ウェルカム・シーフードレストランと、セドコが近いので、海鮮ディナーには便利な立地。
プールがあるよ、とレセプションのお兄さんにすすめられたが、寄っている時間がなかった。
何よりも、腹がひっこむまで(そんな日は来るのだろうか?)、ホテルのプールサイドでゴロゴロはできない…。
このクラスの今できのホテルなのに、スパがないのも残念。

オーシャンビューと立地なら、センターポイントに近いメリディアン、でも部屋は狭い。
KKでの老舗、オーシャンビュー、立地と3拍子揃うならハイアット。
リゾート感覚重視なら、シャングリラ・タンジュンアルかマジュラン・ストゥラハーバー。

ヒルトンブランドは素晴らしいけれど、ちょっと中途半端な感じはする。
でも、機会があれば、また泊まってみたい。