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くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

おさかなとにらめっこ スミレナガハナダイ

2014-07-02 08:57:33 |  水中写真

真正面から見ると、ナガハナダイ属仲間だけあって、きのうのフチドリハナダイと、よく似た表情。
私はスミレナガハナダイのサロンパス模様が好みではなく、むしろこうした正面からの方が、腹びれも素敵で、「どちらのハナダイさん?」って期待が持てていーかも。

おさかなとにらめっこ すぱいんちーく

2014-06-30 08:41:18 |  水中写真

くまのみの仲間は、ダイバーにもノンダイバーに「カワイイ」部類でメジャーなおさかなだろう。
でも、私が撮ると、なぜかいつも、くまのみの黒い部分が…
これはシパダンのスパインチーク・アネモネフィッシュ。
目の下にトゲがあるものの、スパインチークの♂はかわいいもの。
それが、なぜかこんなオカルトちっくに…

もうひとつ、マムティック島(コタキナバル沖)のスパインチークも、超こわもて。

おさかなとにらめっこ ギンガメアジ

2014-06-28 10:10:35 |  水中写真
子どものころから、おさかなの正面顔が大好き。

今は亡きデルフィナスのハウジング+Eos Kissではじめて100ミリレンズを持った頃…。
慣れないマクロばかり撮っていたら疲れてしまい、36枚しかないのに、マクロレンズでギンガメを撮るという愚挙に出てみた。
本来のレンズ特性を活かさない使い方なので、ストロボも使えず、薄暗~い仕上がり。

側面から見ると、いつもへの字口なのに、正面からだと超受け口で、しかも半開き。
よく見えないけれど、胸びれづかいもおもしろい。

単に目が大きいだけなんだけれど、好奇心に満ち満ちた目に見えて、ギンガメの正面顔って、いつみても大好き。

銀塩映写会(13)ヴァドゥ・ハウスリーフ マダラトビエイず

2013-02-08 09:26:42 |  水中写真
近年、モルディブに行くとすれば、クルーズばかり。
クルーズは、遠い海域までゆけたり、ビッグスポットだけを効率よく回れるので、ダイバーがダイビングを最大限に楽しむにはいちばん。
リゾートだと、ダイビングにゆける範囲は限られるけれど、リゾートならではのよさがある。
ドーニでポンポンポンポンとのんびり出かけてゆくのも、ダイビング後、のんびりくつろぐにしても、モルディブにいる感覚を味わえるとしたら、やはりリゾートスティ。
特にハウスリーフのよい海ならば、ハウスリーフに好きな時に潜れる。
クルーズではまず会えない白砂の浅瀬に漂うコバンアジにモルディブらしさを感じたり、浅場のギンガメにまみれたり、底をはいずってトールフィンゴビーをさがしたり。
潜れない最終日、夜のフライトまで狭い船上で途方に暮れることもない。

とある乾期の日のヴァドゥ。
帰る日に、ダイビングができないので、ビーチでごろごろしていると、沖の方から激しくパチャパチャ音がしてくる。
なんだなんだ?と起き上がって音の方を見ると、水面には黒いヒレが見え隠れ・・・
3点セットつけて泳いでゆくと、マダラトビエイの編隊が…
スキューバでなくたって、素潜りでも、外洋並みの光景に会えたりする。
最近のリゾートは、豪華すぎて敷居の高い感じがして、なかなか行けない。
だから次にモルディブにゆくとしたら、またクルーズにちがいない。




銀塩映写会(12)Coral Bleaching

2013-02-07 08:38:08 |  水中写真
1997年、インドネシアの森林火災による煙害=ヘイズが東南アジア全域に蔓延した。
森林火災は森の住人、オランウータンの命をおびやかし、都市部にいる人々の健康をも害した。
もとはインドネシアの焼畑農業から飛び火しての山火事。
陸続きのカリマンタンからボルネオにも、ヘイズはやってきた。
KKにいたら、晴れの日でもグレーの空で、キナバル山の稜線がまるで見えない日が続いた。
ホテルは宿泊客にマスクを配布していたし、KKの町ゆくローカルは皆、南国らしからぬマスク着用。
海上の視界も悪くて、ヘタレなボートマンの送迎にあたった人たちは、センポルナからシパダンまで漂流の憂き目に・・・
セレベス海を半日漂ったあげくにセンポルナに戻り、午後になって、山だてがしっかりできるボートマンと交代して島に着いたら午後5時だったとか。
もちろんシパダンも空はグレー。
そして、なんとなくきな臭い空気で、のどがイガイガ。
幸い、1週間ほどで風向きがかわり、サバ州を漂っていたヘイズは劇的に解消した。
マレー半島側は深刻なヘイズが続いていても、KKは青空。
よかったー、と思ったのもつかの間。
こんどは、この山火事が引き金となって起こったといわれるエルニーニョ現象で、98年には、水温が31度まであがった。
シーガルで潜っていても寒くならないし、時には、ラッシュとボードショーツで潜ったりもした。
ホンソメワケベラに傷口をクリーニングされて流血したのでやめたけど。
暖かい水中でダイバーの体は楽。
でも、水中の無脊椎生物に異変が。
28度を越えると、サンゴと共生している褐虫藻がサンゴやイソギンチャクを離れはじめ、30度ともなると、もう耐えられないらしい。
褐虫藻がサンゴやイソギンチャクの様々な色を出しているのだが、99年春、クマノミの棲むイソギンチャクは、不自然な蛍光ピンクと白に。


ハードコーラルも、だんだん白くなり・・・




そして夏には、ほとんど白。


もっと白くなり、


もう、真っ白白。


サンゴは1年で、石灰質の岩になってしまった。


なにしろ当時は、シパダンに年3~4回通っているクレージーぶりだったので、数か月ごとに島を訪れるたびに劣化する水中環境に、そのつど衝撃を受けた。
1999年、こうして美しかったシパダンのリーフトップは、白い荒野になってしまった。
シパダンだけではない。
世界中のほとんどの海のサンゴが白化してしまった。
発端は山火事、行き着いた先はサンゴの白化現象。
陸でやったことが、陸だけではなく、海にも大きなインパクトを与えたのを、1ダイバーとしてKKとシパダンを訪れただけで、その一部始終を目の当たりにしたわけだ。
ミレニアム、21世紀のはじまり数年間は、藻のはえたサンゴと白く朽ち果てたサンゴの死骸が水底を構成していた。
一説に何十年かかるかといわれた、サンゴの回復であるが、2004年の終わりから、徐々にサンゴが戻ってきて、今はまた、ピッキピキ。
でも、地球は温暖化しているので、予断は許さない。
私にできることは、節電くらいしかないけれど、われわれダイバーが、もう真っ白なイソギンチャクやサンゴ礁を見ることはありませんように。



銀塩映写会(11) コタキナバル サウスイースト

2013-02-06 16:59:16 |  水中写真
KKで潜ると、いつも目を引くのが、色鮮やかなキツネウオの仲間。
Princess Monocle Bream。


あとは、ダイブサイトもマイナーなら、水中の生き物もマイナーで、名前がよくわからない。
みんな、XXの仲間でくくってしまおう。
サウスイーストというポイントも、KK特有カラーの水底である。

トラギスの仲間。
トラギスって、目つきが嫌い。


イソハゼの仲間?


モヨウフグの仲間


カエルウオの仲間


イシモチの仲間





あとは、ウミウシの仲間たち。
私はウミウシはいれば撮る程度で、ぬーでぃぶらんちでいーじゃん、と思っているが、iPhoneアプリとウミウシ図鑑.comでしらべてみた。
でも、間違ってるかも。

Phyllidiella nigra、よく見かけるわりには、和名がないんだそーだ。


タテヒダイボウミウシとか


フリエリイボウミウシとか


ソライロイボウミウシとか


シライトウミウシとか


図鑑でみつからなかったウミウシとか、


フジムスメウミウシとか


オトヒメウミウシとか。


触角のあるウミウシは、表情豊か。
地味なKKダイブ、ウミウシは豊富かも。


銀塩映写会(9) コタキナバル マムティック ピラミッド

2013-02-04 13:20:46 |  水中写真
ピラミッドというダイビングサイト。
にごっているので、何がどうしてピラミッドなのかはわからない。

ここのカクレクマノミはかくれない?


105ミリだと、画角いっぱいいっぱい。




外人のよくやる、背景を黒く落とした写真にしたら、なんか怪談中みたいなことに。


ウミウシは、イボ系。




ミノカサゴや、


ちゃんと写ってない各種クリーニングシュリンプ。






オランウータンクラブも。


見どころ、少ないかも…。
でも、KKのダイビングは、あまりにも安かったので(今はどうか知らない)、たいして不満にも思わなかった。