経営戦略コンサルの洞窟

殆ど自分のために書いておりますが、お役に立てれば

気持よく働く

2010-09-30 21:35:47 | Weblog
こうやったらもっと社員が気持よく働けるのになー、ってコンサルティング会社で思うこともあるかもしれません。でも、そんなこと考えているなら仕事した方がましです。

ファームにとって社員が気持ちよく働ける、なんて優先順位的には最下位、どうでもいいことなんです。コンサルなんてパートナーのためにある会社だし、働きたい希望者は山のようにいるので、辞めたいならヤメれば?、というのが正直なところです。そうはいいませんが。

たまに勘違いしている人がいるので、一応説明しておきます。

ケーススタディー

2010-09-29 12:23:31 | Weblog
ケーススタディーを読んでも自然と考えが深まったり、疑問が湧いてきたりすることはない。どのように使うことを想定して作成しているのであろう。典型的にジュニアスタッフがケース分析するとこのようなものができるんだろうなー、という類のものである。

だから別冊でケースの勉強の仕方、みたいなものがあるのかもしれない。が、いずれにしろ表面的に会社の歴史や打ち手を羅列しているに過ぎず、考えを深める材料にしてはいかにも中途半端に感じる。

これであれば、ビジネス週刊誌の特集を見ていろいろ考えた方がコストパフォーマンスもよいのではないだろうか。

最後の章の稲森さんのところは面白かったが。

日本を何も知らない外国人向けのものを日本語にして編集しただけ、だからつまらなくなってしまったのかもしれない。

ケース・スタディ 日本企業事例集―世界のビジネス・スクールで採用されている
ハーバード・ビジネス・スクール
ダイヤモンド社

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体の使い方

2010-09-28 21:56:27 | Weblog
この本だけ読むとロジックは相当弱いが、著者の本を何冊も読んでみると非常に説得力がある。

脱力して、体の後ろがを中心に使うとパフォーマンスが良くなるのは多分本当だろう。ただその使い方を感覚的に理解して、使いこなすのは大変そうだ。ランニングやゴルフで試しているが、効果はありそうだ。

本で出てくるサッカー選手の写真、江戸時代の飛脚の体の絵など論理は強引だがなるほどー、と思える何かがある。確かにこの理論だとカズは一世代の前の産物だが、今の活躍しているので、体の使い方を変えたのかもしれない。

著者、高岡氏の本を初回するのは二度目だが、真面目に頂点を目指している人には必須だと感じる。でないと本当にもったいない。



サッカー日本代表が世界を制する日―ワールドクラスへのフィジカル4条件
高岡 英夫,松井 浩
メディアファクトリー

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腰痛

2010-09-24 09:06:30 | Weblog
腰痛を理論的に説明しているわけだ。面白い。自分も腰痛持ちだ。

痛みを背骨と神経ではなく、筋肉を中心に語っているために治しようがあるように見える。自分の感じでも、腰痛は明らかに腰の筋肉の極度の緊張が原因と感じるし、腰回りがどんどん硬くなっている。

対策はいろいろ書いてあるが、コンサルトにていて、原因様々、治療方法様々というところだろう。これをやれば大丈夫!とうものを求めがちだが、そういうことではない、というのが勝手に読み取ったメッセージだ。もちろん正しい姿勢を取りましょうとかあるのだが。

理論的背景は納得感があるので腑に落ちるのだろう。ただ細かい治療法は著者の治療院でだ
著者は医者ではないので保険は聞かない。1回90分16000円。ちょっと高い気もするが。
http://www.maros.jp/category/50740.html


腰痛はアタマで治す (集英社新書)
伊藤 和磨
集英社

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PEのリターンは上場株式と同じ?

2010-09-16 20:25:45 | Weblog
若干古い本で、PEの中にVCも含まれて議論されている。話としては基本的になことだけど、前回紹介した本より、データ等を使って丁寧に分析しようとしている。軽い本ではない。

その中で興味深い結論が、PEのリターンは上場株式のものと変わらない。それだけ見ると投資価値はないが、値動きが異なるのでリスク分散になるというもの。

上手なPEと下手なPEを平均すると市場並、ということか。まあ、そんなものなのかもしれない。その中でも自分は上手なPEと関係持っているから投資うまくできるぜ、というのは自分がリターンの大きな投資信託見つけられるぜ、と言っているのと同じということ。

考え方の一つとしては、インデックスファンドでいいじゃん、とも言える。よいPEでも結果は運次第かも知れない。ファンドのせいかも働いている人も目利きかもしれないし、ただの運かもしれない。

プライベート・エクイティ価値創造の投資手法
マイケル・J. コーバー
東洋経済新報社

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短期投資

2010-09-12 23:27:26 | Weblog
金融・資産運用について勉強中で下記の本。
タイトルからもう少し体系的なことが描いてあるのかなー、と思いきや、なんとなく断片的で勉強になったなー、とか、今後のヒントになるなー、という感じではなかった。きっと、一通り勉強してる人なら面白いのかもしれないが。

しかし、投資は自分なりにロジックを立てて予想して、お金はって、非常に勉強になる行為だと思う。個別株で企業ごとに考えるのがコンサル的には直接勉強になるだろうけど、マクロ系で日経先物とかで勝負しても十分頭の体操、勝負感は養えるだろう。

コンサルの仕事は相対的に硬いし、お金を賭けて勝負しているという感覚があまりにないので、少しのお金でもある程度の短期取引に突っ込んでみるのがいいと思う。


藤巻健史の「金融情報」はこう読め!
藤巻 健史
光文社

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