経営戦略コンサルの洞窟

殆ど自分のために書いておりますが、お役に立てれば

日本の産業を立て直す??

2008-02-22 19:38:27 | Weblog
あんまり考えずに、採用説明会でこんなことを言った。
「このプロジェクトを通じて、日本の産業を立て直すことができる」
これが意外と受けた。びっくりだ。

コンサルに繰るような人はクールだから。そもそも自分も外資に就職しようとして、なんで日本の産業建て直しなんだ??って思われると思ったのに。

それとも特に考えがないところに、仕事の意味づけをしたこと自体が受けたのだろうか。日本うんぬんというよりも。

ビジネスDDは本来の仕事ではない

2008-02-21 00:52:01 | Weblog
ビジネスDDは本来の戦略コンサルの仕事ではないと考えます。

戦略コンサルの仕事は、企業のトップのための意思決定を支援すること。例え、ある事業部のプロジェクトでも全社視点で提案をします。だから付加価値があるのです。

ビジネスDDのトップの視点とは誰か?この場合、ビジネスDDを依頼してきた会社のトップ、例えばファンドのトップに当たります。

本来ならファンドの経営状態・ポートフォリオも考慮したうえで投資判断のアドバイスをすべきなのです。

が、ビジネスDDの場合は完全にスコープが対象会社に制限されています。間違ってもそのファンドポートフォリオに立ち返って、投資すべき・すべきじゃないという議論にはなりません。

したがって、経営トップの視点での議論にはならないのです。

結論から考える

2008-02-18 22:08:06 | Weblog
結論から考える、ゴールから物事を逆算して考えるということは、普通の人にとっては革命的な思想であり、普通実行不可能だ。

例えば、週末や有給の使い方。来週は何も予定がないからサッカーをしよう、ではダメ。3年でゴルフでシングルになる、と決めて、その逆算で来週の週末に何をすべきかを決める。

キャリアにしても、レポートにしてもまず目的・結論ありきだ。

今の時点で誰が、キャリアのゴールや人生の目的を設定する必要があるのか。プロジェクトの開始時になんで結論が見えていないといけないのか。普通は無理だ。

が、これをマスターすると恐ろしく物事が早く進む。目的が決まっているから無駄がない。やることもぶれないから結果もでる。

もう一度言うがこれは革命的思想である。結論から書く、という話ではない。まず結論が存在するのである。この違いを理解して欲しい。

スコープを越えて

2008-02-14 23:52:13 | Weblog
クライアントと久々のべったり出張。

当然プロジェクト以外の話にもなる。

クライアントの事業以外の全体の話。組織の話。いろいろな問題を議論できる。

でも自分のそこでの議論内容はクライアントの悩みを解決したり、その手伝いになるような内容だったのかというと、やっぱりそうでもない。

やっぱり今回のプロジェクトの範囲でしかしっかり考えていない。

これではクライアントの本当の問題は解決できないし、さらなる信頼はしてもらえない。

常にトップマネージメントの視点で。プロジェクトのスコープを越えて思考をめぐらす必要性を改めて実感。

コンサルランクダウン

2008-02-08 15:22:38 | Weblog
学生の就職希望ランキングからコンサルが落ちている気がする。一昔前は、マッキンゼーやBCGがトップに100だった。

なぜか?

志望しても内定率が低すぎる。仕事がきつい割には給料が安い。

そもそもワードワークするような仕事の人気が落ちている。そういえば外資系投資銀行とかも前はあったけど今はない。

ホリエモンが退場して落ち着いた中、ますます保守回帰の流れが世の中に流れているのだろうか。

来年はコンサル業界横断のセミナーでも提案してみようかな。

「旗」を立てる

2008-02-04 21:05:07 | Weblog
「・・・。ただアイデアもなしに政治家が『国民の皆さん、どうしましょうか』と言ったって何も決まらない。リーダーが国論を二分するような問題を提起する。つまり政策の『旗』を立てる。すると強烈な反対意見が出る。反面、必ず強力な賛成出てくる。リーダーの問題提起が理にかなったものであれば、この強力な賛成意見が政権を守ってくれる」(日経ビジネス1/28号P38)

これ全くコンサルとクライアントと同じこと。