経営戦略コンサルの洞窟

殆ど自分のために書いておりますが、お役に立てれば

知の技法

2010-04-21 19:04:58 | Weblog
昔流行った本。大学の教科書で一斉を風靡。改めて読みなおすとコンサルの基礎が詰まっている。

そもそも論理的思考などはコンサルの専売特許ではなく、思考としての基礎でだれでも身につけておくものである。大学の教養の授業の教科書というくらいだから、これくらいは大学卒業するものもって当然とも言える。

社会にでて、それぞれの専門分野でこの思考力を鍛えるのだ。日本では就職してからそれが始まるので、ビジネススクールに行くのも遅れれば、経営者として体制するのも全体として遅くなってしまうのではないか(それだけが理由ではないと思うが・・・)

アマゾンの目次内容を見てもピンと来ないと思うので、本番の目次を下記掲載。



目次
はじめに

第I部 学問の行為論―誰のための真理か(小林康夫)

第II部 認識の技術―アクチュアリティと多様なアプローチ
[現場のダイナミクス]
フィールドワーク―ここから世界を読み始める(中村雄祐)
史料―日本的反逆と正当化の論理(義江彰夫)
アンケート―基礎演習を自己検証する(丹野義彦)
[言語の論理]
翻訳―作品の声を聞く(柴田元幸)
解釈―漱石テクストの多様な読解可能性(小森陽一)
検索―コンコーダンスが聞く言葉の冒険旅行(高田康成)
構造―ドラゴン・クエストから言語の本質へ(山中桂一)
[イメージと情報]
レトリック―Madonnaの発見,そしてその彼方(松浦寿輝)
統計―数字を通して「不況」を読む(松原望)
モデル―ジャンケンを通して見る意思決定の戦略(高橋伸夫)
コンピューティング―選挙のアルゴリズム(山口和紀)
[複数の視点]
比較―日本人は猿に見えるか(大澤吉博)
アクチュアリティ―「難民」報道の落とし穴(古田元夫)
関係―「地域」を超えて「世界」へ(山影進)

第III部 表現の技術―他者理解から自己表現へ
0.表現するに足る議論とは何か(船曳建夫)
1.論文を書くとはどのようなことか(門脇俊介)
2.論文の作法(門脇俊介)
3.口頭発表の作法と技法(長谷川寿一)
4.テクノロジーの利用(長谷川寿一)
5.調査の方法

結び―「うなずきあい」の18年と訣れて(船曳建夫)


知の技法―東京大学教養学部「基礎演習」テキスト

東京大学出版会

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