折々のうま-当たらぬでもなし

泉下で涙する杉浦 千畝

スイープトウショウの思い出

2008年06月01日 21時14分52秒 | 競馬
以前の最高配当は2005宝塚記念で3連単178,840円。
スイープトウショウが勝った年である。
あの時はゼンノロブロイが
前年秋のG1三冠を達成し期待されていたが、
春天を回避し、有馬以来の宝塚記念という状況だった。
春天はスズカマンボが制したもの宝塚記念は回避。
なんと8歳馬のタップダンスシチーが1番人気という
体たらくだった。

最初は◎⑥ゼンノロブロイ、○⑪スイープトウショウ、▲④ハーツクライ、
△⑨リンカーン、△③トウショウナイト、△②ビッグゴールドだった。

当日⑥が1番人気にならなかったので、これは⑪-④しかあり得ないと、
馬連を1000円位買おうと思ったのだが、
今までタップを切って散々な目に遭ってきたので、
当日-8㎏の②を切り、☆⑮タップダンスシチーの80点買いとした。

まあ、当初の予定では3単36点プラス馬連1000円だったので、
このとおり買っていれば神様でしたな。

しかし、レースはタップが途中までテレビ馬で、
またこいつかよ、と思いつつも、スイープは馬券に絡むので、
4、5万にはなるかな位には思っていた。

直線に入るとタップが失速し、最後の200mで先頭に並び、
これはもしやと思っていると、ゴールの瞬間、
大歓声が一瞬水を打ったように静かになり、
再び、怒濤のようなうなり声に変わった。

スイープは頑固な馬で、追い切り拒否は日常茶飯事。
本番レースでも本馬場の前でびくともしないことがあった。

2007エリザベス女王杯3着が最後のレースとなったが、
実況の「今日は素直に本馬場入場しました」には、
苦笑すると同時に、
ああ、彼女も今日が最後だと分かっているのかなと思った。

おてんば娘だが、出遅れさえなければいい馬で、
結構稼がせてもらったが、特に宝塚記念はいい思い出だ。

最後にありがとうスイープトウショウ。
君は僕に競馬の喜びと哀しみを教えてくれた。

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