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Post PC Device and iPad 2

2011-03-02 14:37:35 | レビュー
先ほどアップル社から iPad 2 のモデルチェンジが発表された。
要点をまとめると

薄くて軽い:厚さ9ミリ弱(33%減)、重さ600グラム(15%減)
メモリー容量は不変
画面はバックライトでより見やすくなった。解像度は 132 ppi
CPUはA5(1GHz、デュアルコア)で処理速度が2倍速くなったという。
画像処理能力は大幅に(9x)向上した。
入力端子は不変だが、ドックコネクターからHDMIに直接接続が可能となった(コネクターは別売りで$39)。
ジャイロがついた。

このスペックはほぼ予想通りの製品だ。

機能的にはフェースタイムが使用でき、ビデオ撮影から編集(アップストアの iMovie $4.99 を使って)、画面への転送(HDMIもしくは AirPlay)までの一連の作業が iPad 2 上で可能となった。

意外だったのがスマートカバー。
これで付属品製造メーカーは軽い打撃を受けるだろう。
ケースを買う人が減ることが予想されるから。
逆に、後面用の保護シールは需要が増えるのではないだろうか。

おそらく、64GBモデルを購入すると思うが、3G機能をつけるかどうかについてはまだ決断していない。

Unknown

2011-03-02 01:14:01 | レビュー
リアム・ニーソン主演の Unknown を観てきた。
一言で表すと、楽しめるアクションスリラーだ。

まず筋書きについては、適度なひねりが入っており、非論理的な点に多少目をつぶれば大画面で観る価値が十分ある。
内容的には Jason Borne シリーズに近いので、かつてこれらの映画を楽しめた人なら間違いなくこの映画の面白さを見いだせる。

リアム・ニーソンは最近 Taken などアクションスリラーを好んでいるようだ。
この映画では記憶があやふやな男性を演じており、確固たる信念を持って行動した Taken のブライアンとは一線を画している。
アクションものという点では同じだが、現実が把握できずに戸惑う主人公が標的として追われるこの映画の方がスリルがある。

ジーナを演じるダイアン・クルーガーは魅力たっぷりにアジのある演技を魅せてくれる。
彼女は「トロイ」や「ナショナル・トレジャー」シリーズで王妃や、チェイス博士など重要な役を演じてきている。
既に、大スターと呼ぶにふさわしい雰囲気を醸し出している。

エリザベス・ハリスを演じるジャニュアリー・ジョーンズはとても綺麗な人で、この役にふさわしい。
リアム・ニーソン演じるマーティン・ハリスがゾッコンだというのを容易に信じることが出来る。
ただ、監督に演技をさせてもらっていない。
モデルのように美貌を前面に押し出す戦法だ。
そういえば彼女はアバクロのモデルだったそうだ。

筋書きや設定には少し無理な点がある。
額に貼った絆創膏が右左移動したり、さっきまで持っていたバッグが場面切り替えで突然消滅したり、パスワードを入力している最中に既にアクセスが認められたりと、明らかな間違いが結構目についた。

スポイラーになるので詳しくは書かないけれど、ある会社の株価が下がったというニュースが流れる場面について。
株が下がったと言われる日は日曜で証券取引所はお休み。
噴飯ものだ。

細かいところに目をつぶって、純粋にアクションを楽しめば元の取れる映画。
特にカーチェイスは迫力がある。
その車の運転にも実はタネがあるのだが。

三つ星か四つ星かで迷うところだが、マット・デイモンがリアム・ニーソンに代わっただけで基本的にはジェイソン・ボーンのアクションもの(二番煎じ)だから三つにしておく。

★★★☆☆