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Verizon iPhone

2011-01-10 19:40:41 | 日記
明日1月11日には Verizon が iPhone の取り扱いを発表するという噂が出ている。
単なる噂の域に留まらない。
ウォールストリートジャーナルは堂々と記事にしたし、状況証拠は十分に出そろっている。

1.アップルストアの従業員は1月末から2月前半にかけて休暇を取らないようにとの要請があった。
     これは新製品の発売開始を意味する。
2.明日ベライゾンの記者会見が開かれるが、アップル製品関係のジャーナリストに招待状が届いている。
     さらに、Gizmodo には招待状が来ていない。(アップル社の仇敵)
     普通に考えればアップル製品に関連した製品発表。
3.台湾からのCDMA(ベライゾンの方式)に対応した iPhone の出荷が始まったという情報が出ている。

これらの情報を受けて、これまで iPhone を独占販売してきたAT&Tの株が2%下落した。

Verizon iPhone の影響は甚大だ。
AT&Tは2010年に月100万だいのペースで iPhone を売ってきた。
経済アナリストの予測では、今年のAT&Tの総利用者数は増えないとされる。
一方、最大手のベライゾンは2011年中に1300万台の iPhone を売ると予想されている。

冷静になって考えてみると、AT&Tは独占権喪失の影響を最小限で食い止めるために既に色々手を打ってきた。
企業や家族単位での契約はその一例だ。
意外と頑張れるかもしれない。

弱小電話会社スプリントや T-mobile はもろに影響を受けるだろう。
大手2社が iPhone を有しているのに、対抗できるスマートフォンを持っていない。

それにもまして、これが試金石になるとされるのはグーグルとモトローラだ。
ベライゾンにおけるブラックベリーの凋落をカバーするために登場したモトローラ(アンドロイド)のスマートフォンは着実に販売数を増やしてきた.
ここへ来て販売数が頭打ち状態だ。
そこに iPhone の登場となるとここが頑張りどころといえる。
実際、ベライゾンが販売すると予想される1300万台の iPhone の3/4はベライゾン利用者の機種変更と推定されている。
アンドロイドの真価が問われるときが来た。

AT&Tのネットワークは大都会ではサンフランシスコとニューヨークを除いて高速で、評判がよい。
ところがニューヨークでは3Gがイライラするほど遅く、それを理由にベライゾンを利用している人が多い。
iPhone に興味がありながら入手できなかった人が多くいるということだ。
Verizon 楊 iPhone 販売開始と同時にサンフランシスコとニューヨークのアップルストアが大混雑すると大胆に予想してみよう。

さて、どうなるか。
興味津々だ。