ネコの処世術

なんにでも興味を持って、噛んだり爪を立ててみたりしたがるチャミだけれど、

ゴンタだけには、手を出さない。

でも、とっても気になる存在。

手の届かない範囲で、一定の距離を保って、じ～っと見ている。

思い出すのは、ジジとセキセイインコのこと。

１０年ほど前、ジジがまだ若くて、好奇心旺盛だったころ、我が家に迷子のセキセイインコがやってきて、

しばらく家の中で面倒を見てあげていたことがあった。

鳥を見たら目がらんらんとして、ネコの本能で捕獲しようとするジジ。

なのに、家族が可愛がっている鳥だということが分かっていたのか、絶対に手を出そうと

しなかった。

背中に乗ってきても、ただひたすら、じ～～～っと動かず耐えていた。


動物でも、本能だけで生きているわけではないんだね

チャミのゴンタに対する気持ちも、そうなのかな。

触ってみたい、噛んでみたい、けど、我慢我慢　だろうか。

なんだか、人間と一緒に暮らしていく上での、ネコの処世術みたいなものがあるのかなぁ

な～んて思ってしまった