昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

天文宇宙検定

2014-12-02 13:06:49 | うんちく・小ネタ



話は10月にさかのぼりますが、筆者は天文宇宙検定2級を受けてきました。現在は今の仕事をやっていますが、短い時間ながらプラネタリウムの解説もやっていたことや最近は高校とかで天体観測のことも教えているので、どれだけこの分野を理解できているか一回確かめておいた方が良いかなと思った次第です。

2級ですが、同検定のサイトを見ると、「高校生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文学の歴史や時事問題等を学びたい方を対象」とのことです。1年前からテキストを見ながら勉強しましたが、天文分野の中にも得意・不得意分野がいろいろとあることがわかりそれだけでも収穫でした。

またスペクトルや赤方偏移などの分野は筆者が実際に観測をやったことがあるので理解は早かったのではないかと思います。本だけではなかなかイメージしにくい天文分野ですがデジタル機器の活用で実際の観測を通じて理解するという手法も結構できるのではないかと思っています。

しかし実際の試験では制限時間ほぼいっぱいで回答チェックにあまり時間がとれなかったこと、もともと縁がなかった天文学史・生命分野は苦戦しました。

さて、結果ですが(見事?)合格していました。自己採点より点数が多く、自分としては上出来かなと思った次第です。

当然この上には1級がありますが、内容が大学や専門分野の研究者レベルと一気に難易度がアップし合格率も桁違いに低いです。これはさすがに厳しいかも知れません(kon)

天文宇宙検定の公式サイト
http://www.astro-test.org/