8月14日に発見されたいるか座新星(V339Del)ですが、10月に入ると減光ペースが上がり、10等級目前の明るさになってしまいました。筆者は一眼デジカメのRAWモードで撮影し、天体画像処理ソフトでR・G・B画像に分けた後G画像のみで測光しています。グラフにしてみると、9月下旬に減光ペースが少し鈍りますが、10月に入って一気に暗くなったことが良くわかります。
ちなみに機材を使った測光観測としては光電管や冷却CCDを用いるのが主流ですが、だれでも気軽に使えるものではありません。その点普及している一眼デジカメが使えることで測光観測が身近になったと思います。
これなら、学校の天文部、公開天文台、科学館などで行いやすく、かつ天体観測を体得することもできるのでチャレンジしてみる価値はあると思いました。秋はアルゴル・ミラ・カシオペア座ガンマなど観測しやすい変光星があるのでこの機会にいかがでしょうか。(kon)
筆者が参考にしたサイト(いるか座新星はいるかな?)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~hosizora/de/