ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

カメレオン(阪本順治監督)

2009-08-30 | Weblog
キャスト;藤原竜也、水川あさみ、加藤治子、谷啓、パク・ソヒ、犬塚弘、岸部一徳、塩谷瞬、豊原巧輔、萩原聖人、平泉成

評価:☆☆☆☆☆

コメント:「亡国のイージス」のような巨大な予算はついていないが、こうした身近な街新宿などを舞台にした映画、阪本順治監督らしくていいなあ。「どついたるねん」では大阪天王寺が舞台だったが、この映画では東京。そして山村一座がお酒を飲んでいるうちに、次第に盛り上がって舞台の上で国定忠治。カメラは手でおそらくもって舞台側から撮影するとスタッフとキャストがともに拍手をしているシーンが素晴らしい。

 この映画に感じるのは「必死」で生きて燃え尽きる姿というよりも状況にあわせて変幻自在にダラダラ、それでも必死で生きていこうという姿。雨に濡れた漁村の廃屋に「café long goodbay」と書かれたマッチ箱が画面に映し出されるが、これはもちろんロバート・アルトマンが映画化したあの「ロング・グッドバイ」を意識したシークエンスだろう。もともとは松田優作主演を念頭に置かれた作品だが、藤原竜也がなかなかの演技。

ストーリー:うらぶれた廃屋のような建物の中で「山村一座」とそのマネジャーとして同居する若者3人組は、ご祝儀泥棒とチンドン屋の兼業で暮らしていた。ある日、ホテルの地下駐車場で国土交通大臣の裏金疑惑にまつわる贈賄側証人日本不動産の専務取締役が拉致されるのを目撃してしまう。そして秘密組織RCAはリスク・カバーのため、目撃者を一人づつ抹殺していく…。

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