キャスト:コンスタンチン・ハベンスキー、マリア・ポロシナ、ウラジミール・メニショフ、ガリーナ・チューニナ、ヴィクトル・ベルツ・ヴィツキー、ジャンナ・フリスケ
評価:☆
コメント:ロシア映画界が生んだ都会ファンタジー。シリーズ物なので実はこの映画の前作にあたる「ナイト・ウォッチ」(闇を監視するもの)を見ていないとトータルな物語の枠組みが見えてこないのだが、要は「光」と「闇」の二つの世界に「異界」は分かれていて、その2つの世界の協約を破るものがいるかいないかを特殊能力をもつ人間が「異種」として監視する。
その際に、光側の監視をするか闇側の監視をするかで「デイ・ウォッチ」と「ナイト・ウォッチ」に別れるという構図だが、こうした物語りの設定枠自体がなんだかロシア的だ。
映画の中でも明らかに中央アジアの影響を見て取れることができるし、ハリウッドでもフランス映画でもない独自の世界観がそのまま最初からラストまでスピーディに展開していくあたりが面白い。
物語はイラク北部から名将ティモールと「魔法のチョーク」の関係から始まるが、名称ティモールは黄色人種。当然黄色人種もロシア世界には大きな影響を与えてきたわけで、こういう歴史回顧主義的な文脈でモンゴロイドが活躍する展開もハリウッドでは期待薄だ。
2006年のモスクワを舞台にしているので全編雪だらけでこれもハリウッドでは作れない雪のシーンのオンパレード。名将ティモールの墓場はサマルカンドにある…という設定も、見たことのないアクションシーンも素晴らしい。ただ見ているうちに気分が重く沈んでくるのはハリウッドリズムというよりもやはりアジア的な暗さが全面にでてくるせいか。 中央アジア文書が保管されているナイト・ウォッチの書庫も画面からその「湿気」が漂ってくるような湿っぽさがいい。
ストーリー:闇を監視するナイト・ウォッチのアントン・ゴロデツキーは、研修生でもあり恋人でもあるスヴェトラーナと「人間のエネルギーを吸い出す事件」を探知して駅に向かう。異界の第二レベルまでは絶対に入るなと所長のゲッサーから言われていたが、それを無視して、異界の第二レベルに突入する研修生スヴェトラーナ。そこで発見したのはエネルギーを吸い取るアントンの実の息子イゴールの姿だった…。
評価:☆
コメント:ロシア映画界が生んだ都会ファンタジー。シリーズ物なので実はこの映画の前作にあたる「ナイト・ウォッチ」(闇を監視するもの)を見ていないとトータルな物語の枠組みが見えてこないのだが、要は「光」と「闇」の二つの世界に「異界」は分かれていて、その2つの世界の協約を破るものがいるかいないかを特殊能力をもつ人間が「異種」として監視する。
その際に、光側の監視をするか闇側の監視をするかで「デイ・ウォッチ」と「ナイト・ウォッチ」に別れるという構図だが、こうした物語りの設定枠自体がなんだかロシア的だ。
映画の中でも明らかに中央アジアの影響を見て取れることができるし、ハリウッドでもフランス映画でもない独自の世界観がそのまま最初からラストまでスピーディに展開していくあたりが面白い。
物語はイラク北部から名将ティモールと「魔法のチョーク」の関係から始まるが、名称ティモールは黄色人種。当然黄色人種もロシア世界には大きな影響を与えてきたわけで、こういう歴史回顧主義的な文脈でモンゴロイドが活躍する展開もハリウッドでは期待薄だ。
2006年のモスクワを舞台にしているので全編雪だらけでこれもハリウッドでは作れない雪のシーンのオンパレード。名将ティモールの墓場はサマルカンドにある…という設定も、見たことのないアクションシーンも素晴らしい。ただ見ているうちに気分が重く沈んでくるのはハリウッドリズムというよりもやはりアジア的な暗さが全面にでてくるせいか。 中央アジア文書が保管されているナイト・ウォッチの書庫も画面からその「湿気」が漂ってくるような湿っぽさがいい。
ストーリー:闇を監視するナイト・ウォッチのアントン・ゴロデツキーは、研修生でもあり恋人でもあるスヴェトラーナと「人間のエネルギーを吸い出す事件」を探知して駅に向かう。異界の第二レベルまでは絶対に入るなと所長のゲッサーから言われていたが、それを無視して、異界の第二レベルに突入する研修生スヴェトラーナ。そこで発見したのはエネルギーを吸い取るアントンの実の息子イゴールの姿だった…。
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