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週刊東洋経済「仮想革命」2007年8月4日号

2007-10-15 | Weblog
 「仮想革命」、現在、日本ではあまり定着していないが、いずれはなにがしかの影響力を拡大していくであろう「セカンドライフ」についての特集。今後日本で定着するかどうかは個人的にも「面倒な感じ」がして疑問ではあるのだが、仮想通貨リンデンデルが本物の通貨で売買されたり、あるいは実在するメーカーなどが仮想空間に出店したり広告を出したりといったことが続くとすれば、「リアル」な世界に影響が拡大していくのは確実だろう。ただこの特集の陰にかくれてもう一つ注目すべき第二特集が掲載されている。「食品偽装図鑑」。まだあのミートホープ事件や中国の「ダンボール入り肉まんやらせ報道」が話題になっていた時期の記事だ。タイや中国などの工場で、アナゴと称されて販売されている元の魚「クロアナゴ」の写真やソーセージのように長い「ロングエッグ」の写真などが掲載。代表的な激安ニセモノ食品12種類が特集されており、「リアル」な世界にとってはこちらの特集のほうが衝撃的だ。ヒラメのエンガワの原材料として「転用」されているロシアやカナダでとれるという「カラスカレイ」、「トロサーモン」の原材料となる「トラウトサーモン」などの紹介がされている。シシャモも日本ででまわっているものの9割は「カペリン」(もしくはカラフトシシャモ)という輸入魚だという。ラードをまぜたネギトロ、人工フカヒレ、「スギ」という魚を加工した「カラスミ」、脂を打ち込んで製造する「霜降り肉」、大豆タンパクを混ぜたハム、粉末の黄身と白身をペーストに戻して加工して作るロングエッグ、さらに「とろみ」を人工的に作り出す「増粘多糖類」という添加物など、食品を選んで食べていく「リアルワールド」には、やはり実際のお金を出して購入するこちらの特集のほうが意義が深い。読んでいると「何を食べればいいのか」「安心なのか」がだんだんわからなくなってくる…。

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