ごとりん・るーむ映画ぶろぐ

 現在584本の映画のあくまで個人的な感想をアップさせていただいています。ラブコメ、ホラー、歴史映画が好きです【^_^】

予言(鶴田法男監督)

2008-01-05 | Weblog
ストーリー;大学講師が田舎から実家へ戻る途中メールを送信するために公衆電話にたちよる。何気なく手にしたふるい新聞には未来に起こるある事件を「予言」するものだった…。
出演;三上博史、酒井法子、山本圭
コメント;昔読んだ「恐怖新聞」の映画化作品。いやなんというか原作のマンガはとてつもなく怖かったなあ。でもこの映画は家族愛とか献身の美学とかを貫いた結果、恐怖も半減。でも恐怖新聞がフワフワと空間をただよう様子は結構楽しく見ることができた。三上博史がやたらに「あわてふためく」演技をするのだが、確かに演技をしづらいシチュエーションではあるのだが昔寺山修二の作品でみせたあの端整な「落ち着きぶり」があまりみれなかったのは残念。「呪怨2」ではいまひとつだった酒井法子が逆にベテランぽくみえてしまったりもする。透視などをする女予言者に吉行和子が出演。脇の役者がとてつもないベテランぞろいなので途中で飽きることはないようには思う。
 「すべての文明は魂の内在的な出会い方が描く軌跡だ。あらゆる文化の成り立ちは運命であり、その死滅もまた運命である」(寺山修二)という言葉は死んだもの、運命であるものをタブーとしてすでに「予言」していたのかもしれない。

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