カメレオンの舌は、体長の2.5倍以上伸びるとされ、わずか0.02秒という素早さで餌となる虫を捕らえることができるそうです。そして、極小のカメレオンの一種が舌を伸ばす際の速度は驚くほど速かったという研究結果がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。その加速度は、停止状態から時速60マイル(約97キロ)に達するのに、わずか100分の1秒しか必要としない程だそうです。このカメレオンは親指サイズのカレハカメレオン属の一種「Rhampholeon spinosus」で、その舌を伸ばす際の最大加速度は重力加速度の約264倍。このカメレオンの舌の力は、体重比の動力でみると、1キログラム当たり1万4040ワットで、この値は、爬虫類、鳥類、ほ乳類の1キログラム当たりの筋肉量が作り出すものの中で最大で、脊椎動物のなかで、これを上回るのは一部のサンショウウオのみだそうです。
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