健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

乳児期のピーナツ摂取

2015-03-07 08:30:49 | 研究
世界中で増加しているピーナツアレルギーについて、これまでの助言に反し、ピーナツを含有した食品を生後11か月になる前の乳児に与えることでアレルギー予防効果を得られる可能性があるとする研究論文が、New England Journal of Medicineに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。ピーナツアレルギーのリスクも高いとみなされた英国の生後4~11か月の乳児640人を対象に実施。研究チームは、乳児たちを無作為に2グループに分け、一方のグループには裏ごししたピーナツが含まれた食品を与え、別のグループには5歳になるまでピーナッツを食べることを避けるよう依頼。その結果、5歳までにアレルギーを発症する確率は、ピーナツを完全に食べなかったグループでは17.3%だったのに対し、毎週3回以上ピーナツが含まれた食品を摂取したグループでは1%を下回ったというもの。前者のグループに振り分けられた319人のうち13人は、ピーナツアレルギーの症状が現れたため初期段階で参加を取りやめたので、最終結果に含まれていないそうです。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サウナに寿命延長効果 | TOP | オキシトシンの「酔い覚め」効果 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 研究