世界中で増加しているピーナツアレルギーについて、これまでの助言に反し、ピーナツを含有した食品を生後11か月になる前の乳児に与えることでアレルギー予防効果を得られる可能性があるとする研究論文が、New England Journal of Medicineに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。ピーナツアレルギーのリスクも高いとみなされた英国の生後4~11か月の乳児640人を対象に実施。研究チームは、乳児たちを無作為に2グループに分け、一方のグループには裏ごししたピーナツが含まれた食品を与え、別のグループには5歳になるまでピーナッツを食べることを避けるよう依頼。その結果、5歳までにアレルギーを発症する確率は、ピーナツを完全に食べなかったグループでは17.3%だったのに対し、毎週3回以上ピーナツが含まれた食品を摂取したグループでは1%を下回ったというもの。前者のグループに振り分けられた319人のうち13人は、ピーナツアレルギーの症状が現れたため初期段階で参加を取りやめたので、最終結果に含まれていないそうです。
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