米国航空宇宙局(NASA)は、火星のタルシス(Tharsis)高地にある「ノクティス・ラビリントス(夜の迷宮、Noctis Labyrinthus)」と呼ばれる地域で撮影された画像を公開(AFPBB NEWS)。画像は明るい縁どりを持った岩盤状の山々を撮影したものだそうで、風の作用によって形成された2種類の特徴的な堆積物が織りなす地形が捉えられているもの。まず、淡い赤みを帯びて複雑に結びついた尾根が山々を取り囲み、この尾根は火星の赤道地域でしばしば目にする、よりシンプルな形状を持つ「TARs(transverse aeolian ridges)」とよばれる隆起と似たものだそうです。また、風によって形成されたもう一つのタイプの堆積物として、暗い色をした砂丘も確認できるそうです。不思議な画像です。
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