ゲノム編集技術を使った実験で、初期ヒト胚における「OCT4」遺伝子の役割を特定したとする論文がNatureに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、「CRISPR-Cas9」と呼ばれる遺伝子改変技術を使用して、受精卵からOCT4遺伝子を切除したことでOCT4の役割が明らかになったそうです。受精した卵子は細胞分裂を繰り返し、約7日後におよそ200個の細胞でできた球状の『胚盤胞』を形成するが、OCT4を切除すると胚盤胞を正しく形成できなかったようです。今回の成果は、不妊治療の増加につながる可能性があるということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3143709
http://www.afpbb.com/articles/-/3143709