目の検査の技術向上により、アルツハイマー病の症状が現れるかなり前に医師らが患者に診断を下すことが可能になる日が来る可能性があるとの研究論文がJAMA Ophthalmologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、研究チームは大半の眼科医院ですでに利用されているのと同類の検査機器を用いて、調査参加者が30人の小規模なサンプル集団でアルツハイマー病の兆候を検出したということです。研究では、年齢が70歳代半ばでアルツハイマー病の表だった症状がみられないこの30人に、PET検査や髄液抽出などの検査を実施。その結果、アルツハイマー病に関連するタンパク質のアミロイドやタウの濃度上昇が、参加者全体の約半数で確認。これは、このグループの人々がゆくゆくは認知症を発症すると考えられることを示唆しているそうです。さらに、このグループで網膜の薄化がみられることを発見。この薄化は、専門家らが過去に実施した、アルツハイマー病で死亡した患者の病理解剖ですでに確認されていたものだそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3187130?cx_part=search
http://www.afpbb.com/articles/-/3187130?cx_part=search