じわりじわりと円高が進んでいます。あっという間に1ドル80円台に。70円台はもうすぐ。さらに、比較的安定していた対ユーロでも円高になってきています。1ユーロ115円程になっています。ユーロ安は、ギリシャがユーロ圏から脱退するのではないかという報道によるものらしいのですが、いずれにしても日本の輸出産業にとってはマイナスなのではと心配になります。その一方で、研究の分野では円高はどちらかと言えばポジティブにとらえられているのではないでしょうか。これは、一般の消費者と同じで、海外の製品などを購入することがあるからです。試薬などは海外製品が比較的多い傾向にあります。ですが、研究で使用する輸入品に関しては、為替相場を反映してすぐに変動しないようになっていますので、円高の影響はあまり感じられません。一方、海外で実施される国際会議に参加する際の参加登録費等は基本的に現地通貨で支払うのですが、円高だと実質的に支払う金額が少なくなるので得した気分になります。海外の書籍や論文を個人的に購入する際も同様です。でも、日本で生活している以上、日本経済への影響の方がやはり問題としては大きいと思います。とにかく、適切な為替相場に落ちいてほしいと思います。
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