先日、世界保健機関(World Health Organization、WHO)は、世界の子どもの5人に1人が、命を守るための定期的な予防接種を受けておらず、世界での予防接種を徹底する努力が「目標達成にはほど遠い」状況であると発表したそうです(AFPBB NEWS)。WHOによると、2013年にジフテリア、百日咳、破傷風の定期的な予防接種を受けられなかった幼児は2200万人近く。その多くは貧困国に住んでおり、うちほぼ半分がインド、パキスタン、ナイジェリアの3か国の子どもたちだったそうです。ワクチンで予防可能な疾患で死亡する人はいまだに毎年150万人に上るそうです。世界の予防接種率はここ数十年間に大幅に向上しており、1970年代半ばに一部の国でわずか5%だったのが、2013年には世界平均で84%に上昇。さらに129か国での予防接種率は90%を超えており、ワクチンによって毎年300万人の命が救われていると推定されているそうです。
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