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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

イッカクが脳損傷の恐れ

2017-12-23 08:30:09 | 研究
頭部に特徴的な牙を持つことから「海のユニコーン」の異名をとるイッカクは、人間の活動によるストレスに対して「憂慮すべき」反応を示すことを明らかにした研究結果がScienceに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。このストレスで脳損傷を引き起こす恐れもあるそうです。イッカクは恐怖に駆られると、呼吸を止めたまま高速で海の深いところへと泳ぎ去ろうとするそうですが、この時の心拍数は毎分60回から同3~4回にまで低下することが今回の研究で明らかになったそうです。イッカクの潜水による逃避行動では、必要となる酸素量が供給量の97%に及び、有酸素潜水の限界を超えて、筋肉、肺、血液などに蓄えられている酸素が枯渇し、嫌気的代謝に移行することが多いそうです。一方、通常の潜水では、継続時間と水深が同じだったとしても、消費される酸素はその蓄積量の約52%にとどまり、心拍数も毎分約20回に下がる程度だったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3155094?cx_part=top_category&cx_position=2
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