海女の血管年齢は、実年齢より10歳以上も若いという調査結果が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。研究では、千葉県南房総市白浜地区と三重県の志摩・鳥羽地区に住む、海女115人(平均年齢66歳)と、運動習慣のある一般女性33人(同64歳)、運動習慣のない一般女性50人(同66歳)について、心疾患などの発症リスクとなる動脈硬化の程度を調べる血管年齢測定を実施。その結果、海女の血管年齢は、実年齢と比べ平均で約11歳若かったというものです。運動習慣のある一般女性は同約8歳、運動習慣のない一般女性は約6歳若かったとも。海女は潜水している間、心臓が1回の拍動で送り出す血液量が増加します。また、海女には二酸化炭素を一気に吐き出すことで起きる失神を防ぐため、口笛を吹くように細く息を吐く「磯笛」という独特の呼吸法があるそうです。こうした要素が動脈のしなやかさと関係している可能性が考えられるようです。心疾患の新たな予防法開発などにつながる成果かもしれないということです。
最新の画像[もっと見る]