喫煙者は、喫煙しない人に比べて就職がより難しく、収入も少ない傾向があるとする研究論文がJAMAに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究は、米国San Francisco地区の失業中の求職者250人以上を対象とし、その約半数はタバコを1日平均13本吸う喫煙者で、残りの半数は非喫煙者。対象者を1年間追跡調査した結果、非喫煙者の56%が仕事を見つけたのに対し、喫煙者ではわずか27%だったというもの。また就職した人をみると、喫煙者の時給は、非喫煙者に比べて平均5ドル低かったとも。対象者の3分の2近くは男性で、全体の平均年齢は48歳。ただ今回の研究は、小規模な調査や地理的要因など、やや限定的なものでもあり、特に調査が行われたCalifornia州北部は、健康に対する意識が高く、喫煙が大きな汚点となる場合もあるそうです。また、分析対象となった両グループの間にも大きな相違点がいくつかあるそうで、喫煙者のグループは、非喫煙者のグループに比べて年齢が若く、教育レベルや健康状態が劣っている傾向があったそうです。
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