1日に数杯のコーヒーが、余命を延ばす一助となっている可能性があるとした研究論文がAnnals of Internal Medicineに複数掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。この雑誌論文では、コーヒーの特集号を組んで、そこにコーヒー関連の研究報告をまとめて掲載したようです。ただし、コーヒー摂取と長生きの傾向との間に関連性が確認されたが、観察研究のため、因果関係を証明するまでには至っていないというもののようです。1つの研究は、欧州10か国50万人以上を対象にした調査によるもの。欧州の人々を対象とするコーヒーの効果を分析したものとしては過去最大規模となった研究で、1日に約3杯のコーヒーを飲む人では、コーヒーを全く飲まない人よりも長生きの傾向が見られたというもの。他の研究では、米国の多様な民族的背景を持つ18万人以上を対象に調査を実施。コーヒーにはカフェイン含有の有無にかかわらず長生きとの関連が示されたというもの。コーヒーを飲む人に、心臓疾患やがん、脳卒中、糖尿病、呼吸器疾患、腎臓病が原因で死亡するリスクが低いことが明らかになったそうです。摂取量でみると、1日に1杯飲む人は、全く飲まない人と比較して死亡リスクが12%低かった。また1日に2~3杯飲む人では、同18%減だったそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3135260
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