南アフリカにある大学の研究チームが、人の尿を使った「れんが」の作成に成功したそうです(AFPBB NEWS)。この種のものとしては世界初となるこの「バイオれんが」の開発をめぐっては、粘土やコンクリートでできた一般的なれんがに代わる持続可能な代替物へとつながることが期待されているそうです。試作品のバイオれんがは、貝殻の自然形成に類似した方法で尿から「成長」させたそうです。れんがの形成には6~8日かかるとも。この研究は、バイオれんがの実行可能性の研究が昨年、合成尿素を用いて始められたそうです。その後、研究は人の尿を使用する段階へと移行。1年後、初のバイオれんがを実験室内で作ることに成功したというもの。バイオれんがを作るには、尿と砂とバクテリアを混ぜ合わせ、「微生物炭酸塩沈殿」として知られる自然作用を利用するそうです。研究はまだ初期段階で、れんがを1個作るのに最大で30リットルの尿が必要となるそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3197940?cx_part=top_category&cx_position=3
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