南米チリの国家消費者庁(SERNAC)は、肥満を招く食品のパッケージに子ども向け漫画のキャラクターを使用することは肥満撲滅を目指す法律に違反するとして、朝食用シリアルを製造するネスレ(Nestle)と同業ケロッグ(Kellogg's)の2大食品メーカーを告発したと発表したそうです(AFPBB NEWS)。これは、6月に成立した「食品表示法」に基づくものだそうで、この2社に加え、チョコレート菓子「M&M」を販売するマスターフーズ(Masterfoods)を告発したそうです。SERNACは、不健康な原料を「『多量に含む』と分類されるさまざまな製品のパッケージに子ども向けキャラクターを使用する」ことが食品表示法違反に当たるとして、この3社を糾弾。SERNACによると、3社はそれらのキャラクターのイラストを自社のブランドシンボルとして使用する商権を持っていると主張しているそうです。チリは高い肥満率を抑えることを目的とした食品表示法を6月27日に成立。当局の推計では、同国では6歳未満の子どもの3人に1人が過体重の状態にあるそうです。卵型のチョコレート「キンダー・サプライズ(Kinder Surprise)」や米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)の「ハッピーセット(Happy Meals)」のような、おもちゃ付きの食品の販売も禁止されたそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3108958
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