健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

「ヒアリ」迅速判別

2018-05-25 08:30:54 | 研究
強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」を、DNAで迅速に判別する手法が開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。これまでヒアリと特定するのに2~3日かかっていたそうですが、専門知識がなくても2時間程度で済むそうです。今月中に公的研究機関や自治体などに試薬を配布して試験的に利用してもらい、問題がないか確認するとのこと。特定外来生物に指定されているヒアリは昨年に国内で初めて確認され、発見例が12都府県で26件に。その際、専門家にサンプルを送って種類を鑑定してもらっており、ヒアリかどうかわかるまでに時間がかかっていたそうです。このため、別の種類のアリを「ヒアリの疑いがある」として、不確かなまま自治体が発表して混乱したケースもあったそうです。今回の手法は、鳥インフルエンザウイルスを検出するために使われている方法を応用。アリのDNAを抽出し、ヒアリに特徴的なDNAの配列だけを特殊な試薬で増幅させるというものだそうです。ヒアリだと試薬が白く濁る仕組。コストは1回当たり1000円以下だそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20180509-OYT1T50059.html
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 古代人もB型肝炎 | TOP | ポスト京 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 研究