7月のフランス・パリは記録的な猛暑に見舞われたそうですが、そのさなかにも市内各地の観光名所では訪れた観光客たちが涼を満喫していたそうです(AFPBB NEWS)。「地区冷却ネットワーク」と呼ばれる送水管システムこそ、エアコンに代わる地球に優しい冷房だとして推進する人々がいるそうです。パリの地下には全長約80キロに及ぶ冷却管がくねり、エネルギー企業各社が巨大な貯水槽から地下の中継センターへ、そして地上のビルへとキンキンに冷えた水をくみ上げているそうです。この冷房システムの顧客は約700団体。議会やルーブル美術館(Louvre Museum)、レストラン「ロテル・ド・ヴィル(l'Hotel de Ville)」、高級百貨店ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)など、パリ観光に欠かせない名所も含まれるそうです。水源は、地下水とセーヌ(Seine)川だ。システムの稼働に電気は必要だそうですが、エアコンに比べればずっと効率的で、汚染も少ないとサービスを提供する企業はうたっているとのことです。現在、地球上では約16億台のエアコンが稼働しているとされるそうです。その数は2050年までに爆発的に増加し、56億台に達する見通しとのこと。地球上に生きる人間の2人に1人がエアコンを持つ時代が来るそうです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3238136?cx_part=top_category&cx_position=4
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