1ミリ・リットルの尿から肺がんなど5種類のがんが出す物質を特定する技術が開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。がん細胞は、遺伝子の働きを調整する「マイクロRNA」という微小物質を分泌しています。この物質は脂質の袋(たぶんエクソソームだと思います)に包まれた状態で、血液や尿に存在するそうですが、これまで尿中には量が少ないため効率よく分析で来ていなかったそうです。今回、数十~100ナノ・メートルと微細な金属製の「ナノワイヤ」を使用。ナノワイヤとマイクロRNAが入った袋がくっつきやすい性質を利用し、99%以上引き寄せることができたそうです。そして、1ミリ・リットルの尿からは1000種類以上のマイクロRNAが見つかったそうです。将来、尿を調べるだけでがんが判定できるようになる可能性があるということです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20171220-OYT1T50031.html
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